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通信装置及び通信方法

国内特許コード P07A010746
整理番号 /NO31117
掲載日 2007年10月26日
出願番号 特願2005-055278
公開番号 特開2006-245712
登録番号 特許第4537227号
出願日 平成17年3月1日(2005.3.1)
公開日 平成18年9月14日(2006.9.14)
登録日 平成22年6月25日(2010.6.25)
発明者
  • 関 清隆
出願人
  • 公益財団法人鉄道総合技術研究所
発明の名称 通信装置及び通信方法
発明の概要 【課題】 アドホックネットワーク技術を利用し、通信経路が所定の条件になった場合、警報を出して通知すると共に中継装置などの利用を促すことによって、低コストで確実に通信経路を確保することができる通信装置を提供する。
【解決手段】 本発明の通信装置60は、通信を制御する通信制御部61と、通信制御部61で受信される監視パッケットを処理するパケット処理部63と、当該通信装置60の移動を検出する移動検出部64と、警報処理を行う警報処理部62と、警報を通知する出力部65と、を備えている。
【選択図】 図2
従来技術、競合技術の概要


近年、さまざまな通信技術が発達し、携帯型や設置型の通信装置での無線通信が多く用いられるようになっている。このような通信装置を利用して、例えば、設備の保守などを効率よく行うことができるようになっている。



例えば、特開2002-24973公報では、監視対象となる各電力設備1には、遠隔監視端末2および通信ユニット3が設けられており、遠隔監視端末2が対応する電力設備1の異常を検知すると、異常発生を示す異常情報をパケット通信網4を介して遠隔監視センタ6に送信する。これを受け取った遠隔監視センタ6は、担当の保安者の所持する携帯端末10に異常発生を報知する電子メールを送信すると共に、異常内容の詳細情報コンテンツを携帯端末10からアクセス可能な形式で作成することができるようになっている。



また、鉄道沿線における作業などでも、作業現場における相互の連絡用、作業を統括する指令センタと作業現場とを結ぶ連絡用等重要な役割として通信装置が利用されている。



図10は、通信装置を利用した従来からの鉄道保守作業を示す図である。図10において、鉄道沿線の保守を行う保守用車120A,120Bと、作業員150A,150Bとは、通信装置(図示せず)を有し、それぞれ送受信可能な範囲内にある他の通信装置や無線アクセスポイント140A,140B,140Cとの通信が可能となっている。
また、保守用車120A,120B、作業員150A,150Bと保守作業等を統括する指令センタ110とは、任意の地点に設けられた無線アクセスポイント140A,140B,140CとADSL等の有線回線130を介して通信可能に接続されている(図10において、矢印が通信を行う装置の組合せの例を示す)。



このような作業で利用される通信装置としては、携帯電話、無線LAN端末などがあり、また、鉄道沿線沿いに既に設置されている固定電話に無線インタフェースを仮設し、作業員150A,150Bや保守用車120A,120Bが無線電話端末を所持する、トランシーバを使用するなどの方法も行われている。
【特許文献1】
特開2002-24973公報

産業上の利用分野


本発明は、無線によって通信を行う通信装置及び通信方法に関する。特には、アドホックネットワーク技術を利用し、低コストで確実に通信経路を確保することができる通信装置及び通信方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
アドホックネットワークに接続可能な通信装置であって、
通信を制御する通信制御手段と、
前記通信制御手段で受信される監視パケットを処理するパケット処理手段と、
当該通信装置の移動を検出する移動検出手段と、
警報処理を行う警報処理手段と、
警報を通知する出力手段と、
を備え、
前記パケット処理手段は、
受信した監視パケットの受信レベルを測定する受信レベル測定手段と、
監視パケットに含まれる発信元ノードIDとそのノードIDからの受信レベルで構成されるエントリの組の履歴を抽出して記憶し、且つ前記受信レベル測定手段で測定した受信レベルを最後の発信元ノードIDとのエントリの組として作成して記憶するエントリ処理手段と、
前記エントリ処理手段で抽出され作成されたエントリの組を監視パケット毎に経路情報として記憶するためのエントリ記憶手段と、
自己のノードIDを発信元ノードIDとし、受信レベルを所定の値とするエントリの組を生成し、前記監視パケットに付加して新たな監視パケットを作成するパケット作成手段と、
前記パケット作成手段で作成した新たな監視パケットを前記通信制御手段を介して送信するパケット送信手段と、
を有し、
前記警報処理手段は、前記エントリ記憶手段に記憶されている前記経路情報の受信レベルの最低値を検出し、該最低値が所定の条件になった場合、該当する経路情報の、最低値の受信レベルのリンクの両端のノードに対して警報メッセージを送信し、
前記警報処理手段は、前記通信制御手段で警報メッセージを受信し、且つ前記移動検出手段で移動中であることを検出した場合、前記出力手段から警報情報を出力する、
ことを特徴とする通信装置。

【請求項2】
前記パケット処理手段は、抽出したエントリの組の履歴に自己のノードIDが含まれるか否かを検出し、含まれる場合には、前記エントリ処理手段、前記パケット作成手段及び前記パケット送信手段の処理が行われないようにするノードID検出手段を有する、
ことを特徴とする請求項1記載の通信装置。

【請求項3】
前記エントリ記憶手段に記憶された前記経路情報は、所定の時間経過に応じて消去される、ことを特徴とする請求項1または2記載の通信装置。

【請求項4】
前記移動検出手段は、GPS装置または速度計である、ことを特徴とする請求項1から3何れか記載の通信装置。

【請求項5】
前記出力手段から警報情報が出力された場合、中継装置を介して前記監視パケットの受信を行う、ことを特徴とする請求項1から4何れか記載の通信装置。

【請求項6】
無線アクセスポイントと複数の通信装置をノードとして、ノード間で無線通信する複数の連結からなる通信経路を確保するアドホックネットワークによる通信方法であって、
前記通信装置は、アドホックネットワークに接続した場合に、通信経路に含まれる連結毎のノード間の受信レベルを含む監視パケットを受信し、
受信した監視パケットに含まれる連結毎のノード間の受信レベルを検証し、
検証結果が所定の条件の場合には、所定のノードに対して警報メッセージを送信し、
さらに、警報メッセージを受信したノードである通信装置は、移動中であれば、警報を出力する
ことを特徴とする通信方法。

【請求項7】
通信制御手段と、移動検出手段と、警報処理手段と、出力手段と、受信レベル測定手段、エントリ処理手段、パケット作成手段、パケット送信手段及びエントリ記憶手段を有するパケット処理手段と、を備え、アドホックネットワークに接続可能な通信装置における、通信経路を確保する通信方法であって、
(A)通信制御手段で、監視パケットを受信し、
(B)パケット処理手段の受信レベル測定手段で、受信した監視パケットの受信レベルを測定し、
(C)パケット処理手段のエントリ処理手段で、監視パケットに含まれる発信元ノードIDとそのノードIDからの受信レベルで構成されるエントリの組の履歴を抽出し、且つ前記ステップ(B)で測定した受信レベルを最後の発信元ノードIDとのエントリの組として作成し、抽出され作成されたエントリの組を監視パケット毎に経路情報としてエントリ記憶手段に記憶し、
(D)パケット処理手段のパケット作成手段で、自己のノードIDを発信元ノードIDとし、受信レベルを所定の値とするエントリの組を生成し、前記監視パケットに付加して新たな監視パケットを作成し、
(E)パケット処理手段のパケット送信手段及び通信制御手段で、前記ステップ(D)で作成した新たな監視パケットを送信し、
さらに、通信制御手段で警報メッセージを受信した場合、前記ステップ(A)~(E)とは独立して、
(F)移動検出手段で、移動中であるか否かを検出し、
(G)ステップ(F)で移動中であると検出された場合には、警報処理手段によって出力手段から警報情報を出力し、
前記ステップ(C)の後に、前記ステップ(D)~(G)とは独立して、
(H)警報処理手段で、前記ステップ(C)で記憶された前記経路情報の受信レベルの最低値を検出し、該最低値が所定の条件になった場合、該当する経路情報の、最低値の受信レベルのリンクの両端のノードに対して警報メッセージを送信する、 ことを特徴とする通信方法。

【請求項8】
さらに、前記通信装置は、ノードID検出手段を有し、
前記ステップ(C)は、ノードID検出手段で抽出したエントリの組の履歴に自己のノードIDが含まれる場合には、ステップ(C)の他の処理を行わず、且つ後続のステップ(D)及び(E)の処理が行われない、
ことを特徴とする請求項記載の通信方法。

【請求項9】
さらに、(I)前記ステップ(C)で記憶された前記経路情報は、所定の時間経過に応じて消去される、ことを特徴とする請求項または記載の通信方法。

【請求項10】
前記ステップ(G)で警報情報が出力された場合、前記ステップ(A)は、中継装置を介して前記監視パケットの受信を行う、ことを特徴とする請求項から何れか記載の通信方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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出願権利状態 登録
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