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ポリアセタールからホルムアルデヒドを回収する方法 コモンズ

国内特許コード P07A009915
整理番号 ShIP‐5012N-UE01
掲載日 2007年5月25日
出願番号 特願2005-260554
公開番号 特開2007-070298
登録番号 特許第4934803号
出願日 平成17年9月8日(2005.9.8)
公開日 平成19年3月22日(2007.3.22)
登録日 平成24年3月2日(2012.3.2)
発明者
  • 上野 晃史
  • 伊藤 友章
出願人
  • 国立大学法人静岡大学
発明の名称 ポリアセタールからホルムアルデヒドを回収する方法 コモンズ
発明の概要

【課題】ポリアセタールから低温領域で効率的にホルムアルデヒドを回収することができるポリアセタールからホルムアルデヒドを回収する方法および装置を提供する。
【解決手段】 ポリアセタールをプロトン(H+)を発生可能な固体触媒を用いて乾式で熱分解してポリアセタールからホルムアルデヒドを回収する。プロトン(H+)を発生可能な固体触媒は、金属酸化物を酸処理した固体触媒、又はプロトン(H+)交換型ゼオライトであることが好ましい。
【選択図】 なし

従来技術、競合技術の概要


ポリアセタールはギアやカム、ファスナー、ローラーなどとして、自動車や各種家電製品の部品に使用されている。これらの部品は自動車や家電製品が廃棄されるときに回収されることはなく、ほとんどが、いわゆるシュレッダーダストとして埋立て処分や焼却処分に供されている。



一部ではこれらの部品を回収し、硫酸などの酸性溶媒で分解してホルムアルデヒドを回収する湿式法が試みられている。(特許文献1、2参照)
湿式法では溶媒の循環利用が要求され、循環過程には不純物除去のためのフィルターが設置されている。しかし、ギアをはじめとするポリアセタール製品には機械強度向上のためにフィラーが添加されており、これがフィルターの目詰まりを生じさせる原因となっている。また、使用済み硫酸溶媒の廃棄処理についても未解決の難問となっている。



この問題を解決するために乾式法が検討され、ポリアセタール破砕物の単純熱分解によるホルムアルデヒドの回収が試みられている。(非特許文献1参照)
しかし、この方法は、ホルムアルデヒドを70%以上の高収率で回収するためには350℃以上の温度が必要であり、250℃以下の低温領域ではホルムアルデヒドはほとんど回収することができない。




【特許文献1】特開平04-273869号公報

【特許文献2】PCT/US93/02536

【非特許文献1】米国特許第3883309号

産業上の利用分野


本発明は、ポリアセタールからホルムアルデヒドを回収する方法に関し、詳しくは自動車や各種家電製品の部品等に使用されているポリアセタールからの低エネルギーで効率よくホルムアルデヒドを回収するための方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
ポリアセタールをプロトン(H)を発生可能な固体触媒を用いて乾式で熱分解してポリアセタールからホルムアルデヒドを回収することを特徴とするポリアセタールからホルムアルデヒドを回収する方法。

【請求項2】
プロトン(H)を発生可能な固体触媒が、金属酸化物を酸処理した固体触媒、又はプロトン(H)交換型ゼオライトであることを特徴とする請求項1に記載のポリアセタールからホルムアルデヒドを回収する方法。

【請求項3】
金属酸化物を酸処理した固体触媒が、金属酸化物を硫酸水溶液に浸漬し、乾燥後200℃~500℃の温度範囲で焼成して得られる固体触媒であることを特徴とする請求項2に記載のポリアセタールからホルムアルデヒドを回収する方法。

【請求項4】
プロトン(H)を発生可能な固体触媒が、硫酸イオンを含む金属酸化物であり、該金属酸化物中に含まれる硫酸イオン濃度が1~12質量%である、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のポリアセタールからホルムアルデヒドを回収する方法。

【請求項5】
金属酸化物が、アルミナ、酸化チタン、シリカ、酸化鉄及び酸化ジルコニウムの群から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれか1項に記載のポリアセタールからホルムアルデヒドを回収する方法。

【請求項6】
ポリアセタールの破砕物とペレット状又は粉末状の固体触媒を、固体触媒/ポリアセタールの質量比が1/100~1/6の範囲となるように混合して不活性ガス雰囲気中で180℃350℃の温度範囲で熱分解することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のポリアセタールからホルムアルデヒドを回収する方法。

【請求項7】
不活性ガス雰囲気が、窒素ガス雰囲気又はヘリウムガス雰囲気であることを特徴とする請求項6に記載のポリアセタールからホルムアルデヒドを回収する方法。
産業区分
  • 有機化合物
  • その他無機化学
  • 高分子化合物
  • 自動車
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 権利存続中
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