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セントロメアへ局在するタンパク質

国内特許コード P07A009782
整理番号 A0300136
掲載日 2007年4月13日
出願番号 特願2005-101959
公開番号 特開2006-280225
登録番号 特許第4631051号
出願日 平成17年3月31日(2005.3.31)
公開日 平成18年10月19日(2006.10.19)
登録日 平成22年11月26日(2010.11.26)
発明者
  • 岡田 聖裕
  • 深川 竜郎
出願人
  • 大学共同利用機関法人情報・システム研究機構
発明の名称 セントロメアへ局在するタンパク質
発明の概要

【課題】染色体分配を制御するタンパク質の提供。
【解決手段】セントロメア(動原体)に局在する、開示された5つのアミノ酸配列からなるタンパク質、又はその1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列からなり、かつセントロメア構成タンパク質であるCENP-H及びCENP-Iに結合性して染色体分配を制御するタンパク質。
【効果】本タンパク質は制ガン薬剤のターゲットとして有用である。
【選択図】なし

従来技術、競合技術の概要


生物が生命を維持するためには、全ゲノム情報を包括する構造体である染色体は安定に保持・増殖されなければならない。正常な細胞では、ほぼ決まった時間周期で染色体の複製と分配が正確に行われる。染色体の複製・分配といった基本的な生体反応に狂いが生じると染色体の異数化、がん化など細胞に対する悪影響が生じる。したがって、染色体分配機構の解明は、がん化の制御につながると考えられる。



細胞分裂時に両極から伸びた紡錘体が染色体の特殊構造を捕まえて、娘細胞へ分配することで染色体分配はおこる。その際、紡錘体が捕らえる染色体の特殊構造はセントロメア(動原体)と呼ばれている。従って、セントロメアは染色体分配に重要な働きを担っている。また、がん細胞のように過剰な分裂を行う細胞では、セントロメアを構成するあるタンパク質が過剰に発現していることが報告されている(非特許文献1)。CENP-H及びCENP-Iは染色体分配に関わるセントロメア構成タンパク質であり、CENP-HとCENP-Iが結合していることは報告されている(非特許文献2)。ただし、CENP-HやCENP-Iは、染色体分配において未同定のタンパク質と作用して巨大複合体として機能すると予想されている(非特許文献3)。他のセントロメアタンパク質と同様に未同定のセントロメアタンパク質は、がん細胞で過剰に発現していることが予想される。したがって、未同定のセントロメアタンパク質は、制がん薬剤のターゲットになる可能性を秘めている。

【非特許文献1】Tomonaga et al., Cancer Res., 63, 3511-3516, 2003

【非特許文献2】Nishihashi et al., Dev. Cell, 2, 463-476, 2002

【非特許文献3】Fukagawa Exp. Cell Res., 296, 21-27, 2004

産業上の利用分野


本発明は、セントロメア構成タンパク質であるCENP-H及びCENP-Iに結合し、染色体分配を制御する新規なタンパク質及びそれをコードする遺伝子に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
配列番号5のアミノ酸配列からなるタンパク質、又は配列番号5のアミノ酸配列において1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列からなり、かつCENP-H及びCENP-Iに結合性を有するタンパク質。

【請求項2】
請求項1記載のタンパク質をコードする遺伝子。

【請求項3】
配列番号10の塩基配列からなるDNAである請求項2記載の遺伝子。
産業区分
  • 微生物工業
  • 有機化合物
国際特許分類(IPC)
画像

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出願権利状態 権利存続中


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