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目的物質の脳毛細血管内皮細胞への取り込みを亢進させるための組成物

国内特許コード P07A009983
整理番号 NIRS-234
掲載日 2007年6月1日
出願番号 特願2005-061681
公開番号 特開2006-241107
登録番号 特許第4904573号
出願日 平成17年3月4日(2005.3.4)
公開日 平成18年9月14日(2006.9.14)
登録日 平成24年1月20日(2012.1.20)
発明者
  • 井上 香織
  • 須原 哲也
  • 秋田 英万
  • 原島 秀吉
出願人
  • 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構
発明の名称 目的物質の脳毛細血管内皮細胞への取り込みを亢進させるための組成物
発明の概要 【課題】 目的物質の脳毛細血管内皮細胞への取り込みを亢進させるための組成物を提供する。
【解決手段】 目的物質の脳毛細血管内皮細胞への取り込みを亢進させるための組成物であって、マレイミド基が導入された親水性ポリマーを表面に有し、前記目的物質が内部に封入されたリポソームを含有する前記組成物を提供する。
【選択図】 なし
従来技術、競合技術の概要


近年、薬物、核酸等の目的物質を標的部位に確実に送達するためのベクターの開発が盛んに行われている。例えば、遺伝子治療においては、目的の遺伝子を標的細胞へ導入するためのベクターとして、レトロウイルス、アデノウイルス、アデノ関連ウイルス等のウイルスベクターが開発されている。しかしながら、ウイルスベクターは、大量生産の困難性、抗原性、毒性等の問題があるため、このような問題点が少ないリポソームベクターが注目を集めている。リポソームベクターは、その表面に抗体、タンパク質、糖鎖等の機能性分子を導入することにより、標的部位に対する指向性を向上させることができるという利点も有している。



例えば、リポソーム膜表面が親水性ポリマー(例えば、ポリエチレングリコール等のポリアルキレングリコール)で修飾されたリポソームが開発されている(特許文献1~4)。このリポソームによれば、リポソームの血中滞留性を向上させることにより、腫瘍細胞に対するリポソームの指向性を向上させることができる。



また、リポソーム膜表面がマレイミド基で修飾されたリポソームが開発されている(特許文献3~6)。このリポソームによれば、マレイミド基とチオール基との反応を利用して、種々の物質(例えば、抗体、トラスフェリン、ポリアルキレングリコール等)をリポソーム膜の表面に導入することができる。



さらに、血中から脳内へ移行可能な非ウイルスベクターとして、リポソーム膜表面に導入されたポリエチレングリコールをラットトランスフェリンレセプター抗体OX-26で修飾したリポソーム(非特許文献1)、リポソーム膜表面に導入されたポリエチレングリコールをヒトインシュリンレセプター抗体で修飾したリポソーム(非特許文献2)が開発されている。
【特許文献1】
特開平1-249717号公報
【特許文献2】
特開平2-149512号公報
【特許文献3】
特開平4-346918号公報
【特許文献4】
特開2004-10481号公報
【特許文献5】
特開平11-106391号公報
【特許文献6】
特開2005-29683号公報
【非特許文献1】
Huwyler, J.等, 「Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America」, 1996年, 第93巻, p.14264-14169
【非特許文献2】
Zhang, Y.等, 「Human Gene Therapy」, 2003年, 第14巻, p.1-12

産業上の利用分野


本発明は、目的物質の脳毛細血管内皮細胞への取り込みを亢進させるための組成物に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
目的物質の脳毛細血管内皮細胞への取り込みを亢進させるための組成物であって、マレイミド基が導入されたポリエチレングリコールを表面に有し、前記目的物質が内部に封入されたリポソームを含有する前記組成物。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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出願権利状態 登録
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