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符号分割多重化移動通信方式と端末局及び基地局 コモンズ

国内特許コード P07A010510
整理番号 P03-23
掲載日 2007年9月14日
出願番号 特願2004-062641
公開番号 特開2005-252837
登録番号 特許第3837570号
出願日 平成16年3月5日(2004.3.5)
公開日 平成17年9月15日(2005.9.15)
登録日 平成18年8月11日(2006.8.11)
発明者
  • 原 孝雄
  • 谷川 尚也
出願人
  • 学校法人奈良先端科学技術大学院大学
発明の名称 符号分割多重化移動通信方式と端末局及び基地局 コモンズ
発明の概要

【課題】CDMA方式において、基地局と端末局の距離が大きくなると、拡散PN符号の受信位相の分布も大きくなる。この様なケースでは、PN符号の同期のために長大な時間を要するという問題が発生する。この様なシステムにおいて、アップリンクの拡散符号を改善できる符号分割多重化移動通信方式と、端末局及び基地局を提供する。
【解決手段】アップリンクにおいて、長さが互いに素の3つの要素符号X、Y及びZから構成された複合符号

を同期符号として使用し、

を拡散符号として使用する。また、同期符号に関する部分の信号送信レベルを、拡散符号に関する部分の信号レベルより高くする。
【選択図】図6

従来技術、競合技術の概要


従来、符号分割多重化(CDMA)移動通信方式におけるアップリンク(端末局から基地局への上り)の信号拡散方式には大別して2つあり、1つはチャネルごとに相関の少ない別々の符号を割り当てる方式であり、チャネル数だけの符号を必要とする。



もう1つは、地上系移動通信方式のアップリンクの信号拡散方式で、ロングコードと呼ばれる非常に長い1つの同じ擬似雑音(pseudo noise:PN)符号(本明細書ではすべてM系列を示す)をすべてのチャネルに割り当てて使う方式がある。これは、PN符号の自己相関特性が同相のとき以外は非常に小さい性質を利用し、端末局からの受信波の位相が互いに異なるようにして信号分離(チャンネライゼーション)を行うものである。この方式は、全チャネルに割り当てる符号が1つで済むことを特徴としている。受信側では、各チャネルごとにPN符号のフレーム同期を取る必要があるが、地上系移動通信システムのようにセルが小さいときは、距離の差によるPN符号の受信位相差も少なく、位相既知の共通チャネルを用いることにより、同期位相の推定が容易である。このため、PN符号の同期時間は短くて済む。例えば、チップレート3.84Mcpsでセルの直径が3kmとすると、受信信号の距離による位相不確定誤差は、予め決められた位相誤差を除くと40チップ以内である。



しかし、CDMA方式を低トラヒック地域などの大セルシステムに用いる場合や、衛星通信(静止又は周回衛星)などに利用する場合は、基地局と端末間の距離の分布が格段に大きくなり、その結果、拡散PN符合の受信位相の分布も大きくなる。例えば、周回衛星ではその差は数百キロメートルにもなり、静止衛星では衛星のドリフトを考慮すると受信波の位相は予知できなくなる。さらに、通常の地上移動通信においても、将来高速化した場合、位相誤差チップ数は増大する。したがって、このようなケースでは、PN符号の同期のためには全周期又は相当な部分に渡る位相の一致不一致の確認が必要となり、従来方式では、その同期に長大な時間を要するという問題が発生する。

産業上の利用分野


本発明は、符号分割多重化移動通信方式及と端末局及び基地局に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
アップリンクにおいて、長さが互いに素の3つの要素符号X、Y及びZから構成された複合符号
【数式1】



を同期符号として使用し、
【数式2】



を拡散符号として使用することを特徴とする符号分割多重化移動通信方式。

【請求項2】
請求項1に記載の符号分割多重化移動通信方式において、前記同期符号に関する部分の信号送信レベルを、前記拡散符号に関する部分の信号送信レベルより高くすることを特徴とする符号分割多重化移動通信方式。

【請求項3】
請求項1に記載の符号分割多重化移動通信方式の端末局であって、長さが互いに素の3つの要素符号X、Y及びZを発生する手段と、複合符号〔数1〕を形成する手段と、複合符号〔数2〕を形成する手段とを具え、アップリンクにおいて、複合符号Wを同期符号として使用し、複合符号W’を拡散符号として使用することを特徴とする端末局。

【請求項4】
請求項3に記載の端末局において、前記同期符号に関する部分の信号送信レベルを、前記拡散符号に関する部分の信号送信レベルより高くすることを特徴とする端末局。

【請求項5】
請求項1に記載の符号分割多重化移動通信方式の基地局であって、長さが互いに素の3つの要素符号X、Y及びZを発生する手段と、複合符号〔数1〕を形成する手段と、複合符号〔数2〕を形成する手段とを具え、アップリンクにおいて、前記複合符号の一方を同期符号として使用し、他方を拡散符号として使用し、前記2つの複合符号間の切り替えをこれらの間の相関値の変化によって検出する手段をさらに具えることを特徴とする基地局。

【請求項6】
請求項5に記載の基地局において、前記同期符号に関する部分の信号送信レベルが、前記拡散符号に関する部分の信号送信レベルより高いことを特徴とする基地局。
産業区分
  • ラジオ放送
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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出願権利状態 権利存続中
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