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生ゴミからのコハク酸の製造及び分離精製方法

国内特許コード P06A009602
整理番号 4117
掲載日 2007年1月29日
出願番号 特願2005-123358
公開番号 特開2006-296306
登録番号 特許第4714862号
出願日 平成17年4月21日(2005.4.21)
公開日 平成18年11月2日(2006.11.2)
登録日 平成23年4月8日(2011.4.8)
発明者
  • 白井 義人
  • 脇坂 港
  • ムーン ヒ チェオン
  • スタシニー プラニートラッタノン
出願人
  • 国立大学法人九州工業大学
発明の名称 生ゴミからのコハク酸の製造及び分離精製方法
発明の概要

【課題】生ゴミから、安価で効率的な方法でコハク酸を製造する方法、及び製造されたコハク酸の、効率的な分離精製方法を提供すること。
【解決手段】生ゴミの糖化液を基質とするコハク酸発酵によってコハク酸を生成させることからなるコハク酸の製造方法である。また、生ゴミの糖化液を基質とするコハク酸発酵によってコハク酸を生成した発酵培地に、水とアルコールの混合液を添加混合することによって、コハク酸をコハク酸塩として析出・分離させることからなるコハク酸の分離精製方法。
【選択図】なし

従来技術、競合技術の概要


現在、生ゴミは、種々の有効資源を含むにもかかわらず、主として焼却や埋め立てによって処理されている。また、場合によっては、そのまま廃棄せず、コンポスト(堆肥)としてリサイクルする方法も提案されている。しかしながら、生ゴミの埋め立て処理を行うには、埋め立て地不足の問題があり、また、焼却処理を行うには大型の設備が必要で、更には悪臭が発生するという問題がある。また、生ゴミを堆肥としてリサイクルする方法は、処理に時間がかかるばかりでなく、堆肥の需要と処理すべき生ゴミ量のアンバランスのために、有効な解決策にはなっていない。



一方、コハク酸は、食品添加物、メッキ薬、写真現像薬、医薬原料、洗剤ビルダー、樹脂原料、生分解性プラスチックであるポリブチルコハク酸の原料等として化学、食品業界において多くの需要を持っている。そして、特に、自然環境中で分解される生分解性プラスチックの原料として見た場合には、原料の生産コストの低減が切望されている。



従来、コハク酸はフマル酸やマレイン酸の水素添加、リンゴ酸のヨウ化水素による還元、酒石酸アンモニウムあるいはリンゴ酸カルシウムの発酵等によって得られる。そして、コハク酸の晶析方法としては、特許文献1に、無水マレイン酸又はマレイン酸を水溶液中で還元してコハク酸とした後、その水溶液を冷却晶析することによって結晶粒子としてコハク酸を得る方法が、また、特許文献2には、前記方法を改良したコハク酸の粒径と粒度分布を規制する方法が提案されている。しかし、これらの提案は、生ゴミとの関連性について触れるところはない。

【特許文献1】特公昭44-29246号公報

【特許文献2】特開2005-82498号公報



これまで、乳酸、酢酸、プロピオン酸等の有機酸を生ゴミの微生物発酵によって製造する方法も提案されている(例えば、特許文献3)。しかし、特許文献3では、コハク酸は得られていない。特許文献4には、ブレビバクテリウム属に属する微生物を、フマル酸又はその塩を含有する水性反応液に作用させ、反応液からコハク酸を採取する方法が提案されている。また、特許文献5にも、微生物、特にアナエロビオスピルリム・サクシニシプロデュセンスを用いるコハク酸の生成法が提案されている。しかし、特許文献4と5のいずれにも、生ゴミの処理との関連性については何ら述べられていない。

【特許文献3】特開平10-174592号公報

【特許文献4】特開平5-68576号公報

【特許文献5】特開昭62-294090号公報

産業上の利用分野


本発明は、家庭、ホテル・旅館、病院、学校、レストラン・食堂、食品工場、農畜産場等から排出される食品ゴミや生ゴミ等の有機廃棄物(以下、本発明においては総称して生ゴミという)を原料としてコハク酸を製造する方法、及び、生成したコハク酸を分離・精製する方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
生ゴミの糖化液を基質とし、アクチノバシルス(Actinobacillus)属の微生物によるコハク酸発酵によってコハク酸を生成させた発酵培地に、水とアルコールの混合液を添加混合することによって、コハク酸を発酵培地からコハク酸塩として析出・分離させることを特徴とするコハク酸の分離精製方法。
産業区分
  • 微生物工業
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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出願権利状態 権利存続中
詳細は、下記「問合せ先」まで直接お問い合わせください。


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