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ビナフチル誘導体およびその製造方法

国内特許コード P07A010537
整理番号 P05-23
掲載日 2007年9月14日
出願番号 特願2005-262628
公開番号 特開2007-077022
登録番号 特許第4982732号
出願日 平成17年9月9日(2005.9.9)
公開日 平成19年3月29日(2007.3.29)
登録日 平成24年5月11日(2012.5.11)
発明者
  • 嶋田 豊司
  • 垣内 喜代三
出願人
  • 国立大学法人 奈良先端科学技術大学院大学
発明の名称 ビナフチル誘導体およびその製造方法
発明の概要

【課題】 精製・分離が簡便で、クロスカップリング反応に対する活性が比較的高く、優れた不斉誘起能を有するビナフチル誘導体およびその製造方法を提供すること。
【解決手段】 一般式(A);
【化1】

[RおよびRはそれぞれ独立してヨウ素原子または水素原子(但し、RおよびRは同時に水素原子ではない);RおよびRはそれぞれ独立して-P(=O)(Rまたは-P(R(Rは置換基を有しても良いフェニル基)]で表されるヨウ素化ビナフチル誘導体。2,2’-ビス(ジフェニルホスフィノ)-1,1’-ビナフチル類またはそのオキシド誘導体をビス(ピリジン)ヨードニウムテトラフルオロボレートと反応させることを特徴とするヨウ素化ビナフチル誘導体の製造方法。
【選択図】なし

従来技術、競合技術の概要


2,2’-ビス(ジフェニルホスフィノ)-1,1’-ビナフチル(略称BINAP)は野依らにより開発された触媒的不斉合成のための不斉配位子である。BINAPは優れた不斉誘起能を有するため、多くの不斉合成に用いられている。しかしながら、BINAPを骨格に持つBINAP誘導体はBINAPからの誘導化が困難なため、その開発は遅れている。



例えば、BINAP誘導体の一例として、ブロモ化BINAPが報告されているが、ブロモ化BINAPとしてモノブロモ体およびジブロモ体が生成し、それらの精製・分離が困難であった。しかも、ブロモ化BINAPはクロスカップリング反応に対する活性が低く、各種誘導体への展開が制限されていた。またブロモ化のためのブロモ化剤は毒性が高く、液体であるため、取扱いが煩雑であった。

産業上の利用分野


本発明はビナフチル誘導体およびその製造方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
一般式(A);
【化学式1】


[式中、RおよびRはそれぞれ独立してヨウ素原子または水素原子である(但し、RおよびRは同時に水素原子ではない);RおよびRはそれぞれ独立して-P(=O)(Rまたは-P(R(R炭素数1~3のアルキル基から選択される置換基を有しても良いフェニル基を示す)である]で表されるヨウ素化ビナフチル誘導体。

【請求項2】
またはRの一方がヨウ素原子であり、他方が水素原子である請求項1に記載のヨウ素化ビナフチル誘導体。

【請求項3】
請求項1に記載のヨウ素化ビナフチル誘導体の製造方法であって、
2,2’-ビス(ジフェニルホスフィノ)-1,1’-ビナフチル類を酸化してオキシド誘導体を得る工程;および
オキシド誘導体をトリフルオロメタンスルホン酸の存在下、ビス(ピリジン)ヨードニウムテトラフルオロボレートと反応させて、一般式(A)におけるRおよびRがそれぞれ独立してヨウ素原子または水素原子であり(但し、RおよびRは同時に水素原子ではない)、かつRおよびRが-P(=O)(Rであるヨウ素化ビナフチル誘導体を得る工程;
を含み、
一般式(A)におけるRおよびRがそれぞれ独立してヨウ素原子または水素原子であり(但し、RおよびRは同時に水素原子ではない)、かつRおよびRが-P(Rであるか、または一方が-P(Rであって他方が-P(=O)(Rであるヨウ素化ビナフチル誘導体を製造するときは、
前工程で得られたヨウ素化ビナフチル誘導体を還元する工程;
をさらに含むヨウ素化ビナフチル誘導体の製造方法。

【請求項4】
一般式(B);
【化学式2】


[式中、R11およびR12はそれぞれ独立して水素原子、またはハロゲン原子、炭素数1~6のアルコキシ基、トリメチルシリル基、トリエチルシリル基および-COOR16(R16は水素原子または炭素数1~6のアルキル基である)で表される酸型またはエステル型カルボキシル基から選択される置換基を有する、炭素数2~8のアルケニル基、炭素数2~6のアルキニル基もしくは炭素数6~16のアリール基である(但し、R11およびR12は同時に水素原子ではない);R13およびR14はそれぞれ独立して-P(=O)(R15または-P(R15(R15炭素数1~3のアルキル基から選択される置換基を有しても良いフェニル基を示す)である]で表されるビナフチル誘導体。

【請求項5】
11およびR12がそれぞれ独立して水素原子、またはフッ素原子、メトキシ基、トリメチルシリル基および-COOEtから選択される置換基を有する、ビニル基、エチニル基もしくはフェニル基(但し、R11およびR12は同時に水素原子ではない)である請求項4に記載のビナフチル誘導体。

【請求項6】
クロスカップリング反応に使用されることを特徴とする請求項1または2に記載のヨウ素化ビナフチル誘導体。
産業区分
  • 有機化合物
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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出願権利状態 権利存続中
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