TOP > 国内特許検索 > フッ素イオン検出用剤及びその製造方法

フッ素イオン検出用剤及びその製造方法 コモンズ

国内特許コード P07A010498
整理番号 P03-10
掲載日 2007年9月14日
出願番号 特願2003-307721
公開番号 特開2005-075922
登録番号 特許第3762998号
出願日 平成15年8月29日(2003.8.29)
公開日 平成17年3月24日(2005.3.24)
登録日 平成18年1月27日(2006.1.27)
発明者
  • 藤木 道也
  • 郭 起燮
出願人
  • 学校法人奈良先端科学技術大学院大学
発明の名称 フッ素イオン検出用剤及びその製造方法 コモンズ
発明の概要

【課題】 良好にフッ素イオンを検出できる重合体を実現する。
【解決手段】
フッ素イオン検出用重合体を、一般式(1);
【化11】

(式中、R1およびR2は、それぞれ独立にアルキル基を表し、少なくとも一方は炭素数1~2のアルキル基である。nは正の整数を表す。)
で示されるものとする。
【選択図】 なし

従来技術、競合技術の概要


近年、ケイ素を有するπ電子分子およびその重合化合物が大きな注目を浴びている。これは、ケイ素を有するπ電子分子およびその重合化合物では、シリレン成分によりリンクしたπ電子システムが空間を貫いて結合しており、新規の電子的、光物理学的特徴を有するためである。このπ電子システムの光物理的立体配置/電子的構造は、ケイ素やホウ素などの主要素の配位数を調整することにより変化する。例えば、ケイ素原子はフッ素イオンに対し特別な親和性を示すことが知られており、4配位シランの中には、フッ素イオンを含むn-BuNF(TBAF)に接触することで、対応する6配位のケイ酸塩に容易に変化するものがある。非特許文献1および2には、このときの配位数の変化に伴って重合化合物の色や蛍光が変化することが記載されている。



一方、ケイ素を有するπ電子分子の重合化合物(シリレン-π電子共重合体)の合成については、数多くの報告がなされており、これらの応用方法として、半導体、光輝性物質、電子発光体、あるいはセラミック前駆体として使用することが検討されている。

【特許文献1】「ジャーナルオブアメリカンケミカルソサイエティー(Journal of the American Chemical Society)」,2002年,123巻,p.11372-11375

【特許文献2】「ジャーナルオブアメリカンケミカルソサイエティー(Journal of the American Chemical Society)」,2000年,122巻,p.6793-6794

【特許文献3】「マクロモリキュラス(Macromolecules)」,2002年,35巻,p.4138-4142

産業上の利用分野


本発明は、フッ化イオン検出用剤及びその製造方法に関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
一般式(1);
【化学式1】


(式中、R1およびR2は、それぞれ独立にアルキル基を表し、少なくとも一方は炭素数1~2のアルキル基である。nは正の整数を表す。)
で示される重合体からなることを特徴とするフッ素イオン検出用剤。

【請求項2】
一般式(2);
【化学式2】


(式中、R3、R4、R5、R6は、それぞれ独立にアルキル基を表し、このうちの少なくとも1つは炭素数1~2のアルキル基である。nは正の整数を表す。)
で示される重合体からなることを特徴とするフッ素イオン検出用剤。

【請求項3】
フッ素イオンと接触することで、紫外光の吸収スペクトルが変化することを特徴とする請求項1または2に記載のフッ素イオン検出用剤。

【請求項4】
フッ素イオンと接触することで、蛍光スペクトルが変化することを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載のフッ素イオン検出用剤。

【請求項5】
一般式(3)
【化学式3】


(式中、R10およびR11は、それぞれ独立に、アルキル基を表す。R12、R13はハロゲン原子を表す。)
で表される第1の単量体と、
一般式(4)
【化学式4】


(式中、R14およびR15は、それぞれ独立に、アルキル基を表す。)
で表される第2の単量体と、
パラジウムを含む第1の触媒と、
銅を含む第2の触媒と、を含む混合物を重合させる工程を含むことを特徴とする重合体の製造方法。

【請求項6】
R10、R11、R14、R15のうちの少なくとも1つが炭素数1以上20以下のアルキル基であることを特徴とする請求項5に記載の重合体の製造方法。

【請求項7】
上記第1の触媒がビス((H)フェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリドであることを特徴とする請求項5または6に記載の重合体の製造方法。

【請求項8】
上記第2の触媒がヨウ化銅であることを特徴とする請求項5ないし7の何れか1項に記載の重合体の製造方法。

【請求項9】
上記混合物をトリエチルアミンに溶解させて、重合させることを特徴とする請求項5ないし8の何れか1項に記載の重合体の製造方法。
産業区分
  • 高分子化合物
  • 試験、検査
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 権利存続中
ライセンスをご希望の方、特許の内容に興味を持たれた方は、下記「問合せ先」までお問い合わせください。


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close