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低水分領域における土壌水分測定方法及び測定装置

国内特許コード P07A010647
掲載日 2007年10月4日
出願番号 特願2006-010063
公開番号 特開2007-192631
登録番号 特許第4840803号
出願日 平成18年1月18日(2006.1.18)
公開日 平成19年8月2日(2007.8.2)
登録日 平成23年10月14日(2011.10.14)
発明者
  • 黒瀬 義孝
出願人
  • 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構
発明の名称 低水分領域における土壌水分測定方法及び測定装置
発明の概要

【課題】本発明は、pF2.8以上の低水分領域における土壌の乾燥程度を測定することのできる安価な土壌水分測定装置を提供することを目的とするものである。
【解決手段】本発明の土壌水分測定装置は、上端にはゴム栓4が着脱自在に取り付けられ、下端にはポーラスカップ3が取り付けられている透明の管体1の外周に、上端から下方に亘って土壌の含水程度を示す目盛り2が付されている。
【選択図】図1

従来技術、競合技術の概要


田畑や果樹園等において土壌の乾燥程度を知ることは、適切な灌水を行う上で非常に重要であり、土壌水分を測定する方法・装置には多種多様なものがある。



土壌の水分状態を測定する方法・装置には、体積含水率や含水比などの水分量を測定するものと、土壌水分の圧力水頭(pF値)を測定するものとに大別される。前者を測定するものには、TDR水分計、誘電率水分計、ヒートプローブ式水分計、採土法などがあり、後者を測定するものには、テンシオメーターがある。



TDR水分計、誘電率水分計、ヒートプローブ式水分計、採土法などは、テンシオメーターでは測定できない低水分領域まで測定できる。しかし、これらの測定器によって測定される体積含水率や含水比は土壌の乾湿程度を示す指標とはなるが、植物の水ストレスの指標には適さない。体積含水率が同じでも、土壌の種類や耕起の有無によって植物が土中の水を吸い上げるのに必要な力が異なるためである。一方、テンシオメーターは、水を入れた管体下端に設けられたポーラスカップを土壌中に埋設し、このポーラスカップを水で満たして土壌水と水理的に連続させ、水がポーラスカップから土壌中に浸透することによって生じる負圧を真空計で読みとることにより、土壌の乾湿程度を測定している(特許文献1)。このテンシオメーターにより測定されるpF値は植物が土中の水を吸い上げるのに必要な力を表すものであり、植物が受けている水ストレスや灌水の必要性を把握するには優れた指標となっている。しかし、テンシオメーターは圧力を測定するために真空計を使用するため、高価になる欠点がある。そこで、下端にポーラスカップを取り付けた透明の管体内に、上部に空気を残して水を入れ、この空気の圧力を空気の層の厚みにより読み取ることによって、真空計を用いないで土壌の乾燥程度を計測できるようにしたテンシオメーターが考えられている(特許文献2)。しかし、土壌がpF2.8以上に乾燥すると、空気が管体内に入り、内部の負圧が低下して正確に測定できない。




【特許文献1】実願昭63-117405号(実開平2-39158号)のマイクロフイルム

【特許文献2】実願昭51-63473号(実開昭52-154294号)のマイクロフイルム

産業上の利用分野


本発明は、土壌の乾燥程度を測定する測定装置に関し、特に、低水分領域における土壌水分を測定することのできる土壌水分測定装置に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
土壌の水分を示すpF値が2.8以上に乾燥した低水分領域における土壌の水分を測定する方法であって、
下端にポーラスカップが取り付けられている透明の管体内に水を満たして上端に蓋を取り付け、ポーラスカップを土壌中に差し込み、ポーラスカップから管体内に入る空気量を前記管体の側面に付した目盛りで読み取ることにより土壌水分を測定することを特徴とする低水分領域における土壌水分測定方法。

【請求項2】
土壌の水分を示すpF値が2.8以上に乾燥した低水分土壌の水分を測定する装置であって、
上端には蓋が着脱自在に取り付けられ、下端にはポーラスカップが取り付けられている透明の管体の外周に、上端から下方に亘って土壌の含水程度を示す目盛りが付されており、前記ポーラスカップを土壌に差し込み前記管体上部に進入した空気の量を前記目盛りで読み取り土壌水分を測定することを特徴とする低水分土壌用の土壌水分測定装置。
産業区分
  • 試験、検査
国際特許分類(IPC)
画像

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JP2006010063thum.jpg
出願権利状態 権利存続中


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