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石積壁の補強方法

国内特許コード P07A011328
整理番号 /NO33378
掲載日 2007年11月6日
出願番号 特願2003-175816
公開番号 特開2005-009209
登録番号 特許第4316941号
出願日 平成15年6月20日(2003.6.20)
公開日 平成17年1月13日(2005.1.13)
登録日 平成21年5月29日(2009.5.29)
発明者
  • 杉山 友康
  • 太田 直之
  • 村石 尚
  • 岡田 勝也
  • 山本 彰
  • 鳥井原 誠
  • 山田 祐樹
出願人
  • (財)鉄道総合技術研究所
  • (株)大林組
発明の名称 石積壁の補強方法
発明の概要 【課題】既設石積壁の安定性を安価に確保すること。
【解決手段】補強方法は、傾斜地山10の前面に、裏込め栗石層12を介在させて、複数の石材ブロック14を相互に隣接するようにして、上下方向に積上げ、石材ブロック14間に、裏込めコンクリート15が充填された練積方式の既設石積壁16に適用され、石積壁16の前面から裏込め栗石層12に到達する削孔18を形成し、削孔18内にグラウト材20を注入して、このグラウト材20を固化させた補強部22を局所的に設けるようにした。削孔18は、石材ブロック14の目地部に設けられ、かつ、上下、左右方向に隣接する目地部の1つおきに千鳥状に配置されている。この削孔18は、石積壁16の前面側から、小型削孔機械により施工される。局部的な補強部22を設けることで、部分的な改良および補強効果が得られ、裏込めコンクリート15の脆弱化を補強して、既設石積壁16の安定化を図ることができる。
【選択図】 図2
従来技術、競合技術の概要 擁壁の一種として、間知石などの石材ブロックを単に積み重ねた空積方式の石積壁と、積み重ねた割石などの石材ブロックを、裏込めコンクリートで一体化させた練積方式の石積壁が知られている。後者の石積壁は、石材ブロックが裏込めコンクリートにより拘束されているので、前者の石積壁よりも安定性がある。ところが、このような練積方式の石積壁においても、例えば、時間の経過とともに、裏込めコンクリートが老朽化した場合や、裏込めコンクリートが貧配合で、一体性が脆弱な場合には、耐震用などの補強が必要になる。この種の石積壁の耐震補強対策としては、例えば、非特許文献1に記載されているように以下に示す6つの方法が、従来採用されていた。(1).石材ブロックの目地部分にモルタルを充填する方法(2).石積壁の前面にコンクリート擁壁を施工する方法(3).石積壁の前面に格子枠工を設置する方法(4).石積壁の前面から地山補強土工を打設する方法、この方法では、補強材を背面地山に深く打設するため、補強材の長さは、2m以上とする必要がある。(5).石積壁の前面からグラウンドアンカーを打設する方法(6).石積壁の背面に抑止杭を打設する方法しかしながら、このような従来の石積壁の補強方法には、以下に説明する課題があった。
【非特許文献1】宅地擁壁の耐震補強・補修の技術について、「基礎工」Vol.29、No.4、pp21-27、2001.
産業上の利用分野 この発明は、複数の石材ブロックを相互に隣接するようにして積み重ねた石積壁の補強方法に関し、特に、既設石積壁の裏込めコンクリートが老朽化した場合などに効果的な補強方法に関するものである。
特許請求の範囲 【請求項1】傾斜地山の前面に、裏込め栗石層を介在させて、割石などの複数の石材ブロックを相互に隣接するようにして積み上げ、前記石材ブロック間に裏込めコンクリートを充填した既設石積壁の補強方法において、前記石積壁前面から前記裏込め栗石層に到達する削孔を複数箇所に形成し、前記削孔内に、グラウトの注入前または後に、棒状補強材をそれぞれ挿入し、前記棒状補強材の挿入により、隣接配置された複数の前記石材ブロックを外方に押しやることで、前記石材ブロックを相互に拘束し、かつ、前記グラウト材を固化させた補強部を局所的に設けることを特徴とする石積壁の補強方法。
【請求項2】前記削孔は、前記裏込め栗石層を貫通して、前記傾斜地山に到達するように形成することを特徴とする請求項1記載の石積壁の補強方法。
【請求項3】前記棒状補強材は、前記削孔内に挿入する前、または、挿入後に、頭部に幅広プレートを固設して、前記目地部の外周に隣接配置された複数の前記石材ブロックを支圧,拘束することを特徴とする請求項1または2記載の石積壁の補強方法。
【請求項4】前記石材ブロックの前面側には、前記補強材の設置前、または、設置後に網材やシートなどの被覆材を覆設し、前記幅広プレートで前記被覆材を前記石材ブロックの前面に係止固定することを特徴とする請求項1~3のいずれか1項記載の石積壁の補強方法。
産業区分
  • 土工
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 権利存続中
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