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炭製造方法および炭

国内特許コード P07A010202
整理番号 18
掲載日 2007年8月8日
出願番号 特願2003-076532
公開番号 特開2004-285127
登録番号 特許第3823152号
出願日 平成15年3月19日(2003.3.19)
公開日 平成16年10月14日(2004.10.14)
登録日 平成18年7月7日(2006.7.7)
発明者
  • 大谷 忠
  • 北村 寿宏
出願人
  • 国立大学法人島根大学
発明の名称 炭製造方法および炭
発明の概要

【課題】用途に沿った燃焼特性を有する炭に調整可能な炭製造方法を提供すること。
【解決手段】針葉樹を加熱圧縮して所定の密度に調整した原料を、所定の雰囲気温度で炭化処理する。たとえば、針葉樹を130℃~230℃の温度範囲で加熱圧縮してその密度が0.4g/cm~1.0g/cmのいずれかになるように調整した原料を、最高温度が800℃~1300℃である所定の雰囲気温度で炭化処理する。これにより、針葉樹の仮道管や道管の大きさを調整し炭化後のマクロ孔の大きさが調整される。
【選択図】 図1

従来技術、競合技術の概要
従来、木炭には、備長炭に代表されるように広葉樹を原料とし、高温で炭化処理するいわゆる白炭と、スギのように針葉樹を原料とし、低温で炭化処理するいわゆる黒炭が知られている。黒炭は、火がつきやすい、燃焼速度が速い(燃焼時間が短い)、燃焼温度が高い、という特徴をもつ。白炭とは、反対に、火がつきにくい、燃焼速度が遅い(燃焼時間が長い:ゆっくりじわじわと燃える)、燃焼温度が低い、という特徴をもつ。
【0003】
黒炭をつくる際の炭化処理を説明する。まず、適当な土を用いて炭窯をつくる。つぎに、炭窯の中に原料(炭材)を詰めて350℃~400℃で炭化し、続いて約700℃に温度を上げ精煉する。その後、窯口通風口を密閉し、2~3日放置して自然冷却し、最後に窯口を開けて出炭する。
【0004】
白炭をつくる際の炭化処理を説明する。まず、窯壁を石、天井を土で炭窯をつくる。つぎに、炭窯の中に原料(炭材)を詰めて約300℃で炭化する。続いて、窯口を少しずつ広げて炭化温度を900℃~1300℃まで上げ十分に原料を精煉する。最後に、白熱したものを少しずつ外にかき出し、あらかじめ用意しておいた消粉を少し湿らせて覆い、冷却する。
【0005】
従来では、このように、広葉樹なら白炭、針葉樹なら黒炭として炭化処理されていた。
【0006】
【非特許文献1】
右田伸彦、米沢保正、近藤民雄編、「木材化学 下」1981年、p.61-95
産業上の利用分野
本発明は、炭製造方法および炭に関し、特に、燃焼速度が調整された炭もしくは針葉樹由来である白炭の製造方法およびこれらの製造方法によって得られる炭に関する。
特許請求の範囲 【請求項1】 針葉樹をロール通しにより年輪間隔が短くなるように年輪に対して垂直方向に130℃~230℃の温度範囲で加熱しながら圧縮し、その密度が0.4g/cm~1.0g/cmのいずれかになるように調整して形状を固定した原料を、最高温度が800℃~1300℃である所定の雰囲気温度で炭化処理し、燃焼速度が調整された炭を製造することを特徴とする炭製造方法。
【請求項2】 針葉樹をロール通しにより年輪間隔が短くなるように年輪に対して垂直方向に130℃~230℃の温度範囲で加熱しつつその容積が元の容積の40%~60%となるまで圧縮して形状を固定し、続いて、最高温度を800℃~1300℃の所定の雰囲気温度として当該加熱圧縮された針葉樹を炭化処理することを特徴とする炭製造方法。
【請求項3】 請求項1または2に記載の炭製造方法により製造されたことを特徴とする炭。
産業区分
  • その他無機化学
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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出願権利状態 権利存続中
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