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石積み壁の耐震補強方法及びそれに用いる石積み壁補強材

国内特許コード P07A010892
整理番号 /NO33553
掲載日 2007年10月26日
出願番号 特願2005-262104
公開番号 特開2007-070980
登録番号 特許第4530378号
出願日 平成17年9月9日(2005.9.9)
公開日 平成19年3月22日(2007.3.22)
登録日 平成22年6月18日(2010.6.18)
発明者
  • 山本 彰
  • 鳥井原 誠
  • 山田 祐樹
  • 杉山 友康
  • 太田 直之
  • 布川 修
  • 岡田 勝也
出願人
  • 株式会社大林組
  • 財団法人鉄道総合技術研究所
発明の名称 石積み壁の耐震補強方法及びそれに用いる石積み壁補強材
発明の概要


【課題】 間知石と裏ぐり石とをグラウト材で一体化させかつ補強する。
【解決手段】本発明に係るに係る石積み壁補強材1は、先鋭に形成された中空多孔管本体2と、該中空多孔管本体の基端側に設けられた雄ネジ部3と、該雄ネジ部に螺合される打撃用キャップ4と、該打撃用キャップを取り外した状態にて雄ネジ部3とグラウトホース5の先端とを互いに接続する接続用雌ネジ部材6と、グラウトホース5を取り外した状態にて雄ネジ部3に螺合される頭部キャップ7とから構成してある。中空多孔管本体2の周面には、打撃用キャップ4の先端12が当接する鍔状当接部11を突設形成してあり、打撃用キャップ4を雄ネジ部3にねじ込んでいったとき、打撃用キャップ4の先端12が鍔状当接部11に当接するように該鍔状当接部を形成してある。
【選択図】 図1

従来技術、競合技術の概要


斜度が急な法面の法尻(法面の下端)近くに列車の軌道を敷設したり道路を建設したりする場合、万一、崖崩れが起これば、その被害は甚大である。それゆえ、適切な法面保護工が必要不可欠となることは言うまでもない。



法面保護工としては、モルタルやコンクリートを吹き付ける法面吹付工、法枠工、法面緑化工、補強土工などがあり、いずれも斜度や土質性状等に応じて適宜選択され、広く使用されている。



ここで、補強土工の一つとして、裏ぐり石を背面に充填しながら間知石と呼ばれる組積材を積み上げる、いわゆる空積み擁壁があるが、かかる空積み擁壁は、組積材の背面にコンクリートを充填してなる練積み擁壁(重力式擁壁の一種)に比べ、一般的に耐震性に乏しい。



そこで、かかる空積み擁壁を耐震補強すべく、間知石同士が取り合う出隅部や間知石の中央にグラウト材注入孔を削孔し、該グラウト材注入孔に異形鉄筋等の補強材(芯材)を挿入した上、補強材とグラウト材注入孔との隙間にグラウトパイプを挿入してグラウト材を注入する耐震補強方法が知られている。




【特許文献1】特開2005-9207

【特許文献2】特開2005-9208

【特許文献3】特開2005-9209

産業上の利用分野


本発明は、主として空積み擁壁を対象とした石積み壁の耐震補強方法及びそれに用いる石積み壁補強材に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
先鋭に形成された中空多孔管本体と、該中空多孔管本体の基端側に設けられた雄ネジ部と、該雄ネジ部に螺合される打撃用キャップと、該打撃用キャップを取り外した状態にて前記雄ネジ部とグラウトホースの先端とを互いに接続する接続用雌ネジ部材と、前記グラウトホースを取り外した状態にて前記雄ネジ部に螺合される頭部キャップとからなり、前記中空多孔管本体の中空空間と前記グラウトホースとを連通させる貫通孔を前記雄ネジ部に形成するとともに、前記打撃用キャップが前記雄ネジ部に螺合された状態にて該打撃用キャップの先端が当接する鍔状当接部を前記中空多孔管本体の周面に突設形成したことを特徴とする石積み壁補強材。

【請求項2】
先鋭に形成された中空多孔管本体と、該中空多孔管本体の基端側に設けられ外周面に雄ネジが切られ内周面に雌ネジが切られた有底筒体及び該有底筒体の底部から同芯状に突設された雄ネジ部からなる複合ネジ部と、前記有底筒体の雌ネジに螺合される打撃用キャップと、前記打撃用キャップを取り外した状態にて前記雄ネジ部とグラウトホースの先端とを互いに接続する接続用雌ネジ部材と、前記グラウトホースを取り外した状態にて前記有底筒体の雄ネジに螺合される頭部キャップとからなり、前記中空多孔管本体の中空空間と前記グラウトホースとを連通させる貫通孔を前記有底筒体及び前記雄ネジ部にそれぞれ形成するとともに、前記打撃用キャップが前記雌ネジに螺合された状態にて該打撃用キャップの先端が前記有底筒体の底部に当接するように該有底筒体を形成したことを特徴とする石積み壁補強材。

【請求項3】
前記有底筒体の雄ネジに螺合される打撃保護用キャップを備えた請求項2記載の石積み壁補強材。

【請求項4】
前記噴出孔を、前記中空多孔管本体の材軸に沿って直線状に配置されるように該中空多孔管本体に形成した請求項1乃至請求項3のいずれか一記載の石積み壁補強材。

【請求項5】
前記噴出孔をそれらの孔径が先端から基端側にかけて順次小さくなるように形成した請求項1乃至請求項3のいずれか一記載の石積み壁補強材。

【請求項6】
石積み壁を構成する組積材を削孔して該組積材にグラウト材注入孔を形成し、中空多孔管本体が設けられた石積み壁補強材を該中空多孔管本体の先端部分から前記グラウト材注入孔に挿入し、前記中空多孔管本体の基端側に設けられた雄ネジ部に打撃用キャップを螺合し、前記組積材の背面に充填されている裏ぐり石を押しのけるようにしながら前記打撃用キャップを打撃面として前記石積み壁補強材を打ち込み、前記打撃用キャップを前記雄ネジ部から取り外して代わりに接続用雌ネジ部材を介して該雄ネジ部とグラウトホースの先端とを互いに接続し、グラウトホース及び雄ネジ部に形成された貫通孔を介してグラウト材を前記中空多孔管本体の中空空間に加圧注入して該中空多孔管本体に形成された噴出孔からグラウト材を周囲に噴出させ、前記雄ネジ部から前記接続用雌ネジ部材を取り外し、前記グラウト材が硬化した後、頭部プレートに形成されたパイプ挿通孔に前記雄ネジ部を挿通し、該雄ネジ部に頭部キャップを螺合し、前記頭部プレートが前記組積材にあてがわれた状態で前記頭部キャップを締め付けることを特徴とする石積み壁の耐震補強方法。

【請求項7】
石積み壁を構成する組積材を削孔して該組積材にグラウト材注入孔を形成し、中空多孔管本体が設けられた石積み壁補強材を該中空多孔管本体の先端部分から前記グラウト材注入孔に挿入し、前記中空多孔管本体の基端側に設けられた複合ネジ部を構成する有底筒体の内周面に切られた雌ネジに打撃用キャップを螺合するとともに前記有底筒体の外周面に切られた雄ネジに打撃保護用キャップを螺合し、前記組積材の背面に充填されている裏ぐり石を押しのけるようにしながら前記打撃用キャップを打撃面として前記石積み壁補強材を打ち込み、前記打撃用キャップを前記雌ネジから取り外し、前記有底筒体の底部から同芯状に突設された雄ネジ部とグラウトホースの先端とを接続用雌ネジ部材を介して互いに接続し、前記有底筒体の底部及び前記雄ネジ部に形成された貫通孔並びにグラウトホースを介してグラウト材を前記中空多孔管本体の中空空間に加圧注入して該中空多孔管本体に形成された噴出孔からグラウト材を周囲に噴出させ、前記雄ネジ部から前記接続用雌ネジ部材を取り外し、前記グラウト材が硬化した後、頭部プレートに形成されたパイプ挿通孔に前記複合ネジ部を挿通し、該複合ネジ部を構成する前記有底筒体の雄ネジに頭部キャップを螺合し、前記頭部プレートが前記組積材にあてがわれた状態で前記頭部キャップを締め付けることを特徴とする石積み壁の耐震補強方法。
産業区分
  • 土工
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2005262104thum.jpg
出願権利状態 権利存続中
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