TOP > 国内特許検索 > 内分泌攪乱性物質のスクリーニング方法

内分泌攪乱性物質のスクリーニング方法 コモンズ 新技術説明会

国内特許コード P07A009917
整理番号 ShIP‐5003
掲載日 2007年5月25日
出願番号 特願2005-267894
公開番号 特開2007-078546
登録番号 特許第4528973号
出願日 平成17年9月15日(2005.9.15)
公開日 平成19年3月29日(2007.3.29)
登録日 平成22年6月18日(2010.6.18)
発明者
  • 徳元 俊伸
出願人
  • 国立大学法人静岡大学
発明の名称 内分泌攪乱性物質のスクリーニング方法 コモンズ 新技術説明会
発明の概要

【課題】 簡便に行うことができ、特に短時間で、被検化学物質について排卵誘導性物質か抗排卵誘導性物質か否かをスクリーニングする。
【解決手段】被検化学物質を含む飼育水中に、魚、例えばゼブラフィッシュのような小型の淡水魚のうち、未成熟卵を多量に孕む雌の成体を入れて、所定時間、例えば4時間から22時間、特に好ましくは4時間から5時間経過後に、卵の受精膜の上昇化率を計測し、内分泌攪乱性物質をスクリーニングすることができ、標準内分泌攪乱性物質の存在下で被検化学物質と魚を接触させた場合には、排卵誘導性物質又は抗排卵誘導性物質をスクリーニングすることができる。
【選択図】 図1

従来技術、競合技術の概要


生殖腺刺激ホルモンやステロイドホルモンの内、プロゲステロン類などの排卵誘導性物質については排卵誘発剤として不妊治療などに、抗排卵誘導性物質については排卵抑制剤として避妊のための薬剤として用いられており、より安全で薬効の高い化学物質の開発が進められている。一方、これらの物質と類似の作用を示す外因性の内分泌攪乱物質は極めて微量で生殖機能に大きな影響を与える為、いわゆる環境ホルモンとして、非常に深刻な問題となっている。このため、環境ホルモンとしての化学物質の影響を事前にスクリーニングする方法が種々開発されている。
このようなスクリーニング方法としては、例えば、卵胞のインビトロ培養方法(特許文献1)、DNAアレイにより物質の内分泌かく乱性を評価する方法(特許文献2)、受容体遺伝子導入培養細胞を用いた被検化学物質のアンドロゲン作用の検定法(特許文献3)、細胞に物質を作用させた場合のmRNAの発現量の変化をPCR法と表面プラズモン法を組み合わせた高感度な方法により検定する方法(特許文献4)、メダカ科に属する小型魚類における抗原抗体反応により環境汚染物質を検出する方法(特許文献5)、物質のアンドロゲン作用と抗アンドロゲン作用を検査するための方法(特許文献6)、発生中の魚類胚に化学物質を作用させて胚の奇形や死滅を観察するスクリーニング方法(特許文献7)及び、小型魚の死亡や遊泳障害を調べて汚染物質の有害性を試験する方法(特許文献8)などを挙げることができる。



一般に環境ホルモンとしては、オスのメス化を誘導するエストロゲン様物質が主としてスクリーニングの対象となっている。これに対して、本来は卵成熟には効果のない筈の非ステロイド系合成エストロゲンであるジエチルスチルベストロール(以下「DES」)が、in vitroの系で、プロゲステロン類の成す卵成熟誘起と類似の作用をなすということが見出された(非特許文献1)。

【特許文献1】特願2002-549835

【特許文献2】特開2002-355079号公報

【特許文献3】特開2004-16236号公報

【特許文献4】特開2001-120274号公報

【特許文献5】特開2001-281239号公報

【特許文献6】特開2004-016236号公報

【特許文献7】特開2003-052354号公報

【特許文献8】特開2003-083954号公報

【非特許文献1】Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 2004,101(10), p3686-3690.

産業上の利用分野


本発明は、内分泌攪乱性物質のスクリーニング方法に関する。更に詳しくは、物質の排卵誘導作用と抗排卵誘導作用を検査するための方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
未成熟卵を有する魚を被検化学物質に接触させること、所定期間後の前記卵の卵膜上昇化率を指標として、内分泌攪乱性物質のスクリーニングを行うことを含む内分泌攪乱性物質のスクリーニング方法。

【請求項2】
前記魚と被検化学物質との接触を、標準卵成熟誘導性物質の存在下で行うことを特徴とする請求項1記載の内分泌攪乱性物質のスクリーニング方法。

【請求項3】
前記魚と被検化学物質との接触を、標準排卵誘導性物質の存在下で行うことを特徴とする請求項1記載の内分泌攪乱性物質のスクリーニング方法。

【請求項4】
前記魚が、コイ科、メダカ科、アユ科及びサケ科からなる群より選択されたものであることを特徴とする請求項1乃至3記載の内分泌攪乱性物質のスクリーニング方法。

【請求項5】
前記所定期間が、4時間~22時間であることを特徴とする請求項1乃至3記載の内分泌攪乱性物質のスクリーニング方法。
産業区分
  • 試験、検査
  • 薬品
  • 微生物工業
  • 治療衛生
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

※ 画像をクリックすると拡大します。

JP2005267894thum.jpg
出願権利状態 権利存続中
ライセンスをご希望の方、特許の内容に興味を持たれた方は、下記までご連絡ください。


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close