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セラミックスラドン放出線源とその製造方法

国内特許コード P07A010029
整理番号 NIRS-103
掲載日 2007年6月1日
出願番号 特願平11-144520
公開番号 特開2000-327457
登録番号 特許第3716285号
出願日 平成11年5月25日(1999.5.25)
公開日 平成12年11月28日(2000.11.28)
登録日 平成17年9月9日(2005.9.9)
発明者
  • 小泉 彰
  • 山田 裕司
  • 下 道國
  • 長谷川 良雄
  • 戸祭 智
  • 蓼沼 克嘉
出願人
  • 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構
発明の名称 セラミックスラドン放出線源とその製造方法
発明の概要 【課題】 高濃度のラドンガスを長期にわたって安定して放出することができ、しかも取り扱いが容易で、耐水性の高いセラミックスラドン放出線源を得る。
【解決手段】 セラミックスラドン放出線源は、多孔質セラミックスからなるセラミックス担体に水に不要なラジウム塩が定着されている。このようなセラミックスラドン放出線源は、多孔質セラミックスからなるセラミックス担体を得る第一の工程と、このセラミックス担体に放射性ラジウム溶液を含浸する第二の工程と、セラミックス担体中に放射性ラジウム塩を析出させる第三の工程と、この放射性ラジウム塩を高温で熱処理することにより、水に不溶なラジウム塩を焼結させセラミックス担体に定着させる第四の工程とを経ることにより製造する。
従来技術、競合技術の概要


ラドンは希ガス元素の1種であるが、質量数222のウラン系核種、質量数219のアクチニウム系核種、質量数220のトリウム系核種が天然に存在する。質量数222のラドンは、質量226のラジウムの崩壊により生じる。
これまで、生物学的、医学的或いは放射線被曝防護等の観点から、生活環境中のラドン濃度測定の研究、あるいはこのラドンの放射線被曝による生体への影響について検討がなされているが、そのために必要なソースとしてラドン放出線源がある。



従来、ラドンの生体への被曝影響の実験等におけるラドンソースとしては、ラジウム水溶液、天然から採取されるラドン放出土壌、市販されている固体ラドンソース等が使用されてきた。しかし、何れもラドンの放出率が低く、取り扱いが困難で、しかも安定してラドンが放出されないという欠点がある。

産業上の利用分野


本発明は、放射線被曝の研究等の目的で、放射性ラドンを放出するラドン放出線源に関し、多孔質セラミックスからなるセラミックス担体に水に不溶なラジウム塩を定着させることにより、高い放出率で放射性ラドンガスを長期間にわたって安定して取り出すことを可能としたセラミックスラドン放出線源に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
放射性ラドンガスを放出するラドン放出線源であって、多孔質セラミックスからなるセラミックス担体に水に不溶な放射性ラジウムが定着されており、このセラミックス担体がSiCの多孔質焼結体またはTiO をコーティングしたSiCの多孔質焼結体であることを特徴とするセラミックスラドン放出線源。

【請求項2】
放射性ラジウムが水に不溶の塩の状態でセラミックス担体に定着されていることを特徴とする請求項に記載のセラミックスラドン放出線源。

【請求項3】
放射性ラドンガスを放出するラドン放出線源を製造する方法であって、多孔質セラミックスからなるセラミックス担体を得る第一の工程と、このセラミックス担体に放射性ラジウム溶液を含浸する第二の工程と、セラミックス担体中に水に不溶の放射性ラジウムの塩を析出させる第三の工程と、この不溶性のラジウム塩を焼結させ、セラミックス担体に定着させる第四の工程とを有し、このセラミックス担体がSiCの多孔質焼結体またはTiO をコーティングしたSiCの多孔質焼結体であることを特徴とするセラミックスラドン放出線源の製造方法。

【請求項4】
放射性ラジウムが水に不溶な塩の状態でセラミックス担体に定着されることを特徴とする請求項に記載のセラミックスラドン放出線源の製造方法。

【請求項5】
ラジウム塩の焼結温度が200℃~1000℃であることを特徴とする請求項3または4に記載のセラミックスラドン放出線源の製造方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP1999144520thum.jpg
出願権利状態 登録
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