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錯体内包ゼオライト材料およびその利用

国内特許コード P07A010563
掲載日 2007年9月28日
出願番号 特願2006-015840
公開番号 特開2007-196104
登録番号 特許第4691661号
出願日 平成18年1月25日(2006.1.25)
公開日 平成19年8月9日(2007.8.9)
登録日 平成23年3月4日(2011.3.4)
発明者
  • 増田 秀樹
  • 大畑 奈弓
出願人
  • 国立大学法人 名古屋工業大学
発明の名称 錯体内包ゼオライト材料およびその利用
発明の概要 【課題】使い勝手がよく、除去対象物質を含むガスを効率よく浄化することのできるゼオライト材料、該材料の製造方法および該材料を用いたガス浄化材を提供する。
【解決手段】 本発明により提供される錯体内包ゼオライト材料は、周期表の1~13族に属する金属を含むゼオライトと、該ゼオライトのユニットセルに内包されている酸素活性化金属錯体と、該ゼオライトに保持(好ましくは、該ゼオライトのユニットセルに内包)されている光還元性金属錯体とを含む。該ゼオライトに含まれる金属は、例えば、銀、銅、亜鉛、白金およびパラジウムからなる群から選択される一種または二種以上であり得る。該酸素活性化金属錯体は、例えば、ship-in-bottle法によりユニットセル内で合成された金属フタロシアニン錯体、金属サロフェン錯体等であり得る。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要


人間が不快と感じる物質あるいは環境上好ましからざる物質を含むガスを処理し、かかる物質を分解するかまたはより環境負荷の少ない物質に変換するガス浄化技術が求められている。例えば特許文献1には、二酸化チタンを含む塗膜を基体表面に形成し、その二酸化チタンの光触媒作用により悪臭ガスや有害ガスを除去する有害ガス除去剤が記載されている。また、特許文献2には、金属フタロシアニン誘導体等の金属錯体をゼオライト等の担体に保持させてなり、該金属錯体によって悪臭成分を分解ないし吸着することにより消臭する消臭体が記載されている。担体に担持された金属フタロシアニン錯体をガス分解に利用する技術に関する他の従来技術文献として特許文献3および4が挙げられる。



【特許文献1】
特開平11-169727号公報
【特許文献2】
特開平5-277167号公報
【特許文献3】
特開2002-321912号公報
【特許文献4】
特開2003-202145号公報

産業上の利用分野


本発明は、ゼオライトのユニットセルに酸素活性化金属錯体が内包された構成を備える錯体内包ゼオライト材料に関する。また、かかる構成を有する錯体内包ゼオライト材料の製造方法に関する。また本発明は、該ゼオライト材料を有効成分として具備するガス浄化材に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
周期表の1~13族に属する金属を含むゼオライトと、
該ゼオライトのユニットセルに内包されている酸素活性化金属錯体と、
該ゼオライトに保持されている光還元性金属錯体と、
を有する、錯体内包ゼオライト材料。

【請求項2】
前記酸素活性化金属錯体は:
金属フタロシアニン錯体;
ビス(サリチリデン)-オルト-フェニレンジアミナト金属錯体;および、
環状テトラピロール化合物を配位子とする金属錯体;
からなる群から選択される一種または二種以上である、請求項1に記載のゼオライト材料。

【請求項3】
前記酸素活性化金属錯体を構成する配位子が一または二以上のフッ素置換基を有する、請求項1または2に記載のゼオライト材料。

【請求項4】
前記酸素活性化金属錯体を構成する中心金属は、コバルト、鉄、マンガン、ルテニウム、チタン、バナジウム、ニッケル、銅およびセリウムからなる群から選択される一種または二種以上である、請求項1から3のいずれかに記載のゼオライト材料。

【請求項5】
前記光還元性金属錯体は前記ゼオライトのユニットセルに内包されている、請求項1から4のいずれかに記載のゼオライト材料。

【請求項6】
前記光還元性金属錯体はルテニウム錯体である、請求項1または5に記載のゼオライト材料。

【請求項7】
前記光還元性金属錯体は、ビピリジン骨格を有する少なくとも一つの化合物を配位子とするビピリジン金属錯体である、請求項1から6のいずれかに記載のゼオライト材料。

【請求項8】
前記酸素活性化金属錯体1モルに対して前記光還元性金属錯体を0.1~10モルの割合で含む、請求項1から7のいずれかに記載のゼオライト材料。

【請求項9】
前記ゼオライトは、銀、銅、亜鉛、白金およびパラジウムからなる群から選択される一種または二種以上の金属を含む、請求項1から8のいずれかに記載のゼオライト材料。

【請求項10】
前記ゼオライトはX型ゼオライトまたはY型ゼオライトである、請求項1から9のいずれかに記載のゼオライト材料。

【請求項11】
前記ユニットセルの入口部よりもサイズの大きな前記酸素活性化金属錯体が該ユニットセルに内包されている、請求項1から10のいずれかに記載のゼオライト材料。

【請求項12】
請求項1から11のいずれかに記載の錯体内包ゼオライト材料を有効成分として備えるガス浄化材。

【請求項13】
周期表の1~13族に属する金属を含むゼオライトと、該ゼオライトのユニットセルに内包されている酸素活性化金属錯体と、該ゼオライトに保持されている光還元性金属錯体と、を含む錯体内包ゼオライト材料を製造する方法であって:
該金属を含むまたは含まないゼオライトを用意すること;
該ゼオライトのユニットセルに酸素活性化金属錯体を内包させること、ここで該錯体はシップ-イン-ボトル(ship-in-bottle)法により前記ユニットセル内で合成される;および、
該ゼオライトに光還元性金属錯体を保持させること;
を包含する、ゼオライト材料製造方法。

【請求項14】
前記ゼオライトに光還元性金属錯体を保持させることは、該ゼオライトのユニットセル内で該光還元性金属錯体をシップ-イン-ボトル(ship-in-bottle)法により合成することによって該錯体を該ユニットセルに内包させることを含む、請求項13に記載の方法。

【請求項15】
前記ゼオライトのユニットセルに前記酸素活性化金属錯体を内包させることおよび該ゼオライトに前記光還元性金属錯体を保持させることを行った後に、該ゼオライトに前記金属を含有させることを含む、請求項13または14に記載の方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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出願権利状態 登録
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