TOP > 国内特許検索 > 放射線方向性検出器及び放射線モニタリング方法、装置

放射線方向性検出器及び放射線モニタリング方法、装置

国内特許コード P07A009979
整理番号 NIRS-225
掲載日 2007年6月1日
出願番号 特願2005-014578
公開番号 特開2006-201086
登録番号 特許第4159052号
出願日 平成17年1月21日(2005.1.21)
公開日 平成18年8月3日(2006.8.3)
登録日 平成20年7月25日(2008.7.25)
発明者
  • 白川 芳幸
  • 山野 俊也
出願人
  • 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構
  • 株式会社日立製作所
発明の名称 放射線方向性検出器及び放射線モニタリング方法、装置
発明の概要 【課題】検出器の軽量化、放射線の検出効率の向上、半周又は全周方向の計測による検出情報の精緻化、設定の簡易化による操作性の向上を図る。
【解決手段】放射線の入射方向を検出するための放射線方向性検出器であって、周方向から入射する放射線に対して互いに影を形成するよう、周方向に少なくとも一部を重ねて配設された、同じ材質からなり、あるシンチレータの発光が他のシンチレータに入射しないようにされた複数のシンチレータ(41、42、43)(101、102、103)と、各シンチレータと光学的に接合された受光面を有する受光素子(51、52、53)(111、112、113)とを備え、各シンチレータにおける、直接入射する放射線と他のシンチレータの影になって間接的に入射する放射線の割合の組合せが、周方向における入射方向により異なるようにする。
【選択図】図2
従来技術、競合技術の概要


サーベイメータやモニタリングポストとして用いる従来のガンマ線検出器は、単位時間当たりの計数である計数率、あるいは、単位時間当たりの線量である線量率を求めるものであった。



そこで、放射線の飛来する方向という重要な情報を計測するためには、ガンマ線検出器に大きく重い鉛製のコリメータを装着し、該鉛コリメータを通過した一方向からのガンマ線のみに感度を得る方法が採られていた。しかしながら、この方法では、鉛製のコリメータが重量物となり、検出器が大きくなって、可搬性が損なわれるという問題があった。又、検出器の一部からしかガンマ線が入射しないため、その場の(全方向から入射する)放射線の計数率、線量率が求まらないという問題もあった。



このような問題を解決する目的で、例えば特許文献1に記載されているように、図1に示す如く、前方に5mm等の平板状の薄いプラスチックシンチレータ32、その後方にCsI(Tl)シンチレータ34を接合し、ガンマ線が入射した時に生じる電気パルスの大きさや、立上り、立下り等の形状特性の関係から、指向性を生じさせる放射線検出器30も開発されている。図3において、36は光電変換素子、38は遮光ケースである。



【特許文献1】
特開平5-66275号公報
【非特許文献1】
放医研NEWS 9月号、No.94、2004年

産業上の利用分野


本発明は、原子力産業、放射線医療、放射線工業計測、非破壊検査等のように、放射性物質や放射線を使用する分野で、周方向から入射するガンマ線やベータ線等の放射線の入射方向を検出するための放射線方向性検出器、及び、放射線モニタリング方法、装置に係り、特に、原子力発電所等の原子力設備の周囲で環境への放射線の漏れを検知するモニタリングポストに用いるのに好適な、広い指向性を有する放射線方向性検出器、及び、該検出器を用いた放射線モニタリング方法、装置に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
放射線の入射方向を検出するための放射線方向性検出器であって、
周方向から入射する放射線に対して互いに影を形成するよう、周方向に少なくとも一部を重ねて配設された、同じ材質からなり、あるシンチレータの発光が他のシンチレータに入射しないようにされた複数のシンチレータと、
各シンチレータと光学的に接合された受光面を有する受光素子とを備え、
各シンチレータにおける、直接入射する放射線と他のシンチレータの影になって間接的に入射する放射線の割合の組合せが、周方向における入射方向により異なるようにされている放射線方向性検出器において、
前記各シンチレータに、それぞれ増幅率が互いに異なる増幅器が接続され、
該増幅器に単一のA/D変換器が接続され、
該A/D変換器に、単一の波高分析器が接続されていることを特徴とする放射線方向検出器

【請求項2】
放射線の入射方向を検出するための放射線方向性検出器であって、
周方向から入射する放射線に対して互いに影を形成するよう、周方向に少なくとも一部を重ねて配設された、同じ材質からなり、あるシンチレータの発光が他のシンチレータに入射しないようにされた複数のシンチレータと、
各シンチレータと光学的に接合された受光面を有する受光素子とを備え、
各シンチレータにおける、直接入射する放射線と他のシンチレータの影になって間接的に入射する放射線の割合の組合せが、周方向における入射方向により異なるようにされている放射線方向性検出器において、
前記各シンチレータに、それぞれ増幅器が接続され、
各増幅器に、変換率が互いに異なるA/D変換器が接続され、
該A/D変換器に、単一の波高分析器が接続されていることを特徴とする放射線方向検出器。

【請求項3】
前記シンチレータが2つとされ、0度から180度の半周に亘る入射方向を検出するようにしたことを特徴とする請求項1又は2に記載の放射線方向性検出器。

【請求項4】
前記シンチレータが3つ以上とされ、0度から360度の全周に亘る入射方向を検出するようにしたことを特徴とする請求項1又は2に記載の放射線方向性検出器。

【請求項5】
前記シンチレータが、単一のシンチレータを周方向に複数に分割して形成されたものであることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の放射線方向性検出器。

【請求項6】
請求項1乃至のいずれかに記載の放射線方向性検出器を用いることを特徴とする放射線モニタリング方法。

【請求項7】
請求項1乃至のいずれかに記載の放射線方向性検出器を備えたことを特徴とする放射線モニタリング装置。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

※ 画像をクリックすると拡大します。

JP2005014578thum.jpg
出願権利状態 登録
放医研が保有する特許に、ご関心のある企業等はお問合せ下さい。


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close