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新規微生物及びそれを用いた有機性汚泥の処理方法

国内特許コード P06A009600
整理番号 4083
掲載日 2007年1月29日
出願番号 特願2005-052397
公開番号 特開2006-230332
登録番号 特許第4654437号
出願日 平成17年2月28日(2005.2.28)
公開日 平成18年9月7日(2006.9.7)
登録日 平成23年1月7日(2011.1.7)
発明者
  • 尾川 博昭
  • 今泉 啓太郎
出願人
  • 国立大学法人九州工業大学
発明の名称 新規微生物及びそれを用いた有機性汚泥の処理方法
発明の概要

【課題】下水余剰汚泥等の減量化及び資源化のために、効率的で且つ取扱い易い微生物を見出すこと、そしてその微生物を用いた下水汚泥等の有機性汚泥の処理法を提供すること。
【解決手段】本課題は、タンパク質分解酵素を産生し、有機性汚泥の分解能力を有する、ブレビバシラス(Brevibacillus)属細菌に属するグラム陽性の新規微生物によって達成される。かかる微生物の中で好ましいのは、下水汚泥の重量濃度が25%である浮遊性固形分に対して、少なくとも10%減量化の溶解能を有する微生物、特に、受託番号FERM P-20399として寄託された、ブレビバシラス(Brevibacillus)sp. KH3の菌株である。そして、かかる微生物を用いて、有機性汚泥を可溶化することによって効率良く処理することができる。
【選択図】なし

従来技術、競合技術の概要


下水道の普及に伴い、国内で発生する下水汚泥の量は年々増加する傾向にある。下水や排水などは、通常、活性汚泥法によって処理されるが、その際発生する余剰汚泥の量は、年々増加し続けており、下水余剰汚泥はわが国の産業廃棄物の割合の第一位を占めている。日本下水道協会の報告によれば、平成14年度に下水処理場で発生した汚泥の量は、4.3億m以上に上り、その有効利用率は60%となっている。一方、残りの約40%は埋め立て処分されているが、埋立て処分地の確保が年々困難になっており、その残余年数は全国平均3.9年とされている。また、余剰汚泥、動物の糞尿やその他の有機性汚泥などの廃棄物は、資源循環としてリサイクル枠の拡大はもちろんであるが、効率的な発生抑制も方策として重要であると認識されている。



そして、微生物による汚泥の処理を効率的に実施するために、有益な微生物の探索が試みられており、例えば、特開2000-139449号(特許文献1)には、バシラス属細菌に属し、アルカリ性条件下で汚泥を分解する能力を有する微生物が、特開2002-125657号(特許文献2)には、有機性汚泥や生物性汚泥に含まれるタンパク質を分解するバシラス サチリスに属する微生物が、特開2003-235547号(特許文献3)には、有機性廃棄物中及び下水汚泥中の有機物を分解消滅する能力のあるシュードモナス属に属する微生物が、特開2003-245066号(特許文献4)には、排水処理等の環境浄化に役立つロドバクター属に属する微生物が、特開2004-267127号(特許文献5)には、有機性固形物の処理に有用なバシラス属に属する微生物が開示されている。しかしながら、産業的に実用化するには、必ずしも十分なものであるとは言えない。

【特許文献1】特開2000-139449号公報

【特許文献2】特開2002-125657号公報

【特許文献3】特開2003-235547号公報

【特許文献4】特開2003-245066号公報

【特許文献5】特開2004-267127号公報



また、バシラス(Bacillus)属の好熱性細菌を利用した、余剰汚泥の減量化技術も提案されている(非特許文献1)。しかし、この好熱性細菌を増殖及び汚泥に作用させるためには、65℃といった高い温度が必要であり、その条件を満たすために、運転費用や設備投資などの多額の経費が避けられないという問題がある。

【非特許文献1】長谷川進著「汚泥の減量化と発生防止技術」248~270頁、エヌ・ティー・エス社(2000年)

産業上の利用分野


本発明は、有機性汚泥の分解能力を有する新規微生物、及び、その微生物を用いた下水汚泥、各種生物性汚泥あるいは有機性汚泥の処理方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
タンパク質分解酵素を産生し、有機性汚泥の分解能力を有する、ブレビバシラス(Brevibacillus)属細菌に属する、グラム陽性のブレビバシラス(Brevibacillus)sp. KH3株(受託番号FERM P-20399)として寄託された新規微生物。

【請求項2】
請求項1に記載の新規微生物を用いて、有機性汚泥を可溶化することを特徴とする有機性汚泥の処理方法。
産業区分
  • 微生物工業
  • 衛生設備
  • 廃棄物処理
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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出願権利状態 権利存続中
詳細は、下記「問合せ先」まで直接お問い合わせください。


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