TOP > 国内特許検索 > 電気転てつ機

電気転てつ機

国内特許コード P07A010982
整理番号 /NO31290
掲載日 2007年10月26日
出願番号 特願2006-072065
公開番号 特開2007-245917
登録番号 特許第4681478号
出願日 平成18年3月16日(2006.3.16)
公開日 平成19年9月27日(2007.9.27)
登録日 平成23年2月10日(2011.2.10)
発明者
  • 五十嵐 義信
  • 西山 幸夫
出願人
  • 公益財団法人鉄道総合技術研究所
発明の名称 電気転てつ機
発明の概要

【課題】鎖錠かん全体の反転を必要とせずに右据付と左据付のいずれも可能で、主、副いずれの鎖錠かんも独立して位置調整ができる鎖錠装置を備えた電気転てつ機を提供する。【解決手段】鎖錠装置の主、副鎖錠かんの長手方向両端部に同一形状の第1棒状部材を設け、各鎖錠かんの位置調整機構を、接続かんに結合された連結部からその接続かんと反対方向に延びる第2棒状部材と、主・副鎖錠かんの一端部の前記第1棒状部材と、前記第2棒状部材に保持され、第1棒状部材の端部と第2棒状部材の端部とを対向させた状態でそれら両棒状部材の材軸方向における相対的位置関係を調整する調整部材とで構成し、主・副鎖錠かんの他端部の第1棒状部材を連結し、かつ、調整機構により位置調整した後の位置に固定する固定部を備えた。
【選択図】図1

従来技術、競合技術の概要


図3は分岐器と電転てつ機(以下、転てつ機という。)の外観を示す斜視図、図4は転てつ機の一部である動力部の透視平面図、図5は転てつ機の主要構成部品を示す斜視図である。
転てつ機Sは、図3及び図5に示すように、分岐器Pのトングレール1を転換して基本レール2に密着させる転換装置Cと、密着状態のトングレール1をその位置に保持する鎖錠装置Lとからなっている。トングレール1が保持される位置には、分岐器Pが常時開放する方向に保持される定位と、その反対方向に保持される反位とがある。



転換装置Cは、図4及び図5に示すように、モータ3により回転される転換歯車4に設けられた転換ローラ5を動作かん6のカム7に嵌合させていて、そのモータ3の回転によりその動作かん6を材軸と平行な方向に移動させることにより、トングレール1を転換する。



そして、鎖錠装置Lは、トングレール1の定位と反位に対応する主鎖錠かん8aと副鎖錠かん8b及びロックピースと9a,9bを有し、転換装置Cの動作かん6がトングレール1を移動させると、そのトングレール1にフロントロッド10及び接続かん11(図3,4,5参照)を介して連結されている前記鎖錠かん8(8a,8b)がその材軸方向のトングレールの定位と反位に対応する位置に移動される。ロックピース9a,9bはトングレールの定位と反位に対応して設けられた2個のカムバーにそれぞれ設けられ、動作かん6の材軸方向の移動に伴い各カムバーと転換ローラ5を介してトングレールの定位と反位に対応する位置に移動される。そのとき、各鎖錠かん(8a,8b)に設けてある切り欠きが各ロックピース9a,9bに対向する位置にある時は、そのロックピースがその切り欠きに進入して鎖錠かんをその位置にロックするようになっている。すなわち、鎖錠装置のロックピース9a,9bは、トングレールが定位又は反位に移動されたことを確認して、換言すると、分岐器の開通方向を検知して、それぞれの状態で鎖錠かん8a,8bを鎖錠する。



従って、トングレールの基本レールに対する密着状態を確保するためには、鎖錠かん8a,8bの各ロックピース9a,9bに対する位置関係を調整する必要がある。この調整のために、接続かん11と各鎖錠かん8a,8bとの間に鎖錠かんの長手方向位置を調整する調整機構が備えられている。



図6は、従来の鎖錠装置の要部を示す正面図である。従来の鎖錠装置は、図6に例示するように、トングレールの定位転換を検知し、これを保持するための主鎖錠かん8a及びその調整機構A1と、トングレールの反位転換を検知し、これを保持するための副鎖錠かん8b及びその調整機構A2とは、接続かん11に対して直列に接続されていた。このような鎖錠装置は、例えば非特許文献1に記載されている。

【非特許文献1】鉄道技術者のための電気概論 信号シリーズ4 転てつ装置 40~47頁 財団法人 日本鉄道電気技術協会 平成17年6月28日発行

産業上の利用分野


本発明は、電気転てつ機、特に右据付と左据付を容易に換えることができるようにした鎖錠装置を備えたものに関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
動力により動作される動作かんを用いて分岐器のトングレールを定位又は反位に転換させる転換装置と、前記トングレールに連結された接続かんに接続され、前記トンレールの定位方向又は反位方向の移動と連動して定位又は反位に移動される主鎖錠かん及び副鎖錠かん、前記動作かんの定位方向移動又は反位方向移動と連動してそれぞれ定位側位置又は反位側位置に移動されて前記主鎖錠かんに設けてある切欠又は副鎖錠かんに設けてある切欠に嵌合してそれぞれの鎖錠かんをその定位側位置又は反位側位置にロックする2個のロックピース、及び各鎖錠かんの定位側位置又は反位側位置を調整するための二つの調整機構を備えている鎖錠装置とを有する電気転てつ機において、
前記鎖錠装置は、
前記主鎖錠かんと前記副鎖錠かんを保持器に接続かんの移動方向と平行な方向に摺動自在に保持し、
前記主鎖錠かん及び副鎖錠かんの前記保持器の両外側に延出する部分に同一形状の第1棒状部材を設け、
前記二つの調整機構を、いずれも、前記第1棒状部材と平行な方向に延びる第2棒状部材と、前記主鎖錠かん及び副鎖錠かんの一方側の前記第1棒状部材と、前記第2棒状部材に保持され、前記第1棒状部材の端部と前記第2棒状部材の端部とを対向させた状態でそれら両棒状部材の材軸方向における相対的位置関係を調整する調整部材とで構成し、
中間部において前記接続かんが連結される第一の連結部材の両端部においてそれぞれ前記調整機構を分離可能に接続し、
前記主鎖錠かん及び副鎖錠かんの他方側の前記第1棒状部材を第二の連結部材の両端部に前記他方側の第1棒状部材の材軸方向に移動可能に貫通するとともに、前記他方側の第1棒状部材の前記第二の連結部材に対する材軸方向における相対的位置関係を調整する調整部材を分離可能に備えてなる、
ことを特徴とする電気転てつ機。

【請求項2】
動力により動作される動作かんを用いて分岐器のトングレールを定位又は反位に転換させる転換装置と、前記トングレールに連結された接続かんに接続され、前記トングレールの定位方向又は反位方向の移動と連動して定位又は反位に移動される主鎖錠かん及び副鎖錠かん、前記動作かんの定位方向移動又は反位方向移動と連動してそれぞれ定位側位置又は反位側位置に移動されて前記主鎖錠かんに設けてある切欠又は副鎖錠かんに設けてある切欠に嵌合してそれぞれの鎖錠かんをその定位側位置又は反位側位置にロックする2個のロックピース、及び各鎖錠かんの定位側位置又は反位側位置を調整するための二つの調整機構を備えている鎖錠装置とを有する電気転てつ機において、
前記鎖錠装置は、
前記主鎖錠かんと前記副鎖錠かんを保持器に接続かんの移動方向と平行な方向に摺動自在に保持し、
前記主鎖錠かん及び副鎖錠かんの前記保持器の両外側に延出する部分に同一ピッチの雄ねじを設け、
前記二つの調整機構を、いずれも、外周と内周に雄ねじと雌ねじを有する調整ナットと、その調整ナットの前記雌ねじに螺合される前記主鎖錠かん及び副鎖錠かんの一方側の雄ねじと、前記調整ナットの雄ねじと前記一方側の雄ねじとに螺合される固定ナットとから構成し、
中間部において前記接続かんが連結される第一の連結部材の両端部において前記調整ナットの雄ねじを螺合するとともに、前記第一の連結部材の両側において前記調整ナットの雄ねじと前記一方側の雄ねじとに固定ナットを螺合し、
前記主鎖錠かん及び副鎖錠かんの他方側の雄ねじを第二の連結部材の両端部に前記主鎖錠かん及び副鎖錠かんの材軸方向に移動可能に貫通するとともに、その雄ねじに前記第二の連結部材の両側において固定ナットを螺合してなる、
ことを特徴とする電気転てつ機。
産業区分
  • その他通信
  • 鉄道
国際特許分類(IPC)
画像

※ 画像をクリックすると拡大します。

JP2006072065thum.jpg
出願権利状態 権利存続中
ライセンスをご希望の方、特許の内容に興味を持たれた方は、下記「問合せ先」まで直接お問い合わせください。


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close