TOP > 国内特許検索 > 細胞死誘導ペプチド、MAP化細胞死誘導ペプチド、細胞死誘導剤及び抗癌剤

細胞死誘導ペプチド、MAP化細胞死誘導ペプチド、細胞死誘導剤及び抗癌剤 コモンズ

国内特許コード P07P004863
整理番号 NU-0092
掲載日 2007年9月14日
出願番号 特願2006-048016
公開番号 特開2007-223958
登録番号 特許第5034005号
出願日 平成18年2月24日(2006.2.24)
公開日 平成19年9月6日(2007.9.6)
登録日 平成24年7月13日(2012.7.13)
発明者
  • 本多 裕之
  • 大河内 美奈
  • 加藤 竜司
  • 中西 麻里
出願人
  • 国立大学法人名古屋大学
発明の名称 細胞死誘導ペプチド、MAP化細胞死誘導ペプチド、細胞死誘導剤及び抗癌剤 コモンズ
発明の概要

【課題】細胞死誘導に有効なペプチド等を提供する。
【解決手段】配列表の配列番号1に示すアミノ酸配列におけるアミノ酸番号39~281の領域から選ばれる連続した4~12個のアミノ酸からなるペプチドであって、以下の(a)及び(b)に該当する細胞死誘導ペプチド。
(a)SNLHLの内の連続した3個以上のアミノ酸を含まない。
(b)当該ペプチドを固定化したチップ上での48時間の細胞培養による細胞死誘導検定後の生細胞数測定平均値が、コントロールとしてのペプチド非固定化チップ上での同一検定後の生細胞数測定平均値の80%以下である。
【選択図】 図4

従来技術、競合技術の概要


TRAILは、TNFファミリーに属するサイトカインであり、281個のアミノ酸からなる2型膜透過性のタンパク質である。このTRAILは例えば下記の非特許文献1において報告されているように、受容体(デスレセプター)を介して癌細胞にアポトーシスを誘導する。しかも、TRAILは正常細胞には余り影響を及ぼさない。




【非特許文献1】Wilev et al., Immunity, 3:673-682(1995), Pitti etal., J. Biol. Chem., 271:12697 従って、TRAILは副作用のない癌治療に利用できることが考えられ、例えば下記の非特許文献に例示されるように、癌治療、免疫疾患等に関連した研究が進められている。




【非特許文献2】Garber, K., Arbor, A., Nat. Biotech., 23, 409-411(2005) しかし、TRAILの受容体との結合様式はまだ詳細に解明されてはおらず、その安定した大量生産プロセスもまだ未開発である。



一方、一般的に、タンパク質そのものに比べてペプチドのような小さい分子の方が生体吸収性が高く、標的化分子や他の薬剤分子による化学的修飾が簡便であることが知られている。又、ペプチドは、タンパク質と比較して、低分子でありながら生体内において様々な生理活性を有する。多くの生体ホルモンやサイトカインの他、抗菌性ペプチドや、細胞接着性ペプチドなど、多くの機能を持つペプチドがこれまで報告されている。又、ペプチドの有機合成化学は非常に発展しており、薬剤として安定供給が可能である。



従来、抗菌活性、細胞接着の促進、アポトーシスや、その他のタンパク質活性阻害剤等、細胞機能性ペプチドの多くの研究例がある。しかし、短いペプチドであって細胞障害性を有するペプチドの報告例は、下記の非特許文献3や非特許文献4が挙げられるとしても、非常に少ない。更に、そのような活性を有するペプチドであっても、ペプチド末端が固定化された状態で活性を保持するものは報告がなかった。




【非特許文献3】Buckley CD, et al., RGD peptides induce apoptosisby direct caspase-3 activation., "Nature", (UK), 1999, Vol.397(6719)p.534-9

【非特許文献4】Terui Y, et al., NH2-terminal pentapeptide ofendothelial interleukin 8 is responsible for the induction ofapoptosis in leukemic cells and has an antitumor effect in vivo.,"Cancer Res.", 1999, Vol.59(22), p.5651-5

産業上の利用分野


本発明は、細胞死誘導ペプチド、MAP化細胞死誘導ペプチド、細胞死誘導剤及び抗癌剤に関し、更に詳しくは、腫瘍壊死因子関連アポトーシス誘導リガンドTRAIL(TNF-related apotosis inducing ligand)の細胞外ドメインのアミノ酸配列に由来して、又はその配列に関する知見に基づいて発明された細胞死誘導ペプチドと、この細胞死誘導ペプチドをMAP化したMAP化細胞死誘導ペプチドと、これらの細胞死誘導ペプチド及び/又はMAP化細胞死誘導ペプチドを有効成分とする細胞死誘導剤及び抗癌剤に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
以下の(3)、(4)、(6)及び(7)のいずれかのアミノ酸配列からなる細胞死誘導ペプチドを有効成分とすることを特徴とする細胞死誘導剤。
(3)GIACFLKE
(4)ACFLKEDD
(6)SPCWQVKW
(7)CWQVKWQL

【請求項2】
前記細胞死誘導ペプチドが可溶化状態のものであり、あるいはそのアミノ基又はカルボキシル基において固定化された状態のものであることを特徴とする請求項1に記載の細胞死誘導剤

【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の細胞死誘導ペプチドの1種又は2種以上をMAP(Multiple Antigenic Peptide)化したものであるMAP化細胞死誘導ペプチドを有効成分とすることを特徴とする細胞死誘導剤

【請求項4】
請求項1又は請求項2に記載の細胞死誘導ペプチド、及び、請求項3に記載のMAP化細胞死誘導ペプチドを有効成分とすることを特徴とする細胞死誘導剤

【請求項5】
請求項1又は請求項2に記載の細胞死誘導ペプチド、及び/又は、請求項3に記載のMAP化細胞死誘導ペプチドを有効成分とすることを特徴とする抗癌剤
産業区分
  • 有機化合物
  • 薬品
  • 薬品
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

※ 画像をクリックすると拡大します。

JP2006048016thum.jpg
出願権利状態 権利存続中
名古屋大学の公開特許情報を掲載しています。ご関心のある案件がございましたら、下記まで電子メールでご連絡ください。


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close