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移動体の風速低減構造

国内特許コード P07A010798
整理番号 /NO31157
掲載日 2007年10月26日
出願番号 特願2005-099926
公開番号 特開2006-273294
登録番号 特許第4438669号
出願日 平成17年3月30日(2005.3.30)
公開日 平成18年10月12日(2006.10.12)
登録日 平成22年1月15日(2010.1.15)
発明者
  • 斎藤 実俊
出願人
  • (財)鉄道総合技術研究所
発明の名称 移動体の風速低減構造
発明の概要 【課題】 低コストで簡単な構造によって移動体の周囲に発生する気流の風速を低減することができる移動体の風速低減構造を提供する。
【解決手段】 車両1がA方向に走行すると車両1を基準として相対的に車両1の先頭側から後尾側に向かって車体底面4と軌道Rとの間にB方向に空気が流れる。その結果、B方向に流れる空気が台車2で乱され、底面凹部6で車体側面5から剥離するとバラスト表面の列車風は相対的に速くなり、バラストR1が持ち上げられて舞上りバラストR1が飛散する場合がある。車体側面5に沿って流れる空気の剥離を側板部7aが抑制するとともに、車体底面4に沿って流れる空気の乱れ及び剥離を傾斜部7bが抑制する。このため、側板部7a及び傾斜部7bによって台車2の周囲の流れの乱れが抑えられ、軌道Rの表面の空気の流れがスムーズになる。その結果、軌道Rの表面の風速が低下してバラストR1の舞上りが抑制される。
【選択図】 図1
従来技術、競合技術の概要 【背景技術】列車が高速で走行すると、列車の周りには強い列車風が発生する。この列車風は、列車の走行に伴って発生する空気の流れであり、明かり区間(トンネル区間以外の区間)では列車の通過にともなって、先頭部で発生する湧き出し流と、中間部で発生する境界層流と、後尾部で発生する伴流とに分けられる。このような列車風が発生すると、線路に敷き詰めてある砂利や砕石などから構成されるバラストが舞い上がり、車両の床下機器や軌道の周辺の地上構造物を損傷する可能性がある。バラストの舞い上がりは、バラストの表面の風速が速いほど発生しやすいが、新幹線では現在さらなる高速化を目指しており、バラストの飛散を防止する必要がある。従来、このようなバラストの飛散を防止するために種々の対策が提案されている。従来のバラスト飛散防止方法(従来技術1)は、バラスト上に水性樹脂を散布した後に、凝集剤水溶液を散布して被膜を形成している(例えば、特許文献1参照)。このような従来のバラスト飛散防止方法では、水性樹脂の散布直後からの降雨などによる水性樹脂の流出を防止して、列車風によるバラストの飛散を防止している。従来のバラスト飛散防止方法(従来技術2)は、バラストが飛び出さない程度の網目の天然繊維や合成樹脂の網状シート材に、ゴムや合成樹脂の配合物を浸透させて形成したバラスト飛散防止シートを軌道上に設置している(例えば、特許文献2参照)。このような従来のバラスト飛散防止方法では、バラスト飛散防止シートをレールの内側及び外側にバラストを覆うように設置して、列車風によるバラストの飛散を防止している。
【特許文献1】特開平6-158601号公報
【特許文献2】特開平9-250103号公報
産業上の利用分野 この発明は、移動体が移動するときにこの移動体の周囲に発生する気流の風速を低減する移動体の風速低減構造に関する。
特許請求の範囲 【請求項1】 移動体が移動するときにこの移動体の周囲に発生する気流の風速を低減する移動体の風速低減構造であって、 前記移動体の底面凸部の側方、前方及び後方に前記気流の風速を低減する風速低減部を備え、 前記底面凸部は、前記移動体の走行装置であり、 前記風速低減部は、 前記走行装置の側面を覆う第1の側板部と、 前記第1の側板部と連続して前記移動体の端部まで伸びる第2の側板部と、 後側の前記走行装置の前方の前記移動体の底面からこの走行装置に向かって下方に傾斜する第1の傾斜部と、 前側の前記走行装置の後方の前記移動体の底面からこの走行装置に向かって下方に傾斜する第2の傾斜部とを備えること、 を特徴とする移動体の風速低減構造。
【請求項2】 請求項1に記載の移動体の風速低減構造において、 前記第1の傾斜部は、後側の前記走行装置の前方の前記移動体の底面に側方に傾斜し、 前記第2の傾斜部は、前側の前記走行装置の後方の前記移動体の底面に側方に傾斜すること、 を特徴とする移動体の風速低減構造。
【請求項3】 移動体が移動するときにこの移動体の周囲に発生する気流の風速を低減する移動体の風速低減構造であって、 前記移動体の底面凸部の側方、前方及び後方に前記気流の風速を低減する風速低減部を備え、 前記底面凸部は、前記移動体の走行装置であり、 前記風速低減部は、 前記走行装置の側面を覆う第1の側板部と、 前記第1の側板部と連続して前記移動体の端部まで伸びる第2の側板部と、 後側の前記走行装置の前方の前記移動体の底面に側方に傾斜する第1の傾斜部と、 前側の前記走行装置の後方の前記移動体の底面に側方に傾斜する第2の傾斜部とを備えること、 を特徴とする移動体の風速低減構造。
【請求項4】 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の移動体の風速低減構造において、 前記底面凸部は、前記移動体の床下機器であり、 前記風速低減部は、 前記床下機器の側面を覆う側板部と、 前記床下機器の前後の前記移動体の底面からこの床下機器に向かって下方に傾斜する傾斜部とを備えること、 を特徴とする移動体の風速低減構造。
【請求項5】 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の移動体の風速低減構造において、 前記底面凸部は、前記移動体の床下機器であり、 前記風速低減部は、 前記床下機器の側面を覆う側板部と、 前記床下機器の前後の前記移動体の底面に側方に傾斜する傾斜部とを備えること、 を特徴とする移動体の風速低減構造。
産業区分
  • 鉄道
国際特許分類(IPC)
出願権利状態 権利存続中
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