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バルブおよびバルブの組立方法

国内特許コード P07A009971
整理番号 NIRS-204
掲載日 2007年6月1日
出願番号 特願2004-142234
公開番号 特開2005-325861
登録番号 特許第4411422号
出願日 平成16年5月12日(2004.5.12)
公開日 平成17年11月24日(2005.11.24)
登録日 平成21年11月27日(2009.11.27)
発明者
  • 鈴木 和年
  • 吉田 勇一郎
出願人
  • 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構
発明の名称 バルブおよびバルブの組立方法
発明の概要 【課題】 剛性を高められ、耐久性、寿命等を向上できるようにしたバルブおよびバルブの組立方法を提供する。
【解決手段】 取付部材10の取付孔10Dには、圧入部材11を介して線状配管2を取付ける。また、取付部材10の凸部10Bの端面には取付孔10Dの通気孔10D2を開口させる。そして、この取付部材10の凸部10Bの端面には、流通溝30Bが形成される管材30の突出端面30Aを回動可能に面当接させ、通気路を切換可能に構成する。また、管材30の内周壁、外周壁には、それぞれ内側バックアップリング31、外側バックアップリング32を嵌着し、管材30の強度を高める。
【選択図】 図2
従来技術、競合技術の概要


従来、医学、薬学、生化学等の分野において、PET(Positron Emission Computed Tomography)装置は、生体機能の定量的な生理学的画像を得るための手段として有用である。特に、PET装置は、癌の診断、アルツハイマー病、躁鬱病、精神分裂病等の診断や研究において大きな威力を発揮している。この装置は、11C(半減期20分)、13N(半減期10分)、15O(半減期2分)、18F(半減期110分)等の超短半減期核種で標識した薬剤を静脈注射し、その生体内動態をPETカメラを用いて非侵襲的に体外計測するものである。



しかし、これらの放射性薬剤を調製するには多くの困難を克服する必要がある。つまり、例えば、これらの薬剤は非常に強い放射能を放出するため、鉛で囲まれたホットセルの中で自動的に合成する必要がある。さもなければ、作業者が大量に放射線被ばくをしてしまう虞れがある。また、これらの薬剤は最終的に人体に投与されるため、薬剤の安全性を確保することも非常に重要である。しかも、これらの薬剤は超短半減期であるため、放射性核種の製造から多段階の化学反応による標識化合物の製造、分離精製、調剤処理等、多数の処理を短時間(半減期時間以内)に行う必要があり、より良い合成装置を求めて各メーカや研究機関が競合している状況にある。



この自動合成装置は、種々の反応容器の他、加熱冷却用の機器、流路を制御するための多方バルブ(1流路あるいは多流路の、開閉あるいは流れ方向切換を行うバルブ)、試料や溶媒等を注入するための注入用機器、各種センサ類、シリンダや部品を接続するための継手等から構成されているが、大量の放射能(1Ci程度)や強酸、有機溶媒などを扱うものであることから、それぞれのパーツに耐蝕性や気密性が要求されており、加えて、狭小なホットセル内に設置されるという性質上、各パーツの小型化およびメンテナンス性が要求されている。



ここで、前記多方バルブとして、例えば以下に述べるようなものが知られている(例えば特許文献1)。即ち、この多方バルブは、バルブケーシング内において、2個の第1の連通孔を有する固定弁座に対して2個の第2の連通孔を有し、摺動当接板を備えた可動弁板を摺動可能に当接させ、この可動弁板の摺動動作に連動して第1の連通孔と第2の連通孔との間を連通、遮断することによって流路を切換えるようにしている。
【特許文献1】
特開平11-336920号公報(段落0015~0027、図1、図3)

産業上の利用分野


本発明は、広くは薬剤等を調製するときに用いるバルブに関し、特に放射薬剤の自動合成装置で使用されるのに適するバルブおよびバルブの組立方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
端面に流通溝が形成された管状部材と、
前記管状部材の端面相対回動可能に当接し、少なくとも2個以上の通気孔が形成された端面を有する凸部を備えた相手方部材と、を備え、
記管状部材の端面は、前記相手方部材の端面に対して相対的に所定位置まで回動したときにのみ一の通気孔から流入した流体が前記流通溝を経由して他の通気孔から流出可能となるように形成され且つ
前記管状部材は、内側バックアップリングを内部に装着した外側バックアップリングと前記内側バックアップリングとの間にその端面突出するように配置されておりさらに、
前記外側バックアップリングの端から突出している前記管状部材の一部に一端側が外嵌され、他端側が前記凸部に外挿される第2の外側バックアップリングと、を備え、
前記相手方部材と前記内側バックアップリングのうち少なくとも内側バックアップリングを貫通して挿入され、アクチュエータに接続されるシャフト軸により弾性部材を介して押圧固定されることを特徴とするバルブ。

【請求項2】
前記管状部材はポリテトラフルオロエチレンからなり、前記相手方部材は前記ポリテトラフルオロエチレンよりも硬質な材料を用いて形成したことを特徴とする請求項1に記載のバルブ。

【請求項3】
端面に流通溝が形成された管状部材と、
前記管状部材の端面と相対回動可能に当接し、少なくとも2個以上の通気孔が形成された端面を有する凸部を備えた相手方部材と、を備え、
前記管状部材の端面は、前記相手方部材の端面に対して相対的に所定位置まで回動したときにのみ一の通気孔から流入した流体が前記流通溝を経由して他の通気孔から流出可能となるように形成され、且つ
前記管状部材は、内側バックアップリングを内部に装着した外側バックアップリングと前記内側バックアップリングとの間に、その端面が突出するように配置されており、さらに、
前記外側バックアップリングの端から突出している前記管状部材の一部に一端側が外嵌され、他端側が前記凸部に外挿される第2の外側バックアップリングと、を備え、
前記相手方部材と前記内側バックアップリングのうち少なくとも内側バックアップリングを貫通して挿入され、アクチュエータに接続されるシャフト軸により弾性部材を介して押圧固定されたバルブを組み立てるためのバルブの組立方法であって、
前記管状部材の端面が前記外側バックアップリングの有する段部に突き当たるまで、前記管状部材を前記外側バックアップリングの内周壁に圧入し、前記内側バックアップリングの端面が前記外側バックアップリングの有する段部に突き当たるまで、前記内側バックアップリングを前記管状部材の内周壁に圧入して組み付けて前記管状部材の端面を突出させた後、前記第2の外側バックアップリングの一端側を、前記外側バックアップリングの端から突出している前記管状部材の一部に嵌合し、その他端側を前記凸部の外周に挿入して前記突出している端面を前記凸部の端面に当接させ、前記シャフト軸を、前記相手方部材と前記内側バックアップリングのうち少なくとも内側バックアップリングを貫通して挿入した後、前記弾性部材を介して前記シャフト軸を押圧固定する
ことを特徴とするバルブの組立方法。

【請求項4】
前記管状部材は、前記内側バックアップリングを前記管状部材の内周壁に圧入して組み付けて前記管状部材の端面を突出させた後、当該端面を研磨材平面に当接してすりあわせて研磨されていることを特徴とする請求項3に記載のバルブの組立方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2004142234thum.jpg
出願権利状態 登録
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