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架橋キトサンの製造方法 新技術説明会 実績あり

国内特許コード P07P005050
整理番号 E-025
掲載日 2007年9月14日
出願番号 特願2006-044314
公開番号 特開2007-224090
登録番号 特許第5272168号
出願日 平成18年2月21日(2006.2.21)
公開日 平成19年9月6日(2007.9.6)
登録日 平成25年5月24日(2013.5.24)
発明者
  • 馬場 由成
出願人
  • 国立大学法人 宮崎大学
発明の名称 架橋キトサンの製造方法 新技術説明会 実績あり
発明の概要

【課題】高い金属イオン吸着能を有する架橋キトサンの容易な製造方法を提供する。
【解決手段】一般式(I):
キレート形成基含有架橋キトサンの製造方法であって:
(a)キチンと架橋剤とを反応させて架橋キチンを得て;
(b)架橋キチンのアセチルアミノ基の脱アセチル化を行なって架橋キトサンを得て;
(c)架橋キトサンとキレート形成基を有するアルデヒド化合物とを反応させて、脱アセチル化されたアミノ基にシッフ塩基を形成させ;次いで、
(d)シッフ塩基を還元する;
(e)あるいは、(c)及び(d)の工程に代えて、クロロメチル化物、酸塩化物およびビニル化合物を反応させる;
ことを含むキレート形成基含有架橋キトサンの製造方法。

従来技術、競合技術の概要


エビ、カニ等の甲殻類の殻にはカルシウム、天然多糖類であるキチン、タンパク質がほぼ等量づつ含まれている。キチンをアルカリ水溶液中で加熱するとアミノ基を含み反応性に富むキトサンが得られるため、多くの分野で有効利用の研究が進められている。



本発明者らは先にキトサンが特定の金属イオンに対して高い選択性を有し、且つ飽和吸着量も相当大きいことを報告している[ Chem,Lett. p.1281(1988)]。これは天然多糖類キトサンの持つ、(1)高い親水性、(2)柔軟性に富んだ骨格構造及び、(3)多くの活性アミノ基の存在、によるものと考えられる。



また、本発明者らは酸に安定であり貴金属イオンに対して高い吸着性を示す架橋ピリジルメチルキトサンを報告している(特開平06-227813号公報)。当該公報に記載の架橋ピリジルメチルキトサンは、まずキトサンのアミノ基にキレート形成能を有する官能基を導入し、次いでこれを架橋反応を行なうことにより製造している。



しかしながら、キレート形成能を有する官能基の種類によっては、その後のキトサンの架橋反応によって、キトサンのアミノ基と架橋剤が反応し、吸着座を潰し吸着能力を激減させる。そのため、導入できる官能基が制限されたり、あるいは得られる架橋キトサンの金属イオン吸着能が著しく低下する恐れがあるという問題がある。




【特許文献1】特開平06-227813号公報

【非特許文献1】Chem, Lett. p.1281(1988)

産業上の利用分野


本発明は、金属イオンの吸着剤として有用な架橋キトサンの製造方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
キチンと架橋剤とを反応させて架橋キチンを得て、架橋キチンのアセチルアミノ基の脱アセチル化を行なって架橋キトサンを得る工程;及び
架橋キトサンに、2-ピリジンカルボキシアルデヒド、3-ピリジンカルボキシアルデヒド、4-ピリジンカルボキシアルデヒド、2-チオフェンアルデヒドおよび3-チオフェンアルデヒドからなる群より選択されるキレート形成基を有するアルデヒド化合物を反応させてアミノ基にシッフ塩基を形成させ、次いで、シッフ塩基を還元することにより、キレート形成基含有架橋キトサンを得る工程;
を含む、キレート形成基含有架橋キトサンの製造方法。

【請求項2】
前記キレート形成基を有するアルデヒド化合物が2-ピリジンカルボキシアルデヒドである請求項1記載の製造方法。

【請求項3】
前記架橋剤がエピクロロヒドリンである請求項1または2に記載の製造方法。
産業区分
  • 高分子化合物
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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17208_01SUM.gif
出願権利状態 権利存続中


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