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線量計装着ウェア、これを用いた体表面被曝線量分布測定装置 UPDATE

国内特許コード P07A009981
整理番号 NIRS-229
掲載日 2007年6月1日
出願番号 特願2005-046292
公開番号 特開2006-230510
登録番号 特許第4798476号
出願日 平成17年2月22日(2005.2.22)
公開日 平成18年9月7日(2006.9.7)
登録日 平成23年8月12日(2011.8.12)
発明者
  • 盛武 敬
  • 藤▲崎▼ 三郎
  • 小口 靖弘
  • 水島 浩
  • 松野 陽
  • 内田 敬
出願人
  • 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構
  • 株式会社千代田テクノル
  • 株式会社ゴールドウインテクニカルセンター
発明の名称 線量計装着ウェア、これを用いた体表面被曝線量分布測定装置 UPDATE
発明の概要 【課題】被検体への体表面への多数の線量計の着脱を、医療行為に支障を来たすことなく、容易に且つ簡単に行なえるようにすると共に、線量計の設置位置も容易に再現できるようにする。
【解決手段】少なくとも被検体100の測定箇所をカバーする、被検体に着脱可能なウェア本体120と、該ウェア本体の被検体装着時に測定箇所に来る位置に配設された線量計収容ポケット130とを備えた線量計装着ウェアの線量計収容ポケットに線量計を収容して、被検体に装着する。
【選択図】図1
従来技術、競合技術の概要


大腿や前腕の動脈から血管内に挿入したカテーテルを、X線透視画像を見ながら、脳や心臓の動脈瘤や狭窄等が発生している部位まで進め、コイルやステント等を留置したり、癌の部位まで進めて塞栓物質や抗ガン剤の投与をすることにより、人体を切開手術することなく血管内から治療するIVR(interventional radiology)が、他の治療法と比べて比較的低侵襲で高い治療効果が得られることから、手術治療に代わる治療法として近年大きな成果を上げている。



しかしその一方で、X線透視時間が長くなることや撮影回数が増えることにより、患者の皮膚線量が増加し、重篤な皮膚障害を来した症例が報告されている。



IVRを、安全で、より有効性の高いものにするためには、可能な限り確定的影響の発現を防止し、確率的影響の発現リスクを容認できる水準に下げる必要がある。そのためには、患者の皮膚線量の測定とそのデータの長期にわたる蓄積、更には医療現場への被曝歴の適切なフィードバックが必須となる。



このような目的で、非特許文献1や2に記載されている如く、(1)医療用ベッドと患者の間に線量測定用フィルムを敷いたり、(2)例えば特許文献1に記載されているような小型の線量計を患者の体表面の各所に貼り付ける方法が試みられている。



【非特許文献1】
「反射型線量測定用フィルムを用いたIVR手技時の患者皮膚線量」日本放射線技術学会雑誌第59巻第1号(2003年1月)121-129頁
【非特許文献2】
「IVRにおける患者被曝線量の測定と防護に関する研究班報告」日本放射線技術学会雑誌第59巻第3号(2003年3月)369-381頁
【特許文献1】
特開2003-73137号公報

産業上の利用分野


本発明は、X線透過像を利用した医療分野において、医療被曝の実態を把握し、更に医療記録として残すために、体表面の被曝線量を簡便に測定することが可能な、線量計装着ウェア、これを用いた体表面被曝線量分布測定装置に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
少なくとも被検体の複数測定箇所をカバーする、被検体に着脱可能なウェア本体と、
該ウェア本体の被検体装着時に前記測定箇所に来る位置に配設された複数の線量計収容ポケットとを備え
前記線量計収容ポケットに、前記測定箇所に対応する位置IDが付されていることを特徴とする線量計装着ウェア。

【請求項2】
前記ウェア本体が、伸縮性を有する素材でなることを特徴とする請求項1に記載の線量計装着ウェア。

【請求項3】
前記線量計収容ポケットの少なくとも開口部側の幅が、口すぼまり状に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の線量計装着ウェア。

【請求項4】
前記線量計収容ポケットの少なくとも開口部側の幅が、線量計アセンブリの幅よりも若干狭く形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の線量計装着ウェア。

【請求項5】
前記線量計収容ポケットを、隣接する線量計との間隔が、100ミリ以下となるように設けることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の線量計装着ウェア。

【請求項6】
前記線量計収容ポケットが、伸縮性を有する素材でなることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の線量計装着ウェア。

【請求項7】
各線量計収容ポケットを、被検体表面に沿うように3次元的に配置したことを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の線量計装着ウェア。

【請求項8】
前記ウェア本体が、被検体の頭部をカバーする帽子型とされていることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の線量計装着ウェア。

【請求項9】
前記線量計収容ポケットの一部が、被検体の眼を覆うように位置されていることを特徴とする請求項に記載の線量計装着ウェア。

【請求項10】
少なくとも被検体の複数測定箇所をカバーする、被検体に着脱可能なウェア本体と、
該ウェア本体の被検体装着時に前記測定箇所に来る位置に配設された複数の線量計収容ポケットとを備え、
前記ウェア本体が、被検体の頭部をカバーする帽子型とされ、
帽子型のウェア本体が、
被検体の頭部をカバーする半球部と、
該半球部に両端が保持された、中央で分割可能な眼当てベルト部と、
被検体の襟足をカバーするための、前記半球部から後ろに垂れ下がるエプロン部と、
該エプロン部に両端が保持された、被検体の頸部に巻付き可能な首当てベルト部と、
を含むことを特徴とする線量計装着ウェア。

【請求項11】
前記眼当てベルト部の半球部との接合部近傍に伸長回復性の芯材を装着したことを特徴とする請求項10に記載の線量計装着ウェア。

【請求項12】
前記ウェア本体が、少なくとも被検体の胸部をカバーするTシャツ型又はベスト型とされていることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の線量計装着ウェア。

【請求項13】
前記線量計収容ポケットの一部が、被検体の甲状腺の近傍に位置するようにされていることを特徴とする請求項又は12に記載の線量計装着ウェア。

【請求項14】
少なくとも被検体の複数測定箇所をカバーする、被検体に着脱可能なウェア本体と、
該ウェア本体の被検体装着時に前記測定箇所に来る位置に配設された複数の線量計収容ポケットとを備え、
前記ウェア本体が、少なくとも被検体の胸部をカバーするTシャツ型又はベスト型とされ、
Tシャツ型又はベスト型のウェア本体が、
被検体の胸部をカバーするための、前胸部で分割して被検体の体幹に巻付き可能な胴部と、
該胴部に上端が保持された、腕の内側で分割して被検体の上腕部に巻付き可能な腕部と、
前記胴部に両端が保持された、被検体の頸部に巻付き可能な首当てベルト部と、
を含むことを特徴とする線量計装着ウェア。

【請求項15】
請求項1乃至14のいずれかに記載の線量計装着ウェアと、
該線量計装着ウェアの線量計収容ポケットに収容される線量計と、
を備えたことを特徴とする体表面被曝線量分布測定装置。

【請求項16】
前記線量計に、測定箇所を識別するための素子IDが付されていることを特徴とする請求項15に記載の体表面被曝線量分布測定装置。

【請求項17】
前記線量計が、封入袋状部材に収納されたアセンブリ状態で線量計収納ポケットに収納されることを特徴とする請求項1又は1に記載の体表面被曝線量分布測定装置

【請求項18】
請求項1乃至1のいずれかに記載の体表面被曝線量分布測定装置を用いて測定した被曝線量分布を被検体IDの基に記録する記録手段と、
同一位置IDの基に記録された各被曝線量分布を積算する積算手段と、
積算した総被曝線量分布を表示する表示手段と、
を備えたことを特徴とする体表面被曝線量分布測定装置。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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出願権利状態 登録
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