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筋伸張反射測定装置 コモンズ

国内特許コード P07P004677
整理番号 T44
掲載日 2007年4月6日
出願番号 特願2005-258783
公開番号 特開2007-068756
登録番号 特許第4512829号
出願日 平成17年9月7日(2005.9.7)
公開日 平成19年3月22日(2007.3.22)
登録日 平成22年5月21日(2010.5.21)
発明者
  • 落合 直之
  • 馬見塚 尚孝
出願人
  • 国立大学法人 筑波大学
発明の名称 筋伸張反射測定装置 コモンズ
発明の概要 【課題】 叩打ミス(ミスインパクト)及び/又は測定前の筋収縮を検出することで、筋伸張反射の叩打データの測定精度を向上させること。
【解決手段】 解析装置4は、叩打ハンマー1により骨を叩打した場合と腱を叩打した場合を、叩打力の時間軸波形とFFT波形から識別し、ミスインパクトを判定する。解析装置4は、ミスインパクトによる結果であれば、正しいインパクトの結果から除去する。また、解析装置4は、筋電計3により測定前の筋電位をモニタリングし、筋収縮がある場合は測定が出来ない、または、測定結果から除去されるようにする。
【選択図】 図1
従来技術、競合技術の概要


特許文献1には、付与された刺激に対する患者の物理的反射応答を検出する反射測定装置であって、刺激に対する患者の応答のあるパラメータを定量的に検出し、かつ測定する改良された反射測定装置と方法が記載されている。
特許文献2には、加速度信号入力装置による関節運動の測定から、評価値算出装置による評価値算出までの一連の処理を自動的にした関節運動機能評価装置及び評価方法が記載されている。



本発明者は、被測定者の腱を打腱器で刺激した際に誘発される筋伸長反射を測定することにより、被測定者の神経系障害部位の推定や障害程度の評価ができるようにしたことを特徴とする筋伸張反射測定装置を出願した(特願2004-222308)。
【特許文献1】
特表平7-506998号
【特許文献2】
特開2003-319920号

産業上の利用分野


本発明は、筋伸張反射測定装置に係り、特に、叩打ミスの検出機能又は筋収縮の検出機能又はこれら両方の検出機能を備えた筋伸張反射測定装置に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
叩打力センサーを有し、筋伸張反射誘発部位を叩打したときに生じる叩打力データを測定する叩打ハンマーと、
筋電位測定用のひとつ又は複数の電極と接続され、前記筋伸張反射誘発部位に対応する筋の筋電位データを測定する筋電計と、
前記叩打ハンマーからの叩打力データ及び前記筋電計からの筋電位データに基づき、ミスインパクトを検出し、表示部に表示又は出力部に出力する解析装置と
を備え、
前記解析装置は、筋電位計からの筋電位データを入力し、測定前筋電位データがある一定値を超えると筋収縮があると判断し、
前記解析装置は、筋収縮があると判断したときは、その旨を表示部に可聴又は可視表示し、
一方、前記解析装置は、測定前筋収縮がないと判断したときは、前記叩打ハンマーの叩打力センサーから出力された叩打力データを入力し、
前記解析装置は、測定された叩打力データに基づき、時間軸波形とフーリエ変換波形を形成し、
前記解析装置は、
(1)時間軸波形について、作用時間、作用時間での叩打力波形の傾き、反作用時間、及び、反作用時間の傾きのうち、予め定められたいずれかひとつ又は複数を求め、
(2)フーリエ変換波形について、数Hz程度の低周波領域での振幅スペクトル、及び、200~300Hz程度のレベルのうち、予め定められたいずれかひとつ又は複数を求め、
前記解析装置は、
(1)時間軸波形について、作用時間が予め定められた値より短いこと、作用時間での叩打力波形の傾きが予め定められた値より大きいこと、反作用時間が予め定められた値より短いこと、反作用時間での叩打力波形の傾きが予め定められた値よりマイナス方向に大きいことのうち、いずれかひとつ又は複数に該当するとき、又は、
(2)フーリエ変換波形について、数Hz程度の低周波領域で振幅スペクトルが予め定められた値よりマイナス方向に大きいこと、及び、200~300Hz程度のレベルで予め定められた値より大きい部分的な減衰を示さないことのうち、いずれかひとつ又は複数に該当するとき、
ミスインパクトと判断し、
前記解析装置は、ミスインパクトでないと判断した場合は、叩打力データを記憶部に保存又は出力部に出力し、一方、ミスインパクトと判断した場合は、叩打力データを保存せず、ミスインパクトであること及び再測定を促す表示を表示部に可聴又は可視表示する、
筋伸張反射測定装置。

【請求項2】
叩打力センサーを有し、筋伸張反射誘発部位を叩打したときに生じる叩打力データを測定する叩打ハンマーと、
前記叩打ハンマーからの叩打力データに基づき、ミスインパクトを検出し、表示部に表示又は出力部に出力する解析装置と
を備え、
前記解析装置は、前記叩打ハンマーの叩打力センサーから出力された叩打力データを入力し、
前記解析装置は、測定された叩打力データに基づき、時間軸波形とフーリエ変換波形を形成し、
前記解析装置は、
(1)時間軸波形について、作用時間、作用時間での叩打力波形の傾き、反作用時間、及び、反作用時間の傾きのうち、予め定められたいずれかひとつ又は複数を求め、
(2)フーリエ変換波形について、数Hz程度の低周波領域での振幅スペクトル、及び、200~300Hz程度のレベルのうち、予め定められたいずれかひとつ又は複数を求め、
前記解析装置は、
(1)時間軸波形について、作用時間が予め定められた値より短いこと、作用時間での叩打力波形の傾きが予め定められた値より大きいこと、反作用時間が予め定められた値より短いこと、反作用時間での叩打力波形の傾きが予め定められた値よりマイナス方向に大きいことのうち、いずれかひとつ又は複数に該当するとき、又は、
(2)フーリエ変換波形について、数Hz程度の低周波領域で振幅スペクトルが予め定められた値よりマイナス方向に大きいこと、及び、200~300Hz程度のレベルで予め定められた値より大きい部分的な減衰を示さないことのうち、いずれかひとつ又は複数に該当するとき、
ミスインパクトと判断し、
前記解析装置は、ミスインパクトでないと判断した場合は、叩打力データを記憶部に保存又は出力部に出力し、一方、ミスインパクトと判断した場合は、叩打力データを保存せず、ミスインパクトであること及び再測定を促す表示を表示部に可聴又は可視表示する、
筋伸張反射測定装置。

【請求項3】
叩打力センサーを有し、筋伸張反射誘発部位を叩打したときに生じる叩打力データを測定する叩打ハンマーと、
筋電位測定用のひとつ又は複数の電極と接続され、前記筋伸張反射誘発部位に対応する筋の筋電位データを測定する筋電計と、
前記叩打ハンマーからの叩打力データ及び前記筋電計からの筋電位データに基づき、ミスインパクトを検出し、表示部に表示又は出力部に出力する解析装置と
を備え、
前記解析装置は、筋電位計からの筋電位データを入力し、測定前筋電位データがある一定値を超えると筋収縮があると判断し、
前記解析装置は、筋収縮があると判断したときは、その旨を表示部に可聴又は可視表示し、
一方、前記解析装置は、筋収縮がないと判断したときは、前記叩打ハンマーの叩打力センサーから出力された叩打力データを入力する
筋伸張反射測定装置。

【請求項4】
前記筋電計は、大腿四頭筋伸張反射を測定する場合は、複数の前記電極により、大腿四頭筋の筋電位と大腿二頭筋の筋電位を測定することを特徴とする請求項1又は3に記載の筋伸張反射測定装置。

【請求項5】
前記筋電計は、腓腹筋反射、上腕二頭筋反射、上腕三頭筋反射、腕橈骨筋反射、三角筋反射、又は、肩甲上腕反射にそれぞれ適用する場合に応じて、ひとつ又は複数の前記電極により、それぞれの反射に対応する筋の筋電位を測定することを特徴とする請求項1又は3に記載の筋伸張反射測定装置。

【請求項6】
前記叩打ハンマー腓腹筋反射、上腕二頭筋反射、上腕三頭筋反射、腕橈骨筋反射、三角筋反射、又は、肩甲上腕反射にそれぞれ適用する場合に応じて、それぞれの反射に対応する筋伸張反射誘発部位による叩打力データを測定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の筋伸張反射測定装置。

【請求項7】
時間軸波形及びフーリエ変換波形について、それぞれの有効又は無効の基準となる前記予め定められた値を記憶部に記憶し、
前記解析装置は、前記記憶部を参照することにより、叩打力データに関する時間軸波形及びフーリエ変換波形から求めた値と比較し、ミスインパクトか否かを判断することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の筋伸張反射測定装置。

【請求項8】
(1)時間軸波形について、作用時間、作用時間での叩打力波形の傾き、反作用時間、での叩打力波形の傾きのうち、予め定められたいずれかひとつ又は複数の項目、及び、
(2)フーリエ変換波形について、数Hz程度の低周波領域での振幅スペクトル、及び、200~300Hz程度のレベルのうち、予め定められたいずれかひとつ又は複数の項目
を記憶部に記憶し、
前記解析装置は、前記記憶部を参照することにより、記憶された項目について、叩打力データに関する時間軸波形及びフーリエ変換波形から求めた値と比較し、ミスインパクトか否かを判断することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の筋伸張反射測定装置。

【請求項9】
前記解析装置は、測定前の筋収縮がないと判断したときは、さらに、表示部に叩打ハンマーによる叩打測定の指示を表示することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の筋伸張反射測定装置。

【請求項10】
前記解析装置は、測定前に筋収縮があると判断したときは、さらに、筋を弛緩するように指示する表示を表示部により表示することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の筋伸張反射測定装置。

【請求項11】
前記筋電計は、さらに、
前記電極と皮膚間の抵抗を測定する手段と、
該抵抗が予め定められた値より強い場合は、前記解析装置にその旨を示すデータを出力する手段と
を備え、
前記解析装置は、該出力を受信すると、前記電極の張りなおし又は皮膚抵抗を減少させる処置を指示する表示を表示部に表示することを特徴とする請求項1又は3に記載の筋伸張反射測定装置。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2005258783thum.jpg
出願権利状態 登録
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