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サンプル用ラベルの使用方法、及び被検者匿名化方法

国内特許コード P07A009946
整理番号 NIRS-129
掲載日 2007年6月1日
出願番号 特願2002-118871
公開番号 特開2003-315347
登録番号 特許第3994129号
出願日 平成14年4月22日(2002.4.22)
公開日 平成15年11月6日(2003.11.6)
登録日 平成19年8月10日(2007.8.10)
発明者
  • 西谷 亜希子
  • 野田 秀平
  • 岩川 眞由美
  • 今井 高志
出願人
  • 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構
発明の名称 サンプル用ラベルの使用方法、及び被検者匿名化方法
発明の概要 【課題】 遺伝子解析研究などのためのサンプルを広く集めることのできる被検者匿名化方法の提供などを課題とする。
【解決手段】 被検者匿名化方法は、提供されるサンプルの数を充足する数病院毎通し番号を発行し、この病院毎通し番号に対応した被検者IDを発行し、この被検者IDに対応したサンプル番号を発行し、サンプル番号と病院毎通し番号をサンプルに添付するラベルLにする。これを、協力医療機関20に送付し、その返信として、病院毎通し番号により識別された被検者の個人情報を受け付け、受け付けた個人情報を、病院毎通し番号を参照しつつ被検者IDに対応付けて個人情報ファイルに記憶する。送付したラベルに併記された2つのIDのうち、病院毎通し番号が表示された部分は、サンプル採取後に廃棄するように指示されており、ラベルに表示されたサンプル番号をサンプルの識別子として用いる。
従来技術、競合技術の概要


近年、遺伝子に関する研究が盛んに行なわれるようになった。しかし、遺伝子に関する研究のデータは、個人のプライバシに深くかかわるものである。このため、例えば、被検者から提供された血液などのサンプルや医学的情報などの中から個人を特定できる情報(氏名、生年月日、住所など)を取り除いて匿名化する必要がある。ここで匿名化とは、例えばある種の物や情報から、個人の氏名、生年月日、住所、電話番号などの人を特定する個人識別情報を取り除くことである。また、例えば提供された血液などや医学的情報などの中から個人を特定できる情報(氏名、生年月日、住所など)を取り除くことである。この際、取り除いた情報に代えて、それだけでは個人を特定することのできない符号や番号を付すことが行なわれる。

産業上の利用分野


本発明は、サンプル用ラベルの使用方法、及び被検者匿名化方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
第1のID表示部と第2のID表示部を有し、少なくとも前記第1のID表示部には、コンピュータに識別可能な表記が第1のIDとして表示され、少なくとも前記第2のID表示部には、人間に識別可能な表記が第2のIDとして表示され、前記第1のID表示部と前記第2のID表示部は対にして使用されるサンプル用ラベルの使用方法であって、
前記サンプル用ラベルは、発行元からサンプルの採取先に送付され、
前記第1のIDは、サンプルの採取先で採取されてサンプルの解析先で解析されるサンプルのサンプル番号として使用し、さらに、前記第1のIDは、第1のファイルにサンプルの解析結果と対応付けて記憶し、
前記サンプル用ラベルに表示された第2のIDと対応関係にある第3のIDを発行し、この第3のIDと前記第1のIDを第2のファイルに対応付けて記憶し、さらに、前記第3のIDと被検者の個人情報を第3のファイルに対応付けて記憶し、
前記各ファイルの管理が別々の管理者により行なわれる場合において、
前記サンプルの解析の結果、当該解析結果に係るサンプルを提供した被検者に連絡する必要があるときは、
前記第1のファイルの管理者が、連絡する必要のあるサンプルの解析結果に対応する第1のIDを前記第2のファイルの管理者に通知し、
このように第1のIDを通知された第2のファイルの管理者が、通知された第1のIDに対応する第3のIDを第2のファイルの中から抽出して、前記第3のファイルの管理者にこの抽出した第3のIDを通知し、
このように第3のIDを通知された第3のファイルの管理者が、通知された第3のIDに対応する被検者の個人情報を第3のファイルの中から抽出し、
このように抽出した被検者の個人情報に基づいて被検者を特定し、前記サンプルの解析結果についての連絡を行なうようにしたこと、
を特徴とするサンプル用ラベルの使用方法。

【請求項2】
IDの発行元にて、
被検者から採取されるサンプルに固有のサンプル番号としての第1のIDと、サンプルの採取先の施設を特定する情報を含むが被検者を特定可能な情報を含まず、かつ被検者毎のIDとなる第2のIDと、被検者に固有の被検者IDとしての第3のIDとを発行するID発行処理を行い、
前記第2のIDと前記第3のIDとを対応付けて記憶手段に記憶するIDの対応関係記憶処理を行い、
サンプルの採取先にて、
前記発行された第1のIDを用いて、当該第1のIDに対応付けて前記被検者からサンプルを採取する処理を行い、
前記発行された第2のIDを用いて、当該第2のIDに対応付けて前記被検者の個人情報を採取する処理を行い、
前記採取したサンプルを、前記第1のIDで識別された状態でサンプルの解析部門宛に送付する処理を行い、
前記採取した個人情報を、前記第2のIDで識別された状態で個人情報の管理部門宛に送付する処理を行い、
サンプルの解析部門にて、
前記第1のIDをサンプル番号として前記送付されたサンプルの解析を行い、解析結果を前記第1のIDに対応付けて、第1のファイルとして解析結果記憶用の記憶手段に記憶する解析結果の記憶処理を行い、
個人情報の管理部門にて、
前記第3のIDに対応付けて個人情報を記憶する個人情報の記憶処理を行う
被検者匿名化方法であって、
個人情報管理用のコンピュータは、前記個人情報の記憶処理として、
前記サンプルの採取先から、当該採取先にてサンプルとともに採取された個人情報が前記第2のIDで識別されて送付された際に、
入力手段を介して前記個人情報及び前記第2のIDが入力されると、前記記憶手段に記憶された前記第2のIDと前記第3のIDとの対応関係を参照して、前記入力された個人情報を前記第3のIDに対応付けて、第3のファイルとして個人情報記憶用の記憶手段に記憶する処理を行うこと、
を特徴とする被検者匿名化方法。

【請求項3】
前記IDの発行元では、コンピュータが、
前記IDの対応関係記憶処理として、発行された前記第2のIDと前記第3のIDとを対応付けて記憶手段に記憶する処理を行い、
前記ID発行処理として、発行された前記第2のIDと対応関係を有する前記第1のIDを発行する処理とを行うこと、
を特徴とする請求項2に記載の被検者匿名化方法。

【請求項4】
前記IDの発行元では、コンピュータが、
入力手段を介して入力された前記第2のIDに対応する前記第3のIDの発行処理を行うこと、
を特徴とする請求項3に記載の被検者匿名化方法。

【請求項5】
採取したサンプルを入れるサンプル容器を封筒に入れて前記サンプルの採取先に送付すると共に、サンプルを提供する被検者の個人情報が記載される登録用紙を前記サンプルの採取先に送付する場合において、
コンピュータが、
前記第2のIDを人間に識別可能なように表示した、前記封筒及び前記登録用紙に貼付するためのラベルを作成する処理を行うこと、
を特徴とする請求項2に記載の被検者匿名化方法。

【請求項6】
前記第1のファイルを記憶した解析結果記憶用の記憶手段、及び、前記第3のファイルを記憶した個人情報記憶用の記憶手段に加えて、前記第1のIDと前記第3のIDとを対応付けた第2のファイルを記憶した記憶手段が準備されており、
前記各ファイルの管理が別々の管理者により行なわれる場合において、
前記サンプルの解析の結果、当該解析結果に係るサンプルを提供した被検者に連絡する必要があるときは、
前記第1のファイルの管理者が、連絡する必要のあるサンプルの解析結果に対応する第1のIDを前記第2のファイルの管理者に通知し、
このように第1のIDを通知された第2のファイルの管理者が、通知された第1のIDに対応する第3のIDを第2のファイルの中から抽出して、前記第3のファイルの管理者にこの抽出した第3のIDを通知し、
このように第3のIDを通知された第3のファイルの管理者が、通知された第3のIDに対応する被検者の個人情報を第3のファイルの中から抽出し、
このように抽出した被検者の個人情報に基づいて被検者を特定し、前記サンプルの解析結果についての連絡を行なうようにしたこと、
を特徴とする請求項2ないし請求項5のいずれか1項に記載の被検者匿名化方法。

【請求項7】
IDの発行元にて、
被検者から採取されるサンプルに固有のサンプル番号としての第1のIDと、サンプルの採取先の施設を特定する情報を含むが被検者を特定可能な情報を含まず、かつ被検者毎のIDとなる第2のIDと、被検者に固有の被検者IDとしての第3のIDとを発行し、
そのうち、第1のIDと第2のIDをサンプルの採取先宛に通知又は送付し、
サンプルの採取先にて、
通知又は送付された2つのIDのうち、前記第1のIDをサンプルの識別子として用い、
サンプルを提供する被検者の匿名化を図る、被検者匿名化方法であって、
サンプルの採取前にコンピュータが、
サンプルを提供する被検者の数を充足する数、第2のIDを発行するステップ、
前記第2のIDに対応した第3のIDを発行するステップ、
前記第3のIDに対応した第1のIDを発行するステップ、
前記第1のIDと前記第2のIDを、通信ネットワークを介して前記サンプルの採取先のコンピータに通知又は送付するステップ、
前記第2のIDと前記第3のIDの対応関係を、記憶手段に記憶するステップを行い、
サンプル採取後にコンピュータが
前記サンプルの採取先からの返信として得られた、前記第2のIDにより識別された被検者の個人情報が入力されると、前記記憶手段に記憶された第2のIDと前記第3のIDの対応関係を参照しつつ、第2のIDに対応する前記第3のIDに対応付けて前記個人情報を、第3のファイルに記憶するステップを行うこと、
を特徴とする被検者匿名化方法。

【請求項8】
前記第1のIDを発行する処理において、コンピュータは、
疾患種別と当該疾患種別の略称との対応関係を示したテーブルを記憶手段に記憶しており、
入力手段を介して疾患種別が入力されると、前記記憶されたテーブルを参照して疾患種別の略称を決定し、当該決定した疾患種別の略称を含む第1のIDを作成すること、
を特徴とする請求項2又は請求項7に記載の被検者匿名化方法。

【請求項9】
前記発行した第1のIDが表示されたラベルを作成する処理において、コンピュータは、
前記第1のIDをバーコードに変換する処理と、前記入力された疾患種別を人間に認知可能なように文字を含む記号に変換する処理と、前記バーコード及び前記記号を並べたレイアウトを作成する処理とを行うこと、
を特徴とする請求項8に記載の被検者匿名化方法。

【請求項10】
IDの発行元にて、
被検者から採取されるサンプルに固有のサンプル番号としての第1のIDと、サンプルの採取先の施設を特定する情報を含むが被検者を特定可能な情報を含まず、かつ被検者毎のIDとなる第2のIDと、被検者に固有の被検者IDとしての第3のIDとを発行し、
前記発行した3つのIDのうちの前記第1のIDと前記第2のIDが表示されたラベルが貼付され、前記サンプルの採取先にてサンプルが採取されるサンプル容器を準備し、
前記発行した3つのIDのうちの前記第2のIDが表示され、前記サンプルの採取先にてサンプルを提供する被検者の個人情報が記載される登録用紙を準備し、
前記ラベルを貼付したサンプル容器と前記登録用紙とを、前記サンプルの採取先宛に送付し、
サンプルの採取先にて、
前記送付されたサンプル容器に、前記被検者からサンプルを採取し、サンプル容器に貼付されたラベルから前記第2のIDを消去又は取り除き、サンプルの解析部門宛に送付し、
前記送付された登録用紙に、前記サンプルを提供する被検者の個人情報を記載して、個人情報の管理部門宛に送付し、
サンプルの解析部門にて、
前記サンプルの採取先から送付されたサンプル容器に表示された第1のIDをサンプル番号としてサンプル容器に採取されたサンプルの解析を行い、前記第1のIDに対応付けて、第1のファイルとして解析結果記憶用の記憶手段に記憶する解析結果の記憶処理を行い、
個人情報の管理部門にて、
前記サンプルの採取先から送付された登録用紙に記載された個人情報の登録を行う被検者匿名化方法であって、
個人情報管理用のコンピュータは、
入力手段を介して入力された前記第2のIDに対応する前記第3のIDの発行処理と、
前記第2のIDと前記第3のIDの対応関係を記憶手段に記憶する処理とを行い、
サンプル番号発行用のコンピュータは、
前記個人情報管理用のコンピュータが発行した前記第2のIDと対応関係を有する前記第1のIDを発行する処理と、
前記個人情報管理用のコンピュータが発行した前記第2のID及び前記発行した第1のIDを用いて、印刷手段を介して前記第1のIDと前記第2のIDが表示されたラベルを作成する処理とを行い、
前記個人情報管理用のコンピュータは、
前記登録用紙が送付された際に、入力手段を介して前記登録用紙に記載された個人情報及び前記第2のIDが入力されると、前記記憶手段に記憶された前記第2のIDと前記第3のIDとの対応関係を参照して、前記入力された個人情報を前記第3のIDに対応付けて、第3のファイルとして個人情報記憶用の記憶手段に記憶する処理を行うこと、
を特徴とする被検者匿名化方法。
国際特許分類(IPC)
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