TOP > 国内特許検索 > ケーブル接続部における絶縁体同士の密着状態検知用治具

ケーブル接続部における絶縁体同士の密着状態検知用治具

国内特許コード P07A011309
整理番号 /NO33370
掲載日 2007年11月6日
出願番号 特願2003-105555
公開番号 特開2004-309390
登録番号 特許第4015049号
出願日 平成15年4月9日(2003.4.9)
公開日 平成16年11月4日(2004.11.4)
登録日 平成19年9月21日(2007.9.21)
発明者
  • 間島 博行
  • 柏本 光章
  • 鈴木 正夫
  • 村井 敏昭
  • 饗庭 雅之
  • 高橋 紀之
  • 岡田 重紀
  • 野田 武司
出願人
  • (株)井上製作所
  • (財)鉄道総合技術研究所
  • (株)高岳製作所
  • タカオカ化成工業(株)
発明の名称 ケーブル接続部における絶縁体同士の密着状態検知用治具
発明の概要 【課題】例えばCVケーブル等のケーブル接続部において互いに密着嵌合する絶縁体同士の密着状態を検知する場合などに用いる密着状態検知用治具に係り、上記密着嵌合部の密着状態や、上記嵌合部に空隙が残留しているか否かを間接的に且つ容易に検知することのできる密着状態検知用治具を提供する。
【解決手段】凹部1aを有する第1の部材1と、その凹部に密着嵌合する第2の部材6との上記凹部1aにおける密着度合を間接的に検知するための治具であって、上記第1の部材1と第2の部材6にそれぞれ対応して、上記凹部1aと略同形・同大の凹部21aを有する第1の被検体21と、その第1の被検体の凹部に密着嵌合する第2の被検体26とを備え、その両被検体を所望の圧力で密着嵌合し得るように構成すると共に、上記凹部21aを有する第1の被検体21を透明体で形成したことを特徴とする。
【選択図】 図1
従来技術、競合技術の概要 従来、例えばCVケーブル等のケーブル接続部においては、ケーブル端部とその周面に配設されるプレモールド絶縁体とを、被接続側の絶縁体に形成した凹部内に挿入嵌合するのが一般的である。図4は従来のケーブル接続部の一例を示す縦断面図、図5はその一部の拡大図であり、図において、1はエポキシ樹脂等よりなる絶縁体で、該絶縁体1の内方には中心導体2が埋設され、上記絶縁体1の端部には、略筒状のケーブル取付金具3が、その一部を上記絶縁体1内に埋設することによって該絶縁体1と一体的に設けられている。一方、上記中心導体2に導電接続すべきCVケーブル4の端部は、いわゆる段剥ぎされ、その先端部に露出した導体4aには、上記中心導体2に挿入嵌合される端子金具5がかしめ固着等によって取付けられている。またケーブル絶縁体4bの周囲には、絶縁ゴム6aと半導電性ゴム6bとからなるプレモールド絶縁体6と、そのプレモールド絶縁体6を前記絶縁体1の凹部1aのテーパ面1bおよびケーブル絶縁体4bの外周面に圧接させるための押圧金具7とが設けられている。また上記CVケーブル4の周囲には、略筒状の圧縮金具9と、その圧縮金具9を前記取付金具3に連結固定するためのリングナット10とが設けられ、上記圧縮金具9とケーブル4との間には、両者間の隙間から雨水等が浸入するのを防ぐために防水テープ8等が巻回されている。上記リングナット10は、上記圧縮金具9の突部9bに当接係合すると共に、該圧縮金具9の外周に回動可能に配置され、そのリングナット10を上記取付金具3の外周面に設けた雄ねじ3aに螺合することによって、上記圧縮金具9を取付金具3に連結接続する構成である。さらに上記の略筒状の圧縮金具9と前記押圧金具7との間には、周方向に複数個の圧縮コイルばね11が設けられ、その各コイルばね11は、圧縮金具9の先端部9aにねじ込み固着したガイドピン12によって位置決め保持されている。図中、13はCVケーブル4の遮蔽軟銅線4cと圧縮金具9とを導電接続する接地線である。上記のように構成されたCVケーブル4を絶縁体1側の中心導体2に導電接続するに当たっては、図6のようにケーブル4に上記各部材5~10を組み付けた状態で、それらを絶縁体1側に押し込む。すると、先ずケーブル4の先端部に設けた端子金具5が中心導体2に挿入嵌合されると共に、プレモールド絶縁体6および押圧金具7が絶縁体1の凹部1a内に進入する。次いで、圧縮金具9の外周に設けたリングナット10を、取付金具3の雄ねじ3aに螺合するもので、それによって、上記圧縮金具9が取付金具3に連結接続されると共に、圧縮金具9と押圧金具7との間に介在させた圧縮コイルばね11によって押圧金具7を介してプレモールド絶縁体6が絶縁体1の凹部1aのテーパ面1bおよびケーブル絶縁体4bに圧接され、そのプレモールド絶縁体6とテーパ面1bおよびケーブル絶縁体4bとが所定の圧力で密着する構成である。なお、一般に上記プレモールド絶縁体6に接触する絶縁体1およびケーブル絶縁体4bとの界面には、密着性をよくするために通常グリス(例えばシリコーングリス)等が介在される。この場合、上記プレモールド絶縁体6と絶縁体1およびケーブル絶縁体4bとの嵌合部の密着圧力が強すぎると、その反力を受ける部品の機械的負担が増加して耐久性が低下するおそれがあり、逆に密着圧力が弱いと上記嵌合部に往々にして空隙が生じ、高圧のケーブルにあっては僅かな空隙が生じても絶縁破壊の原因となる。そのため、上記絶縁体6と絶縁体1およびケーブル絶縁体4bが適度な圧力で隙間なく密着嵌合するように絶縁体1に対するプレモールド絶縁体6の押し込み圧力(面圧)および押し込み量を適切に設計する必要があるが、上記のような嵌合部の密着状態は外部からは見えないので目視による確認はできない。しかも計器類による測定や算定も困難であった。そこで、従来は設計時に計算等で所定の圧力が絶縁体1とプレモールド絶縁体6との間、およびプレモールド絶縁体6とケーブル絶縁体4bとの間に加わるように前記の圧縮コイルばね11の強さ等を決定し、その検証方法としては、実際に試作品を作製し、電気破壊試験を実施して確認している。しかし、この方法だと検証の度毎に試作品を作らなければならずコストが増大する。また内部が見えないことからプレモールド絶縁体の変形量や密着状態および弱点がわからない等の問題があった。
産業上の利用分野 本発明は、例えばCVケーブル等のケーブル接続部において互いに密着嵌合する絶縁体同士の密着状態を検知する場合などに用いる部品嵌合部における密着状態検知用治具に関する。
特許請求の範囲 【請求項1】 ケーブル接続部における凹部を有する被接続側の絶縁体と、その凹部に密着嵌合するプレモールド絶縁体との上記凹部における密着状態を間接的に検知するための治具であって、上記被接続側の絶縁体に対応して上記凹部と略同形・同大の凹部を有する第1の被検体と、上記プレモールド絶縁体に対応して上記凹部に密着嵌合する第2の被検体とを備え、その両被検体を所望の圧力で密着嵌合し得るように構成すると共に、上記第1の被検体を透明体で形成して上記凹部における第1の被検体と第2の被検体との密着状態を目視できるようにしたことを特徴とするケーブル接続部における絶縁体同士の密着状態検知用治具。
【請求項2】 上記第1の被検体の凹部内に、該凹部内に挿入嵌合される第2の被検体の挿入量を検出する目盛を設けると共に、その目盛に対する基準指標を上記第2の被検体に設けてなる請求項1に記載のケーブル接続部における絶縁体同士の密着状態検知用治具。
【請求項3】 前記第1の被検体と第2の被検体との密着嵌合部に所望圧力の圧縮空気を導入する空気導入管を、上記第2の被検体の内方に貫通させて設けた請求項1または2に記載のケーブル接続部における絶縁体同士の密着状態検知用治具。
産業区分
  • 試験、検査
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 権利存続中
ライセンスをご希望の方、特許の内容に興味を持たれた方は、下記「問合せ先」まで直接お問い合わせください。


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close