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いもち病抵抗性の稲品種をDNA判別法によって識別するためのプライマーおよび該プライマーを複数組み合わせたプライマーセット

国内特許コード P07A010617
掲載日 2007年10月4日
出願番号 特願2005-252949
公開番号 特開2007-061027
登録番号 特許第4756334号
出願日 平成17年9月1日(2005.9.1)
公開日 平成19年3月15日(2007.3.15)
登録日 平成23年6月10日(2011.6.10)
発明者
  • 大坪 研一
  • 中村 澄子
出願人
  • 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構
発明の名称 いもち病抵抗性の稲品種をDNA判別法によって識別するためのプライマーおよび該プライマーを複数組み合わせたプライマーセット
発明の概要

【課題】いもち病抵抗性遺伝子の近傍に位置するDNAマーカーによって、それぞれのいもち病抵抗性ごとに、交配組み合わせとは無関係に、識別性の共通するDNAマーカーを提供する。
【解決手段】開示する二つの塩基配列からそれぞれ選択された12~50個の塩基のプライマーからなる対合プライマー9種で構成されるプライマー群のうち、1種類のプライマーあるいは2種類以上のプライマー群である、いもち病抵抗性の稲品種をDNA判別法によって識別するためのプライマーあるいはプライマー群。
【選択図】なし

従来技術、競合技術の概要


いもち病は稲の最も重要な病害であり、いもち病菌が稲の葉あるいは穂で繁殖することによって植物体の生育を阻害し、収穫を激減させることで知られている。いもち病菌には多くの種類があり、稲のいもち病菌に対する抵抗性は、それらの異なる種類の菌ごとに異なっている。そのため、世界各地において、異なるいもち病菌に対する抵抗性品種・系統を選抜・育成し、それらの抵抗性の異なる抵抗性品種・系統を複数配合して栽培することによっていもち病による被害を軽減させる試みがなされている。
いもち病抵抗性品種・系統の選抜・育成には、抵抗性の対象とするいもち病菌を稲植物体に付与して生じる病斑の多寡による方法が用いられてきた。しかし、この方法では、植物体を栽培し、いもち病菌を付与し、病斑の多寡を判別するために多くの労力と試験用水田を必要とし、判別に時間がかかるという問題があった。



そこで、近年、いもち病抵抗性に関係するDNAの特徴に基づいて判別するためのDNAマーカーの開発が行われるようになってきた。DNA判別の場合には、判別に多くの労力と時間を要しないという特徴があり、本発明者らもすでに数種類のDNAマーカーを開発して特許出願している(特許文献1)。




【特許文献1】特開2004-141079号公報

産業上の利用分野


本発明は、稲の主要な病害であるいもち病に対する抵抗性品種・系統を、そのDNA配列上の特徴に基づいて識別あるいは選抜するためのプライマー、プライマーセットあるいは該プライマーを貼り付けたDNAチップに関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
以下に示す(a)~(i)から成る群の対合プライマーの中から、3種類以上の異なるいもち病抵抗性遺伝子の遺伝子型を識別できる組合せで、3種類以上の対合プライマーを混合してなることを特徴とする、いもち病抵抗性の稲品種・系統をDNA判別法によって識別するためのマルチプレックスPCR用プライマーセット。
(a):配列番号19に記載の塩基配列よりなるプライマーおよび配列番号20に記載の塩基配列よりなるプライマーからなる、Piaの遺伝子型を識別可能な対合プライマー。
(b):配列番号21に記載の塩基配列よりなるプライマーおよび配列番号22に記載の塩基配列よりなるプライマーからなる、Piiの遺伝子型を識別可能な対合プライマー。
(c):配列番号23に記載の塩基配列よりなるプライマーおよび配列番号24に記載の塩基配列よりなるプライマーからなる、Pita-2の遺伝子型を識別可能な対合プライマー。
(d):配列番号25に記載の塩基配列よりなるプライマーおよび配列番号26に記載の塩基配列よりなるプライマーからなる、PitaおよびPita-2の遺伝子型を識別可能な対合プライマー。
(e):配列番号27に記載の塩基配列よりなるプライマーおよび配列番号28に記載の塩基配列よりなるプライマーからなる、PitaおよびPita-2の遺伝子型を識別可能な対合プライマー。
(f):配列番号29に記載の塩基配列よりなるプライマーおよび配列番号30に記載の塩基配列よりなるプライマーからなる、Pizの遺伝子型を識別可能な対合プライマー。
(g):配列番号31に記載の塩基配列よりなるプライマーおよび配列番号32に記載の塩基配列よりなるプライマーからなる、Pik-mの遺伝子型を識別可能な対合プライマー。
(h):配列番号33に記載の塩基配列よりなるプライマーおよび配列番号34に記載の塩基配列よりなるプライマーからなる、Piz-t, Piz, およびPibの遺伝子型を識別可能な対合プライマー。
(i):配列番号35に記載の塩基配列よりなるプライマーおよび配列番号36に記載の塩基配列よりなるプライマーからなる、Pik, Pik-m, およびPik-pの遺伝子型を識別可能な対合プライマー。

【請求項2】
前記対合プライマーの群が、請求項1に記載の(c), (e), (g), (h), および(i)から成るプライマーの群である、請求項1に記載のマルチプレックスPCR用プライマーセット。

【請求項3】
前記請求項1又は2に記載のプライマーセットを用いてPCRを行うことを特徴とする、いもち病抵抗性の稲品種・系統の識別方法。
産業区分
  • 微生物工業
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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出願権利状態 権利存続中


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