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アシアロGM1発現細胞検出試薬、これを用いた細胞検出方法および細胞分類方法並びに老化測定方法

国内特許コード P06P005106
整理番号 IP16-076
掲載日 2007年1月29日
出願番号 特願2005-195231
公開番号 特開2007-010625
登録番号 特許第4411438号
出願日 平成17年7月4日(2005.7.4)
公開日 平成19年1月18日(2007.1.18)
登録日 平成21年11月27日(2009.11.27)
発明者
  • 江本 正志
出願人
  • 国立大学法人群馬大学
発明の名称 アシアロGM1発現細胞検出試薬、これを用いた細胞検出方法および細胞分類方法並びに老化測定方法
発明の概要

【課題】 ポリクローナル抗体を用いた、簡単にアシアロGM1を発現する細胞を検出できる、新しいアシアロGM1発現細胞検出試薬を提供する。
【解決手段】 細胞が発現しているアシアロGM1を特異的に認識し結合する抗アシアロGM1ポリクローナル抗体を有効成分として含有してなることを特徴とする。
【選択図】なし

従来技術、競合技術の概要


アシアロGM1(アシアロガングリオシド)は、ガングリオシド(シアル酸を構成糖とするスフィンゴ糖脂質の総称)よりシアル酸残基がはずれたもので、糖脂質の一種である。
このアシアロGM1は、ガン疾患をはじめ、自己免疫疾患や神経疾患等に関与している、具体的にはこれら疾患と関わっている細胞に発現していることが解明されつつある。そして、各種疾患の検査にアシアロGM1をマーカーとして利用することが考慮されている。たとえば、アシアロGM1を検出して定量測定することで、ガン診断に利用する方法が提案されていたり(特許文献1参照)、また、腸管障害の検査に利用する検査方法も提案されている(特許文献2参照)。



この特許文献1記載の測定方法は、抗アシアロGM1抗体を用いた免疫測定であり、細胞のガン化に伴って増加するアシアロGM1を検出・定量することで、ガン診断に活用している。また、特許文献2記載の検査方法においては、マウスの糞便中のアシアロGM1とフコシルアシアロGM1の含量を、抗アシアロGM1抗体と抗フコシルアシアロGM1抗体を利用した薄層クロマトグラフィ免疫染色法で測定することで、腸管障害を検査している。



ところで、疾患の進行度(病態)を診断するために、たとえば、腫瘍疾患(ガン疾患)におけるパパニコロ染色による分類のように、細胞の分化の度合いや形状変化の度合い等を基に、疾患に関与する細胞を分類することが知られている。

【特許文献1】特開平3-115863号公報

【特許文献2】特開平6-265542号公報

産業上の利用分野


本願発明は、アシアロGM1発現細胞検出試薬に関するものであり、これを用いた細胞検出方法および細胞分類方法並びに老化測定方法に関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
異なる臓器からそれぞれ個別に調製した細胞集団から、アシアロGM1をそれぞれ発現するナチュラルキラー細胞(NK細胞)、ナチュラルキラーT細胞(NKT細胞)およびT細胞を分別して検出する方法であって、少なくとも以下の工程:
<1>細胞集団に抗アシアロGM1ポリクローナル抗体を接触させる工程;
<2>前記抗アシアロGM1ポリクローナル抗体に、二次抗体として、抗アシアロGM1ポリクローナル抗体を認識し結合する標識抗体を接触させる工程;
<3>前記標識抗体を検出する検出物質を添加する工程;
<4>前記細胞を固定する工程;および
<5>抗アシアロGM1ポリクローナル抗体が結合した細胞をフローサイトメーターまたは免疫組織染色で解析し、アシアロGM1発現パターンの違いによって、各臓器のNK細胞、NKT細胞およびT細胞を分別して検出する工程;
を含むことを特徴とする細胞検出方法。

【請求項2】
標識抗体は、蛍光物質標識抗体、生体性結合成分標識抗体および酵素標識抗体の少なくともいずれかである請求項の細胞検出方法。

【請求項3】
異なる臓器からそれぞれ別個に調製した細胞集団から、アシアロGM1をそれぞれ発現するナチュラルキラー細胞(NK細胞)、ナチュラルキラーT細胞(NKT細胞)およびT細胞を分別して検出する方法であって、少なくとも以下の工程:
<1>細胞集団に、そのFc部位に標識修飾を施された標識修飾抗アシアロGM1ポリクローナル抗体を接触させる工程;
<2>前記標識修飾抗アシアロGM1ポリクローナル抗体を検出する、検出物質を添加する工程;
<3>前記細胞を固定する工程;および
<4>抗アシアロGM1ポリクローナル抗体が結合した細胞をフローサイトメーターまたは免疫組織染色で解析し、アシアロGM1発現パターンの違いによって、各臓器のNK細胞、NKT細胞およびT細胞を分別して検出する工程;
を含むことを特徴とする細胞検出方法。

【請求項4】
標識修飾は、蛍光物質、生体性結合成分および酵素の少なくともいずれかによるものである請求項の細胞検出方法。

【請求項5】
請求項からいずれかの細胞検出方法によって検出された、アシアロGM1発現細胞の発現パターンの違いに基づいて、このアシアロGM1発現細胞がいずれの臓器に由来するNK細胞、NKT細胞またはT細胞であるかを分類することを特徴とする細胞分類方法。

【請求項6】
請求項からのいずれかの細胞検出方法によって検出されたNK細胞、NKT細胞およびT細胞の少なくとも一つの細胞のアシアロGM1の発現量が、若年個体の当該細胞のアシアロGM1発現量より増加している場合に、その細胞が由来する個体が加齢個体であると判定することを特徴とする老化判定方法。
産業区分
  • 治療衛生
  • 微生物工業
  • 試験、検査
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 権利存続中
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