TOP > 国内特許検索 > 鉄道車両用台車

鉄道車両用台車

国内特許コード P07A011167
整理番号 /NO31082
掲載日 2007年11月2日
出願番号 特願2004-348194
公開番号 特開2006-151310
登録番号 特許第4388883号
出願日 平成16年12月1日(2004.12.1)
公開日 平成18年6月15日(2006.6.15)
登録日 平成21年10月9日(2009.10.9)
発明者
  • 宮本 岳史
  • 前橋 栄一
出願人
  • (財)鉄道総合技術研究所
発明の名称 鉄道車両用台車
発明の概要 【課題】 輪重アンバランスを抑制することのできる鉄道車両用台車を提供する。
【解決手段】 台車10の台車枠11と各軸バネ23の間には、各々油圧シリンダ25が設けられている。これら各々の油圧シリンダ25の受圧室間は、連通配管27で繋がれており、合流点にはバルブ29が設けられている。この台車10によれば、輪重の大きい車輪に対応する油圧シリンダにおいては、他の車輪に対応する油圧シリンダよりも圧力が高くなるので、この油圧シリンダから流れ出た圧油が連通配管を介して他の油圧シリンダに流れ込み、各油圧シリンダの受圧室内の圧力が均一化される。そして、油圧シリンダを介して車輪が下方向に押されるので、車輪の輪重抜けが補償される。
【選択図】 図1
従来技術、競合技術の概要 【背景技術】まず、図8を参照して、一般的な鉄道車両の台車の曲線区間走行時の挙動について説明する。 図8(A)は一般的な鉄道車両が急な曲線区間を走行するときにおける台車と車輪の状態を模式的に示す平面図であり、図8(B)は出口側緩和曲線走行時の内外軌のレールと車輪との関係を模式的に示す側面図である。 図8(A)には、急な曲線区間(内軌RI・外軌RO)を矢印方向に走行する鉄道車両の台車111が模式的に示されている。ここに示す曲線区間は、入口側緩和曲線部C1と、円曲線部C2と、出口側緩和曲線部C3とからなる。台車111は、入口側緩和曲線部C1から円曲線部C2を経て出口側緩和曲線部C3へと走行する。ここで、緩和曲線においては、曲線出口に近づいて軌道の曲率半径が大きくなるに連れ、軌道のカント(内軌RIから外軌ROに向かう昇り傾斜)が小さくなるようになっており、軌道の捩れ(等価的な平面性の狂い)が存在する。そのため、台車111が出口側緩和曲線部C3を走行する際には、図8(B)に示すように、外軌RO側の先頭車輪115FLがレール頂面から浮き上がり、他の3つの車輪115FR、115RL、115RRのみがレールに接した3車輪支持の状態が起こり易い。このような3車輪支持は、車輪のレールへの乗り上がり脱線を誘発し易い。このような3車輪支持の状態を抑制する対策として、従来は、例えば非特許文献1に記載されているようなつり合い梁式のイコライザーを台車に設けることもあった。このつり合い梁式のイコライザーは、台車の前後の軸箱間に架け渡すように取り付けられ、イコライザーと台車枠との間にはコイルバネ(軸バネ)が介装される。このようなつり合い梁式のイコライザーを設けると、台車の前後の車軸に荷重を分担させ、各車輪をレール頂面に追随させることができるので、走行安定性を改善することができる。
【非特許文献1】伊原一夫著、『鉄道車両メカニズム図鑑』、第4章「台車のメカニズム」、219ページ、図L、グランプリ出版刊
産業上の利用分野 本発明は、鉄道車体・荷重を支持してレール上を走行する鉄道車両用台車に関する。特には、輪重アンバランスを抑制することのできる鉄道車両用台車に関する。
特許請求の範囲 【請求項1】 台車枠と、 鉄道車輪、車軸、軸受け及び軸箱を含む輪軸組立体と、 前記台車枠と前記各軸箱との間に介装された軸バネと、を備える鉄道車両用台車であって、 前記台車枠と前記各軸バネの間、又は、前記各軸箱と前記各軸バネの間に各々設けられた油圧シリンダと、 これら各々の油圧シリンダの受圧室間を繋ぐ連通配管と、をさらに備え、 前記連通配管中に絞りが設けられており、 前記輪軸組立体が、前記台車枠の前後に一組ずつ設けられており、 前記油圧シリンダが、前後各輪軸組立体の左右に各々設けられており、 前記連通配管が、前後左右の各々の油圧シリンダの受圧室を連通するように繋がれていることを特徴とする鉄道車両用台車。
【請求項2】 前記連通配管中に、前記油圧シリンダの各受圧室間の各連通ルートを切り換え可能な切換手段が設けられていることを特徴とする請求項1記載の鉄道車両用台車。
【請求項3】 前記絞りが可変絞りであり、 該可変絞りが、前記各油圧シリンダに対応して、前記連通配管中に各々設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の鉄道車両用台車。
【請求項4】 前記切換手段の切り換えと前記可変絞りの絞り量の可変とを行う遠隔操作バルブが、前記連通配管の各連通ルートの合流点に設けられていることを特徴とする請求項3記載の鉄道車両用台車。
産業区分
  • 鉄道
国際特許分類(IPC)
出願権利状態 権利存続中
ライセンスをご希望の方、特許の内容に興味を持たれた方は、下記「問合せ先」まで直接お問い合わせください。


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close