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カードランからなる液晶ゲルの製造方法 新技術説明会

国内特許コード P07P005118
整理番号 IP17-002
掲載日 2007年4月13日
出願番号 特願2005-272375
公開番号 特開2007-084615
登録番号 特許第4238370号
出願日 平成17年9月20日(2005.9.20)
公開日 平成19年4月5日(2007.4.5)
登録日 平成21年1月9日(2009.1.9)
発明者
  • 土橋 敏明
  • 山本 隆夫
  • 野辺 正紘
出願人
  • 学校法人群馬大学
発明の名称 カードランからなる液晶ゲルの製造方法 新技術説明会
発明の概要

【課題】 カードラン分子自体がゲル化機能と液晶形成機能を併せ持つとともに、人体に害を及ぼさず生分解性を有し、光学的に複屈折率の勾配を有するカードランからなる液晶ゲルを複屈折率、透明性及びゲル強度の制御をして製造する。
【解決手段】 カードランからなる液晶ゲルは、糸状、円柱状又は球状に形成され、糸状及び円柱状の場合、長手方向に垂直な断面で観察したときに、また球状の場合直径方向で観察したときに、それぞれ中心から放射状に配向しかつ同心円状の多層構造を有する。円柱状液晶ゲルは、アルカリ性水溶液にカードランを溶解してなる原液を透析膜チューブに充填密封した後、カルシウム塩を含む水溶液中に浸漬して原液を透析することにより生成され、生成された円柱状液晶ゲルをDMSOに浸漬することにより、光学的性質並びに力学的性質が向上される。
【選択図】図1

従来技術、競合技術の概要


カードランは生体に対する毒性がないため、食品、医薬品等の種々の用途に供せられている。多くの場合、カードランはハイドロゲルとして用いられる。ハイドロゲルの調製方法としては、カードラン粉末を水に分散して加熱することによりゲル化させる方法や、アルカリ性水溶液にカードランが溶解した溶解液から中和などによって溶解性物質を前記溶解液から減少させてゲル化した後、所定の形状に成形する方法が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
一方、カードランをアルカリ性水溶液に溶解して調製した紡糸原液を、アルカリ土類金属塩、又はアルカリ金属塩を主成分とする非酸性水溶液からなる凝固浴に吐出して糸条を形成させることを特徴とするカードラン繊維の製造方法が開示されている(例えば、特許文献2参照。)。

【特許文献1】特公昭48-44865号公報(特許請求の範囲)

【特許文献2】特開平7-310238号公報(請求項1)

産業上の利用分野


本発明は、カードランからなる糸状、円柱状、球状の液晶ゲルを製造する方法に関する。更に詳しくは、生成した液晶ゲルの複屈折率、ゲル強度を制御し得るカードランからなる液晶ゲルの製造方法に関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
アルカリ性水溶液にカードラン又は再生カードランであるパラミロンを溶解して原液を調製する工程と、
前記原液を透析膜のチューブに充填して密封する工程と、
前記チューブに充填密封した原液をカルシウム塩、マグネシウム塩、ストロンチウム塩、バリウム塩、銅塩、鉄塩、マンガン塩、カドミウム塩、コバルト塩、或いはアルミニウム塩を含む水溶液中に浸漬して前記原液を透析することにより、カードラン分子のコンフォメーション変化とカルシウム、マグネシウム、ストロンチウム、バリウム、銅、鉄、マンガン、カドミウム、コバルト、或いはアルミニウムによって誘発された架橋を生じさせてチューブ長手方向に垂直な断面で観察したときに中心から放射状に配向しかつ同心円状の多層構造を有する円柱状液晶ゲルを前記チューブ内に生成する工程と、
前記チューブ内に生成された円柱状液晶ゲルを前記チューブとともに或いは前記チューブから取出してジメチルスルホキシド又はジメチルスルホキシドを含む溶液に浸漬する工程と
を含むことを特徴とするカードランからなる液晶ゲルの製造方法。

【請求項2】
アルカリ性水溶液にカードラン又は再生カードランであるパラミロンを溶解して原液を調製する工程と、
前記原液をカルシウム塩、マグネシウム塩、ストロンチウム塩、バリウム塩、銅塩、鉄塩、マンガン塩、カドミウム塩、コバルト塩、或いはアルミニウム塩を含む水溶液中に滴下して前記水溶液中において液滴全周囲に透析膜を形成するとともに前記原液を透析することにより、カードラン分子のコンフォメーション変化とカルシウム、マグネシウム、ストロンチウム、バリウム、銅、鉄、マンガン、カドミウム、コバルト、或いはアルミニウムによって誘発された架橋を生じさせて直径断面で観察したときに中心から放射状に配向しかつ同心円状の多層構造を有する球状液晶ゲルを前記透析膜内に生成する工程と、
前記得られた球状液晶ゲルをジメチルスルホキシド又はジメチルスルホキシドを含む溶液に浸漬する工程と
を含むことを特徴とするカードランからなる液晶ゲルの製造方法。
産業区分
  • 高分子化合物
  • 薬品
  • 光学装置
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2005272375thum.jpg
出願権利状態 権利存続中
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