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制輪子の振動低減構造及びブレーキ装置

国内特許コード P07A011022
整理番号 /NO33437
掲載日 2007年10月26日
出願番号 特願2004-059906
公開番号 特開2005-249065
登録番号 特許第4641729号
出願日 平成16年3月4日(2004.3.4)
公開日 平成17年9月15日(2005.9.15)
登録日 平成22年12月10日(2010.12.10)
発明者
  • 大熊 茂
  • 土井 雅秋
  • 樋本 優樹
  • 宗重 倫典
  • 麻野 吉雄
  • 野崎 展世
  • 森田 光正
  • 長澤 新
  • 嵯峨 信一
  • 中澤 伸一
出願人
  • 西日本旅客鉄道株式会社
  • ナブテスコ株式会社
  • 財団法人鉄道総合技術研究所
発明の名称 制輪子の振動低減構造及びブレーキ装置
発明の概要

【課題】 既存の装置の構造を大規模に変更することなく簡単な構造によってブレーキ時の騒音を低減することができる制輪子の振動低減構造及びブレーキ装置を提供する。
【解決手段】 接触部16は、制輪子13の拘束が安定して制輪子13に発生するがたつきを抑え、制輪子13の首振り運動を低減する。接触部16は、制輪子背面13bと接触する側の制輪子頭14の表面を凸状に加工して形成した凸部16a~16dを備えている。重り部17は、制輪子頭14の質量を増加させて振動が発生するのを抑え、ブレーキ装置5が制輪子13と共振して騒音が増幅されるのを防止する。重り部17は、制輪子吊り8と干渉しないように制輪子頭14の下側に配置されており、車輪4aのフランジ4dとは反対側(車両の幅方向の外側)の制輪子頭14の側面にボルトなどの固定部材によって装着されている。
【選択図】 図3

従来技術、競合技術の概要


鉄道車両のブレーキ装置では、ブレーキ時に車輪の踏面に押し付けられる制輪子付近から耳障りな大きなブレーキ鳴き音(ブレーキノイズ)が発生することがある。特に、地下ホームなどの地下区間では、騒音が閉空間で発生するため騒音が大きく反響し拡散され難い。従来の制輪子の振動低減構造(従来技術1)は、マグネタイトを主成分とするフェライト粉末を樹脂中に混入して固形化したフェライト複合材層によって、制輪子を保持する制輪子頭の一部が形成されている(例えば、特許文献1参照)。この従来技術1では、適度の剛性と振動減衰特性を有しブレーキ時に発生する振動音の伝播を有効に阻止している。また、従来の制輪子の振動低減構造(従来技術2)は、制輪子と制輪子頭との間に制振材を備えている(例えば、特許文献2参照)。この従来技術2では、ブレーキ時に発生する制輪子の振動を制振材が減衰させている。さらに、従来の制輪子の振動低減構造(従来技術3)は、自動車のドラムブレーキ装置のブレーキライニングを保持する押圧材に重りが装着されている(例えば、特許文献3参照)。この従来技術3では、ブレーキ時に発生する振動を重りによって抑えている。




【特許文献1】特開昭61-027321号公報




【特許文献2】特開昭53-035872号公報




【特許文献3】特開2000-088016号公報

産業上の利用分野


この発明は、制動時に発生する騒音を低減するためにこの騒音の原因となる制輪子の振動を低減する制輪子の振動低減構造、及び走行する車両を制動させるブレーキ装置に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
制動時に発生する騒音を低減するためにこの騒音の原因となる制輪子の振動を低減する制輪子の振動低減構造であって、
前記制輪子の背面と複数箇所で接触する接触部と、
前記制輪子を保持する制輪子頭の質量を増加させる重り部とを備え、
前記制輪子は、鉄道車両の車輪の踏面に押し付けられる踏面ブレーキ装置の制輪子であり、
前記重り部は、前記制輪子が首振り運動して振動するときの回転中心よりも下側に配置されており、前記制輪子頭の側面に固定されていること、
を特徴とする制輪子の振動低減構造。

【請求項2】
請求項1に記載の制輪子の振動低減構造において、
前記重り部は、前記制輪子頭の側面に装着又は側面に一体形成されていること、
を特徴とする制輪子の振動低減構造。

【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の制輪子の振動低減構造において、
前記接触部は、前記制輪子の背面上端及び背面下端とそれぞれ接触すること、
を特徴とする制輪子の振動低減構造。

【請求項4】
請求項3に記載の制輪子の振動低減構造において、
前記接触部は、前記制輪子の背面中央から前記背面上端寄りに離間した箇所、及び背面中央から前記背面下端寄りに離間した箇所とそれぞれ接触すること、
を特徴とする制輪子の振動低減構造。

【請求項5】
制動時に発生する騒音を低減するためにこの騒音の原因となる制輪子の振動を低減する制輪子の振動低減構造であって、
前記制輪子を保持する制輪子頭の質量を増加させる重り部を備え、
前記制輪子は、鉄道車両の車輪の踏面に押し付けられる踏面ブレーキ装置の制輪子であり、
前記重り部は、前記制輪子が首振り運動して振動するときの回転中心よりも下側に配置されており、前記制輪子頭の側面に固定されていること、
を特徴とする制輪子の振動低減構造。

【請求項6】
請求項5に記載の制輪子の振動低減構造において、
前記重り部は、前記制輪子頭の側面に装着又は側面に一体形成されていること、
を特徴とする制輪子の振動低減構造。

【請求項7】
走行する車両を制動させるブレーキ装置であって、
請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の制輪子の振動低減構造と、
前記制輪子頭を駆動する駆動力を発生する駆動力発生部と、
前記制輪子頭に前記駆動力を伝達する駆動力伝達機構部と、
を備えるブレーキ装置。
産業区分
  • 機構・伝動
  • 鉄道
  • 自動車
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2004059906thum.jpg
出願権利状態 権利存続中
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