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磁気記録媒体とその製造方法およびそれを用いた磁気記録読み取り装置。 コモンズ

国内特許コード P07A010234
整理番号 242-610
掲載日 2007年8月16日
出願番号 特願2005-320708
公開番号 特開2007-128606
登録番号 特許第4521569号
出願日 平成17年11月4日(2005.11.4)
公開日 平成19年5月24日(2007.5.24)
登録日 平成22年6月4日(2010.6.4)
発明者
  • 小川 一文
出願人
  • 学校法人香川大学
発明の名称 磁気記録媒体とその製造方法およびそれを用いた磁気記録読み取り装置。 コモンズ
発明の概要

【課題】
磁性微粒子(磁性ナノ粒子を含む)を用いて、バインダー樹脂を用いずに媒体基体密着性に優れ、蒸着型磁気記録媒体並の磁気記録特性を有する塗布型磁気記録媒体及びその製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】
第1の反応性を有する有機膜で覆われた磁性微粒子と第2の反応性を有する有機膜で覆われた磁性微粒子を混合反応させて形成された磁気記録層が媒体基体表面に形成された第3の反応性を有する有機膜を介して媒体基体と共有結合していることを特徴とする磁気記録媒体を特徴とする。かかる媒体基体表面に形成された第3の有機被膜が第1の反応性を有する有機膜もしくは第2の反応性を有する有機膜と同じ反応性の官能基を含むことを特徴とする。
【選択図】 図3

従来技術、競合技術の概要


従来から、媒体基体表面に磁気記録層としてバインダー樹脂中に分散した磁性金属微粒子や磁性金属酸化物微粒子を塗布硬化させた磁気記録媒体や媒体基体表面に磁性金属あるいは磁性金属酸化物を蒸着した磁気記録媒体が市販されている。例えば、下記特許文献などがある。

【特許文献1】特開2005-63506

産業上の利用分野


本発明は、塗布型磁気記録媒体に関するものである。さらに詳しくは、第1の反応性を有する有機膜で覆われた磁性微粒子と第2の反応性を有する有機膜で覆われた磁性微粒子を混合反応させて形成された磁気記録層が媒体基体表面に形成された第3の反応性を有する有機膜を介して媒体基体と共有結合している媒体基体密着性に優れた塗布型磁気記録媒体およびそれを用いた磁気記録読み取り装置に関するものである。



本発明において、「磁性微粒子」には、磁性金属微粒子や磁性合金微粒子、磁性金属酸化物微粒子が含まれている。また、本発明の磁気記録媒体には、光磁気記録媒体およびそれを用いた光磁気記録読み取り装置も含まれている。

特許請求の範囲 【請求項1】
エポキシ基を含み、第1の反応性を有する有機膜で覆われた磁性微粒子と、イミノ基を含み、第2の反応性を有する有機膜で覆われた磁性微粒子とを混合し、第1の反応性を有する有機膜もしくは第2の反応性を有する有機膜と同じ反応性の官能基であるエポキシ基またはイミノ基を含む第3の反応性を有する有機膜で覆われた媒体基体の表面に塗布し、エポキシ基とイミノ基とを反応させ、両者の間に形成させた共有結合を介して、第1の反応性を有する有機膜と第2の反応性を有する有機膜、およびこれらのいずれか一方と第3の反応性を有する有機膜とを共有結合させることにより、これらの共有結合を介して媒体基体の表面に結合した磁気記録層が形成されていることを特徴とする磁気記録媒体。

【請求項2】
磁性微粒子表面に形成された第1および2の反応性を有する有機膜と媒体基体表面に形成された第3の反応性を有する有機膜が単分子膜で構成されていることを特徴とする請求項1記載の磁気記録媒体。

【請求項3】
少なくとも、エポキシ基またはイミノ基を含む第1のアルコキシシラン化合物とシラノール縮合触媒と非水系の有機溶媒を混合して作成した化学吸着液中に磁気微粒子を分散接触させアルコキシシラン化合物と磁性微粒子表面を反応させて磁性微粒子表面に第1の反応性の有機膜を形成する工程と、第1のアルコキシシラン化合物がエポキシ基を含む場合にはイミノ基を、イミノ基を含む場合にはエポキシ基を含む第2のアルコキシシラン化合物とシラノール縮合触媒と非水系の有機溶媒を混合して作成した化学吸着液中に他の磁性微粒子を分散接触させアルコキシシラン化合物と磁性微粒子表面を反応させて磁性微粒子表面に第2の反応性の有機膜を形成する工程と、少なくともイミノ基またはエポキシ基を含む第3のアルコキシシラン化合物とシラノール縮合触媒と非水系の有機溶媒を混合して作成した化学吸着液中に媒体基体表面を接触させてアルコキシシラン化合物と媒体基体表面を反応させて媒体基体表面に第3の反応性の有機膜を形成する工程と、第3の反応性の有機膜の形成された媒体基体表面に第1および第2の反応性の有機膜で被覆された磁性微粒子を混合塗布してエポキシ基とイミノ基とを反応させ、両者の間に形成させた共有結合を介して、第1の反応性を有する有機膜と第2の反応性を有する有機膜、およびこれらのいずれか一方と第3の反応性を有する有機膜とを共有結合させることにより、これらの共有結合を介して媒体基体の表面に結合した磁気記録層を形成する工程とを含むことを特徴とする磁気記録媒体の製造方法。

【請求項4】
第1乃至第3の反応性の有機膜形成工程の後に、それぞれの磁性微粒子表面および媒体基体を有機溶剤で洗浄して磁性微粒子表面及び媒体基体表面に共有結合した第1乃至第3の反応性の単分子膜を形成することを特徴とする請求項記載の磁気記録媒体の製造方法。

【請求項5】
シラノール縮合触媒の代わりに、ケチミン化合物、又は有機酸、アルジミン化合物、エナミン化合物、オキサゾリジン化合物、アミノアルキルアルコキシシラン化合物を用いることを特徴とする請求項3または4に記載の磁気記録媒体の製造方法。

【請求項6】
シラノール縮合触媒に助触媒としてケチミン化合物、又は有機酸、アルジミン化合物、エナミン化合物、オキサゾリジン化合物、アミノアルキルアルコキシシラン化合物から選ばれる少なくとも1つを混合して用いることを特徴とする請求項3または4に記載の磁気記録媒体の製造方法。

【請求項7】
磁性微粒子を接触させて反応させる工程を磁場中で行うことを特徴とする請求項3から6のいずれか1項に記載の磁気記録媒体の製造方法。

【請求項8】
請求項1乃至記載の磁気記録媒体を用いた磁気記録読み取り装置。
産業区分
  • 電子応用機器
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2005320708thum.jpg
出願権利状態 権利存続中
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