TOP > 国内特許検索 > 微生物の新規スクリーニング方法

微生物の新規スクリーニング方法 新技術説明会

国内特許コード P07A011413
掲載日 2007年11月6日
出願番号 特願2006-078789
公開番号 特開2007-252244
登録番号 特許第4686721号
出願日 平成18年3月22日(2006.3.22)
公開日 平成19年10月4日(2007.10.4)
登録日 平成23年2月25日(2011.2.25)
発明者
  • 田中 秀夫
  • 青柳 秀紀
出願人
  • 国立大学法人 筑波大学
発明の名称 微生物の新規スクリーニング方法 新技術説明会
発明の概要

【課題】目的の微生物を、容易に、かつ効率的に獲得するための新規な微生物スクリーニング方法を提供すること。
【解決手段】本発明に係る微生物スクリーニング方法は、所定成分を含む人工餌を生物に摂食させる第1段階P1、生存生物のみを収得する第2段階P2、生存生物の腸を摘出し、腸懸濁液を調整する第3段階P3、前記腸懸濁液を、前記所定成分を栄養源する培地に接種して培養する第4段階P4、微生物の前記所定成分の分解能力を評価する第5段階P5を、少なくとも行うことで目的の微生物を獲得する微生物スクリーニング方法。
【選択図】図1

従来技術、競合技術の概要


近年、様々な分野で、微生物を利用した試みが注目されている。例えば、バイオメディエーションのように微生物を利用した環境汚染物質の浄化や、農薬、医薬品、又は工業薬品等に利用される物質を、微生物を利用して生産する方法などが挙げられる。



例えば、特許文献1では、土壌や地下水等に存在する環境汚染物質を微生物で分解除去する方法が開示されている。また、特許文献2では、各種工業薬品、農薬及び医薬品の製造中間体である光学活性2-アルキル-D-システインエステルを、微生物を利用して製造する方法が開示されている。



このような背景の下、特定の機能を有する微生物をより簡単にスクリーニングする方法が求められている。一般に、微生物のスクリーニング方法は、自然界の微生物を含む土壌や水中、または生物の臓器等から得られるサンプルを、そのまま寒天培地等を用いて単離培養を行う方法や、人工的な培地を用いて試験管やフラスコなどの装置内で集積培養を行った後に、寒天培地を用いて微生物の単離を行う方法などが挙げられる。



例えば、特許文献3では、写真感光材料生産工場の排水中の細菌を銀含有培地上で培養することで、銀担持菌をスクリーニングする方法が開示されている。また、特許文献4では、シロアリの腸を摘出してすりつぶし、フェノール性化合物を有する培地に加えて培養することで、フェノール性化合物分解能を有する微生物をスクリーニングする方法が開示されている。

【特許文献1】特開平09-150139号公報。

【特許文献2】特開2006-6号公報。

【特許文献3】特開2004-180582号公報。

【特許文献4】特開平06-22769号公報。

産業上の利用分野


本発明は、微生物スクリーニング方法に関する。より詳しくは、生物に人餌を摂取させることにより、生物の腸内微生物叢が変化することを利用した微生物スクリーニング方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
環境汚染物質を含む人工餌をイエシロアリに摂食させて飼育する第1段階と、
前記第1段階の飼育期間後に生き残っている生存イエシロアリのみを収得する第2段階と、
前記生存生物の腸を摘出し、腸懸濁液を調整する第3段階と、
前記腸懸濁液を、炭素源として前記人工餌に用いたものと同じ前記環境汚染物質のみを含有する培地に接種して培養する第4段階と、
前記培地から収得した単一コロニーを、前記人工餌に用いたものと同じ前記環境汚染物質を含有する培養液に接種し、該培養液中の前記所定成分の濃度を定量することによって、当該単一コロニーを形成する微生物の前記所定成分の分解能力を評価する第5段階と、からなる微生物スクリーニング方法。

【請求項2】
前記環境汚染物質はフェノールであり、
前記微生物はフェノール分解菌である請求項1記載の微生物スクリーニング方法。
産業区分
  • 微生物工業
国際特許分類(IPC)
画像

※ 画像をクリックすると拡大します。

JP2006078789thum.jpg
出願権利状態 権利存続中
この特許について質問等ある場合は、電子メールによりご連絡ください。


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close