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医療用角度検出器

国内特許コード P07P005014
整理番号 117-340
掲載日 2007年7月27日
出願番号 特願2005-380618
公開番号 特開2007-181490
登録番号 特許第4811645号
出願日 平成17年12月29日(2005.12.29)
公開日 平成19年7月19日(2007.7.19)
登録日 平成23年9月2日(2011.9.2)
発明者
  • 市川 哲雄
  • 本蔵 義信
出願人
  • 国立大学法人徳島大学
  • アイチ・マイクロ・インテリジェント株式会社
発明の名称 医療用角度検出器
発明の概要

【課題】簡単且つ正確に傾斜を測定可能な医療用角度検出器等を提供する。
【解決手段】医療用角度検出器100は、地磁気の変化を検出して傾斜角度を検出可能な磁気インピーダンス素子10と、磁気インピーダンス素子10を含む本体部20と、本体部20を、所定の姿勢で医療器具に装着するための装着手段30とを備える。これにより、各種の医療用途において傾斜角を正確に検出可能となる。
【選択図】図9

従来技術、競合技術の概要


医療分野では、種々の目的で角度を測定することがある。例えば歯科分野では、支台歯を適切な形に形成するためには、歯の切削角度を正確に把握する必要がある。支台歯とは、抜歯した歯を補うブリッジを形成する時の土台となる、抜歯した歯の両側の歯である。例えば図1(a)に示すクラウンCや図1(b)に示すブリッジBを歯に入れる場合、図2に示すように支台歯Sの軸面を理想的には6°のテーパー状に形成する必要がある。現実にはこのような正確な角度の測定が困難であるため、目視により10~20°程度に形成されている。しかしながら、多くの歯をブリッジBで連結する場合には、すべての歯について相互に平行を維持しなければならず、目視のみでは確認が困難となり、場合によっては逆テーパー状となって挿入ができなくなることも起こりうる。



また、クラウン、ブリッジにおける支台歯軸面の平行測定や形成方向の確認以外にも、歯科治療には角度を必要とする用途が多くある。例えばインプラント治療時には、図3に示すように、骨にドリリングしインプラントを埋入するためにインプラント窩を形成する。その際にも、形成する方向は重要であり、正確な角度を必要とする。図3において、(a)はインプラント窩を示す概略断面図、(b)はインプラント窩を形成する状態を示す斜視図である。一方、義歯治療時に、図4(a)に示すように患者の側面から見て耳から鼻にかけての直線(図4(a)において一点鎖線で示す)を基準として咬合平面(実線)が平行となるように、かつ図4(b)に示すように患者の正面から見て両目を通る直線(図4(b)において一点鎖線で示す)と咬合平面(実線)とが平行となるように調整する必要がある。さらに図5に示すように、顎の運動(傾き)を計測することも必要である。



さらに、歯科のみならず整形外科、リハビリテーション等の分野でも、肘関節や膝関節などの曲がる角度や体軸からの傾きを計測することがある。例えば図6に示すように、両肩を通る直線を基準として、体の歪みを判定する。このような場合、客観的で正確な測定を行うことが面倒であるため、従来は目測に頼ることが多く、その結果担当医師毎の個人差が生じたり、不正確になることが起こり得た。

【特許文献1】特開2003-329748号公報

産業上の利用分野


本発明は歯科、整形外科などの医療分野で利用される角度検出に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
地磁気の変化を検出して傾斜角度を検出可能な磁気インピーダンス素子と、
前記磁気インピーダンス素子を含む本体部と、
前記本体部を、所定の姿勢で医療器具に装着するための装着手段と
を備え、
前記本体部が、前記磁気インピーダンス素子の角度検出のための基準となる軸を規定してなることを特徴とする医療用角度検出器。

【請求項2】
請求項1に記載の医療用角度検出器であって、
前記本体部が略直方体状に形成されてなり、該直方体を構成する辺と、前記磁気インピーダンス素子の角度検出のための基準となる軸を規定してなることを特徴とする医療用角度検出器。

【請求項3】
請求項1又は2に記載の医療用角度検出器であって、
動作モードとして、1軸の角度を検出可能な1軸の計測モード、2軸の角度を検出可能な2軸の計測モード、連続的に角度変化を検出、出力可能なトラッキングモード、記録された検出角度の履歴を確認可能な記憶読み出しモードを備えてなることを特徴とする医療用角度検出器。

【請求項4】
請求項1から3のいずれか一に記載の医療用角度検出器であって、さらに、
予め、所定の許容角度を設定するための入力手段と、
前記磁気インピーダンス素子で検出された検出角度が、前記入力手段で設定された許容角度を超えるとき、警告を発する警告手段と
を備えることを特徴とする医療用角度検出器。

【請求項5】
請求項1から4のいずれか一に記載の医療用角度検出器であって、
前記装着手段が、歯又は骨の切削装置の円柱状部分に装着可能な、中空円柱状に構成されてなり、
前記磁気インピーダンス素子が、前記切削装置の角度を連続的に測定可能に構成してなることを特徴とする医療用角度検出器。

【請求項6】
請求項1から5のいずれか一に記載の医療用角度検出器であって、
前記磁気インピーダンス素子で検出された検出角度を、外部接続された表示部上に数値で表示可能に構成してなることを特徴とする医療用角度検出器。

【請求項7】
地磁気の変化を検出して傾斜角度を検出可能な磁気インピーダンス素子を備える医療用角度検出器であって、
地磁気の変化を検出して傾斜角度を検出可能な磁気インピーダンス素子と、
前記磁気インピーダンス素子を含む本体部と、
を備え、
前記本体部が、前記磁気インピーダンス素子の角度検出のための基準となる軸を規定してなることを特徴とする医療用角度検出器。
産業区分
  • 治療衛生
  • 測定
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2005380618thum.jpg
出願権利状態 権利存続中
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