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血栓検知方法及びこれを利用した血栓観察装置 新技術説明会

国内特許コード P07A010310
掲載日 2007年8月24日
出願番号 特願2005-069531
公開番号 特開2006-247200
登録番号 特許第4461254号
出願日 平成17年3月11日(2005.3.11)
公開日 平成18年9月21日(2006.9.21)
登録日 平成22年2月26日(2010.2.26)
発明者
  • 末田 泰二郎
  • 黒崎 達也
出願人
  • 学校法人広島大学
発明の名称 血栓検知方法及びこれを利用した血栓観察装置 新技術説明会
発明の概要

【課題】 正確に血栓の発生個所を検知することができ、また、血栓が成長していく過程を視覚的に観察することができる方法及びこれを利用した血栓観察装置を提供する。
【解決手段】 本発明に係る血栓検知方法は、血液循環回路を構成する被試験体の内部に生成される血栓の検知方法であって、抗凝固処理された生血液を生体より取り出す段階と、該生血液から赤血球を除いたその血液を前記血液循環回路に循環させつつ、該血液を所定温度まで冷却する段階と、該冷却された血液の抗凝固作用を中和する段階と、該中和された血液を昇温するとともに被試験体の内部を循環する血液にレーザシート光を照射してそのレーザ散乱光から画像を取得する段階と、を有してなる。
【選択図】 図1

従来技術、競合技術の概要


人工心臓、透析装置、各種カテーテル等の医療用機器の開発においては、血栓の発生をいかに防止するかということが重要な課題の一つになっている。このため、それらの装置内で血栓がどのように形成され、その後どのような成長過程を経るかということを知り得る手段が求められている。



このような要請に対し、例えば非特許文献1には、血栓は血流のよどみ部に生じやすいという知見に基づき、まず、被試験体を組み込んだ模擬血液循環回路に蛍光スチレンビーズをトレーサとした食塩水を循環させ、これにArレーザシート光を照射して高速ビデオ収録した映像を4時刻粒子追跡法を用いてよどみ部を発見し、次に実際に血液ポンプを埋め込んだ動物実験により血栓が形成されるか否かを確認する方法が提案されている。



また、特許文献1には、血液中の赤血球に含まれるヘモグロビンの光を吸収・反射する性質により、レーザ光の光路内に血栓など通常の組成でない物質が入り込んだ場合に、部分的なヘモグロビン(Hb)密度の違いや反射率の違いを生じるため、血栓の存在が光量の変化となって現れてくることを利用した血栓検知方法が提案されている。すなわち、血液にレーザ光又は発光ダイオード光をパルス光又は連続光として照射し、上記パルス光又は連続光に対する反射光又は散乱透過光の光量を計測して、この計測のデータから上記血液中の血栓を計測する方法が提案されている。




【非特許文献1】工業技術院 機械技術研究所発行 機械研NEWS 2000 No.12 p1~3

【特許文献1】特開2002-345787号公報

産業上の利用分野


本発明は、被試験体となる人工心臓や透析装置等を組み入れた血液循環回路に赤血球を除いた血液を循環させ、被試験体の内部で形成される血栓の検知方法及びこれを利用した血栓観察装置に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
血液循環回路を構成する被試験体の内部に生成される血栓を検知する方法であって、
抗凝固処理された生血液から赤血球が除かれた血液を前記血液循環回路に循環させつつ、該血液を温度5~15℃に冷却する段階と、
該冷却された血液の抗凝固作用を中和する段階と、
該中和された血液を0.5~1.5℃/minの昇温速度で昇温するとともに被試験体の内部を循環する血液にレーザシート光を照射してそのレーザ散乱光から画像を取得する段階と、を順に実施してなる血栓を検知する方法

【請求項2】
被試験体、血液ポンプ及びこれらを連通する導管から構成された血液循環回路と、
該血液循環回路内を循環する生血液から赤血球が除かれた血液に薬剤、補液を供給する補給手段と、
前記血液循環回路内を循環する血液を5~15℃に冷却し、その後0.5~1.5℃/minの昇温速度で加熱する温度制御手段と、
前記血液循環回路内を循環する血液にレーザシート光を照射してそのレーザ散乱光から画像を取得する画像取得手段と、
を有してなる血栓観察装置。
産業区分
  • 治療衛生
  • 試験、検査
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2005069531thum.jpg
出願権利状態 権利存続中


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