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ナノ粒子化合物、この化合物を用いる金属イオンの検出方法及び除去方法 新技術説明会

国内特許コード P07P005507
整理番号 P2005-203/L18-H38
掲載日 2007年10月26日
出願番号 特願2006-066443
公開番号 特開2007-238558
登録番号 特許第4904490号
出願日 平成18年3月10日(2006.3.10)
公開日 平成19年9月20日(2007.9.20)
登録日 平成24年1月20日(2012.1.20)
発明者
  • 小西 克明
出願人
  • 学校法人北海道大学
発明の名称 ナノ粒子化合物、この化合物を用いる金属イオンの検出方法及び除去方法 新技術説明会
発明の概要

【課題】金属イオンと相互作用をして、可視光領域における吸収特性が変化する物質(化合物)、そのような化合物を利用した金属イオンの検出方法及び分離方法を提供する。
【解決手段】一般式(1):M10412で表される化合物。MはCdまたはZnであり、XはSまたはSeであり、Rは、下記R1~R4で示されるいずれの基である。R1~R4中、n1~n4は、独立に、1~10の整数である。

被験水溶液に上記化合物を共存させ、水溶液の色の変化から、被験水溶液に含まれる金属イオンの有無及び/又は濃度を検出することを含む、金属イオンの検出方法。水溶液に含まれる金属イオンを分離する方法。前記水溶液に上記化合物を混合し、水溶液に形成した前記化合物と金属イオンとの錯体を、前記水溶液から分離することを含む。
【選択図】なし

従来技術、競合技術の概要


水銀、鉛などの重金属イオンは蛍光灯や自動車バッテリーなど日常生活において多量に使用される反面、少量でも人体や生態系に大きな影響を及ぼすことから、廃棄物からの流出による環境中での動向を調査するために、簡便、迅速かつ感度よく検出できるシステムの開発が必須となってきている。既往の技術では、誘導結合プラズマ(ICP)発光分析など高価な分析装置が用いられるが、脱塩など煩雑な前処理が必要であり、多検体の迅速分析に適さないなどの問題も多く、その観点から、電子吸収、蛍光などの汎用の安価なスペクトル機器や人間の色覚を利用した簡便な化学センサーの開発が強く求められている。



本発明者らは、上記簡便な化学センサーの候補として、ナノ粒子化合物に注目した。ナノ粒子化合物としては、発光特性を有するナノ粒子が知られている(特表2002-536285号公報、特許文献1)。このナノ粒子は、例えば、CdSナノ粒子のような半導体粒子とデンドリマーとのコンポジットである。CdSナノ粒子は、蛍光シグナルを発することができ、イムノアッセイ、ELISAアッセイ、DNAのスクリーニング等に利用できることが記載されている。

【特許文献1】特表2002-536285号公報

産業上の利用分野


本発明は、ナノ粒子化合物、並びに、このナノ粒子化合物を用いる金属イオンの検出方法及び除去方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
一般式(1):M10412で表される化合物。
[式中、MはCdまたはZnであり、
Xは、SまたはSeであり、
Rは、下記R1~R4で示されるいずれの基である。R1~R4中、n1~n4は、独立に、1~10の整数である。]
【化学式1】



【請求項2】
1~n3は3であり、n4は6である請求項1に記載の化合物。

【請求項3】
被験水溶液に請求項1または2に記載の化合物を共存させ、水溶液の色の変化から、被験水溶液に含まれる金属イオンの有無及び/又は濃度を検出することを含む、金属イオンの検出方法。

【請求項4】
金属イオンがHg2+, Pb2+, Ag+, またはCu2+である請求項3に記載の検出方法。

【請求項5】
金属イオンの分析が、金属イオンの定量である請求項3または4に記載の検出方法。

【請求項6】
水溶液の色の変化を350~450nmの波長範囲の吸光量を測定することで検出する請求項3~5のいずれか1項に記載の検出方法。

【請求項7】
水溶液の色の変化を400nmにおける吸光量を測定することで検出する請求項3~5のいずれか1項に記載の検出方法。

【請求項8】
水溶液に含まれる金属イオンを分離する方法であって、前記水溶液に請求項1または2に記載の化合物を混合し、水溶液に形成した前記化合物と金属イオンとの錯体を、前記水溶液から分離することを含む、前記方法。

【請求項9】
錯体の水溶液からの分離を溶媒抽出により行う請求項8に記載の方法。
産業区分
  • 有機化合物
  • 薬品
  • 試験、検査
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 権利存続中
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