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固定構造物の通過波低減構造

国内特許コード P07A011002
整理番号 /NO30965
掲載日 2007年10月26日
出願番号 特願2004-022514
公開番号 特開2004-257230
登録番号 特許第4662233号
出願日 平成16年1月30日(2004.1.30)
公開日 平成16年9月16日(2004.9.16)
登録日 平成23年1月14日(2011.1.14)
優先権データ
  • 特願2003-027465 (2003.2.4) JP
発明者
  • 菊地 勝浩
  • 飯田 雅宣
出願人
  • 財団法人鉄道総合技術研究所
発明の名称 固定構造物の通過波低減構造
発明の概要

【課題】 トンネル区間以外の明り区間における低周波の圧力波を低減することができる固定構造物の通過波低減構造を提供する。
【解決手段】 通過波低減部5は、明り区間を移動する列車1が固定構造物3の近傍を通過するときに発生する構造物通過波を低減する部分である。通過波低減部5が固定構造物3に存在しない場合には、列車1が固定構造物3を高速で通過すると、列車1と固定構造物3とが相互に干渉してパルス状の構造物通過波が発生する。通過波低減部5が固定構造物3に存在する場合には、列車1が軌道2を高速で走行しながら固定構造物3に接近すると、C方向で見たときに先頭車両1aが通過波低減部5と徐々に重なりながら固定構造物3の下方を通過する。このため、列車1と固定構造物3との相互干渉による構造物通過波の発生を通過波低減部5が低減する。
【選択図】 図1

従来技術、競合技術の概要


高速で走行する列車がトンネル入口から突入すると圧縮波が発生し、この圧縮波がトンネル内を音速で伝播してトンネル出口から周波数20Hz以下のパルス状の衝撃波(トンネル微気圧波)となって放射する現象が知られている。このようなトンネル微気圧波は、トンネル出入口の周辺で衝撃的な圧力波として放射され、放射圧力波の大きさによってはトンネル発破のような音として聴取されたり、付近の家屋の建具や窓をがたつかせたりするため環境問題となる可能性がある。このため、トンネル出入口付近に発生する低周波の圧力波を低減するための種々の対策がとられている。例えば、従来のトンネル緩衝工は、トンネルの出入口に構築された覆体構造物(特許文献1参照)と、覆体構造物の出入口に形成された切欠部とを備えている(特許文献2参照)。このような従来のトンネル緩衝工は、トンネル入口から高速で列車が突入したときにトンネル出口側から放射されるトンネル微気圧波を低減するとともに、列車がトンネル入口に突入する時トンネル入口側から放射される圧力波(突入波)と、列車がトンネル出口から退出する時トンネル出口側から放射される圧力波(退出波)を低減する。




【特許文献1】特公昭55-31274号公報(第1頁第2欄第20行目~第30行目及び第1図)




【特許文献2】特開2000-80890号公報(段落番号0014及び図1~図3)

産業上の利用分野


この発明は、トンネル区間以外の明り区間の固定構造物と移動体との相互干渉によって発生する通過波を低減する固定構造物の通過波低減構造に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
トンネル区間以外の明り区間の固定構造物と線路上を走行する列車との相互干渉によって発生する通過波を低減する固定構造物の通過波低減構造であって、
前記固定構造物は、
前記線路の上方及び側方から見たときの形状が長方形であり、かつ、前記列車が突入及び退出する開口部が互に平行な長方形であり、
前記列車の側面及び上面と間隔をあけてこの列車の側方及び上方を閉鎖するように、この線路長さ方向に対して略直交して構築されている跨線橋、橋上駅又は立体交差及びこれらの橋脚又は橋台であり
前記跨線橋、前記橋上駅又は前記立体交差の下方を時速300km/h以上の高速で前記列車が通過するときに発生する前記通過波を低減する通過波低減部を備え、
前記通過波低減部は、前記橋脚又は前記橋台の前記列車が突入及び退出する側の両端面の下端部から上端部までにわたる部位に形成された傾斜角度が30°以下の傾斜部であること、
を特徴とする固定構造物の通過波低減構造。

【請求項2】
トンネル区間以外の明り区間の固定構造物と線路上を走行する列車との相互干渉によって発生する通過波を低減する固定構造物の通過波低減構造であって、
前記固定構造物は、
前記線路の側方から見たときの形状が台形であり、
前記列車の側面と間隔をあけてこの列車の上方及び側方上側を開放し側方下側を閉鎖するように、この線路の側方に構築されている防音壁であり
前記防音壁の側方を時速300km/h以上の高速で前記列車が通過するときに発生する前記通過波を低減する通過波低減部を備え、
前記通過波低減部は、前記列車が突入及び退出する前記防音壁の壁部の始端及び終端の端面の下端部から上端部までにわたる部位に形成された傾斜角度が30°以下の傾斜部であること、
を特徴とする固定構造物の通過波低減構造。

【請求項3】
トンネル区間以外の明り区間の固定構造物と線路上を走行する列車との相互干渉によって発生する通過波を低減する固定構造物の通過波低減構造であって、
前記固定構造物は、
前記線路の上方から見たときの形状が台形であり、
前記列車の側面と間隔をあけてこの列車の上方及び側方上側を開放し側方下側を閉鎖するように、この線路の側方に構築されている防音壁であり
前記防音壁の側方を時速300km/h以上の高速で前記列車が通過するときに発生する前記通過波を低減する通過波低減部を備え、
前記通過波低減部は、前記防音壁の壁部から線路側に屈曲した上端部の前記列車が突入及び退出する始端及び終端の端面の外側から内側までにわたる部位に形成された傾斜角度が30°以下の傾斜部であること、
を特徴とする固定構造物の通過波低減構造。
産業区分
  • その他建築
  • 鉄道
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2004022514thum.jpg
出願権利状態 権利存続中
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