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構造体及びその主フレームの伸張・縮収装置

国内特許コード P07P005179
掲載日 2007年9月7日
出願番号 特願2006-037668
公開番号 特開2007-107369
登録番号 特許第4967117号
出願日 平成18年2月15日(2006.2.15)
公開日 平成19年4月26日(2007.4.26)
登録日 平成24年4月13日(2012.4.13)
優先権データ
  • 特願2005-267230 (2005.9.14) JP
発明者
  • 有尾 一郎
出願人
  • 国立大学法人広島大学
発明の名称 構造体及びその主フレームの伸張・縮収装置
発明の概要

【課題】応急架設橋として使用される構造体及びその主フレームの伸張・縮収装置を提供する。
【解決手段】本発明に係る構造体は、並設され伸張方向へ伸縮可能な二以上のサイドフレームが一体に連結されてなる主フレームと、前記サイドフレームの伸縮を阻止する固定部材と、からなる構造体であって、前記サイドフレームは、中央部分でピン結合された2本のフレーム部材からなる多数のフレーム要素が該フレーム部材の先端部で相互にピン結合されてなる。主フレームの伸張・縮収装置は、主フレームの基端部フレーム要素を構成する前傾斜部材の下端部がピン結合されるアンカーと、前記基端部フレーム要素を構成する後傾斜部材と一体に結合されるレバーアームと、該レバーアームの上端部をローラ支持する案内支柱と、前記前傾斜部材と後傾斜部材とが成す鋏角を拡げ又は狭める複動シリンダと、を有する。
【選択図】 図1

従来技術、競合技術の概要


地震、大雨、地すべり又は津波等の災害により道路や橋が破損し、交通路が遮断されるような場合は、交通路を確保するための緊急措置が求められる。このような場合に、従来は通常施工される架設橋を緊急的な手法によりできるだけ早急に完成させるという程度の対策がなされているだけで適切な手段がなかった。



しかしながら、構成上比較的に短期に完成することができる以下のような架設橋の提案はある。例えば、特許文献1に、横桁、床版などの種々の構造部材から構成される歩道橋のようにケーブルを支持用構造部材として用いてなる構造物において、構築の初期に張架したケーブルに沿って構造部材を単独に又は連結しながら搬送したり、仮設ロープを緊張した状態で構造部材を搬送後にケーブルを緊張して構造部材を移設したりすることによって、構造部材を容易かつ安全に搬送及び設置することができる構造物の架設工法が提案されている。



また、特許文献2に、土木工事、建設現場において、たとえば地中梁を施工するために掘削された溝、あるいは未だ床面が連結していない構造物の間などの地面の開口部を乗り越えるための仮設の架橋(ブリッジ)に係り、特に、軽量で運搬が容易であり且つ架設、撤去、再利用が容易な仮設架橋が提案されている。




【特許文献1】特開2000-186310号公報

【特許文献2】特開2003-55906号公報

産業上の利用分野


本発明は、構成部材をトラックで災害現場等に搬送し、これを現地で組み立てて使用することができる応急用の構造体に関し、特に軽車両が通行可能な応急架設橋あるいはトンネルやドームの支保工として好適に使用することができる構造体に関する。また、その構造体を応急架設橋として用いる場合に、その主フレームを迅速に設置し又撤収することができる主フレームの伸張・縮収装置に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
並設され伸張方向へ伸縮可能な二以上のサイドフレームが一体に連結されてなる主フレームと、
前記サイドフレームの伸縮を阻止する固定部材と、
前記主フレームの基端部を一の基盤に固定するベース部材と、
前記主フレームの先端部を他の基盤に固定するトップ部材と、からなる構造体であって、
前記サイドフレームは、中央部分でピン結合された2本のフレーム部材からなる多数のフレーム要素が該フレーム部材の先端部で相互にピン結合されてなる構造体。

【請求項2】
サイドフレームの基端部と先端部を一体に連結し、サイドフレームの伸び方向の移動を阻止するタイドケーブルを設けてなることを特徴とする請求項1に記載の構造体。

【請求項3】
伸張されたサイドフレームの全長にわたり、該サイドフレームを構成するフレーム部材を支持するガイドレールを設けてなることを特徴とする請求項1~2のいずれかに記載の構造体。

【請求項4】
基盤に固定された支柱を介してサイドフレームをつり上げるワイヤを配設してなることを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の構造体。

【請求項5】
サイドフレームの基端部に、該サイドフレームを伸縮させるためのレバーアームを設けてなることを特徴とする請求項1~4のいずれかに記載の構造体。

【請求項6】
主フレームは可搬できるように車両取付部が設けられてなることを特徴とする請求項1~5のいずれかに記載の構造体。

【請求項7】
2本のフレーム部材の中央部分のピン結合部が可変に構成されてなることを特徴とする請求項1~6のいずれかに記載の構造体。

【請求項8】
タイドケーブルは、並設されるサイドフレームを連結する基端部の連結部材から各連結部材を経て先端部の連結部材を通り、さらにサイドフレームの先端部から基端部にわたるものであることを特徴とする請求項1~7のいずれかに記載の構造体。

【請求項9】
サイドフレーム間に相互にかみ合い構造を有するデッキプレートが連接された床版を配設してなることを特徴とする1~8のいずれかに記載の構造体。

【請求項10】
サイドフレーム間に、相互にかみ合い構造を有する多数のデッキプレートと、該デッキプレートを連結するワイヤとを有して一体に構成された床版を配設してなることを特徴とする1~8のいずれかに記載の構造体。

【請求項11】
中央部分でピン結合された2本のフレーム部材からなる多数のフレーム要素が該フレーム部材の先端部で相互にピン結合されてなるスタンドフレームと、該スタンドフレームが所定の高さに伸びた状態を保持するとともに該スタンドフレームを基盤に固定させるベース部材とを有するベントフレームが、サイドフレームに連結されてなることを特徴とする1~10のいずれかに記載の構造体。

【請求項12】
中央部分でピン結合された2本のフレーム部材からなる多数のフレーム要素が該フレーム部材の先端部で相互にピン結合されてなるスタンドフレームと、該スタンドフレームが所定の高さに伸びた状態を保持するとともに該スタンドフレームを基盤に固定させるベース部材とを有してなるベントフレーム。

【請求項13】
並設され伸張方向へ伸縮可能な二以上のサイドフレームが一体に連結されてなる主フレームと、
前記サイドフレームの伸縮を阻止する固定部材と、からなる構造体であって、
前記サイドフレームは、多数のフレーム要素がピン結合してなり、該フレーム要素は、等間隔に離隔されて配設される三以上のフレーム部材からなる一組の後傾斜部材とその各フレーム部材のそれぞれと所定の分割点で交差する一組の前傾斜部材とからなるとともに、該各フレーム部材の交差部及び端部はピン結合されてなる構造体。

【請求項14】
中央部分でピン結合された前傾斜部材と後傾斜部材からなる多数のフレーム要素が該前傾斜部材と後傾斜部材の先端部で相互にピン結合されてなるサイドフレームを二以上一体に伸張方向へ並設してなる主フレームを、一の基盤から対岸の基盤に伸張させ又はその伸張させた主フレームを一の基盤に縮収させる主フレームの伸張・縮収装置であって、
前記主フレームの基端部フレーム要素を構成する前傾斜部材の下端部がピン結合されるアンカーと、前記基端部フレーム要素を構成する後傾斜部材と一体に結合されるレバーアームと、該レバーアームの上端部をローラ支持する案内支柱と、前記前傾斜部材と後傾斜部材とが成す鋏角を拡げ又は狭める複動シリンダと、を有してなる主フレームの伸張・縮収装置。

【請求項15】
さらに、主フレームの先端部を吊り揚げる吊り揚げ装置を有するものであることを特徴とする請求項14に記載の主フレームの伸張・縮収装置。

【請求項16】
吊り揚げ装置は、吊りワイヤ及び滑車と、該吊りワイヤを巻き取り又は繰り出す巻取ドラムと、該巻取ドラムを回転駆動するモータと、を有するものであることを特徴とする請求項15に記載の主フレームの伸張・縮収装置。

【請求項17】
案内支柱は、主フレームの前方転倒モーメントが負荷される前ガイド部と、主フレームの後方転倒モーメントが負荷される後ガイド部とを有するものであることを特徴とする請求項14~16のいずれかに記載の主フレームの伸張・縮収装置。
産業区分
  • その他建築
  • 建造物
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2006037668thum.jpg
出願権利状態 権利存続中


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