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磁気共鳴イメージング装置および撮像方法 コモンズ

国内特許コード P07A011414
掲載日 2007年11月6日
出願番号 特願2006-086897
公開番号 特開2007-260001
登録番号 特許第4576534号
出願日 平成18年3月28日(2006.3.28)
公開日 平成19年10月11日(2007.10.11)
登録日 平成22年9月3日(2010.9.3)
発明者
  • 巨瀬 勝美
  • 飯田 奈智子
出願人
  • 国立大学法人 筑波大学
発明の名称 磁気共鳴イメージング装置および撮像方法 コモンズ
発明の概要

【課題】指骨を対象とし、小型・安価で、かつ被検者の姿勢に自由度が高く楽な姿勢で、しかも安全に骨密度と骨質を評価し、骨粗鬆症の診断を可能とするMRI装置および撮像方法を提供する。
【解決手段】生体の中指Rのみを高周波コイル142の内部に挿入し、高周波コイルに強制回復パルスシーケンスを印加して指骨海綿骨を高い空間分解能で撮像し、この指骨海綿骨の三次元構造評価とそれに基く骨質評価を可能とし骨粗鬆症診断を行う磁気共鳴イメージング装置。
【選択図】図1

従来技術、競合技術の概要


骨粗鬆症は、高齢者の骨折や寝たきりなどにつながる疾患である。国内における骨粗鬆症患者の患者総数は、1000万人を超えると言われ、骨粗鬆症の克服は社会的要請となっている。



一方、最近の研究により骨粗鬆症の診断や治療効果判定には、骨密度計測ばかりでなく、海綿骨の三次元的微細構造を反映する骨質の評価が重要であることが分かってきた。



図13は下記特許文献1に示されている従来例に係るMRI装置の全体構成図であり、図14は図13に係るMRI装置の位置制御の下での局所用プローブの位置の変化の一例を示す図である。



図13に示すように、このMRI装置は、架台内に静磁場を発生する磁石1と、静磁場内に配置された被検体Rに勾配磁場を印加する勾配磁場コイル2と、勾配磁場が印加された被検体Rから磁気共鳴信号を受信する高周波コイル4とを備えている。



そして、制御部10gは、被検体Rの外形を検出し、その検出した外形に基づいて、高周波コイル4を被検体Rに対して遠近方向に移動するよう位置調整機構7を駆動し、高周波コイル4により受信された磁気共鳴信号に基づいて磁気共鳴画像を生成する。



図14に示すように、この位置制御は被検体Rと局所用プローブ6とが干渉することなく近接させた状態を維持するように、局所用プローブ6の上下位置が調される。すなわち、被検体Rの移動にともなって局所用プローブ6に対向する被検体Rの部位が変化することにより、被検体Rと局所用プローブ6との間隔が変化するので、この間隔の変化を補償するように局所用プローブ6の上下位置(L1、L2、L3)が調整される。



そして、この撮像処理は、受信部8から出力される磁気共鳴信号データ、すなわち局所用プローブ6で受信された磁気共鳴信号から受信部8で生成された磁気共鳴信号データに基づいて行われ、この磁気共鳴信号データに基づき、被検体Rについての局所的画像データを集積することで、被検体Rの全体に関する画像データが求められる。



図15は下記特許文献2示された従来の他の例に係る局所的磁気共鳴イメージング装置の全体構成図であり、図16は図15に係る磁気共鳴イメージング装置の磁気シールドを示す断面図である。



この従来の他の例は、均一な静磁場の中に置かれた高周波コイル52中に、被検体Rの踵の端部より踵を挿入し、踵骨を含む断層面の核磁気共鳴画像を、骨粗鬆症診断のための基準試料と同時に、骨髄の緩和時間変化の影響が少ないパルスシーケンス(例えばスピン・エコー撮像パルス)で撮像するものであり、小型の装置で安価に、かつ楽な姿勢で検査が受けられ、骨粗鬆症診断を可能とするものである。

【特許文献1】特開2005-261924号公報

【特許文献2】特開2002-52008号公報

産業上の利用分野


本発明は、磁気共鳴イメージング装置および撮像方法に関し、特に骨粗鬆症診断を行うための高い空間分解能を有する人指用の磁気共鳴イメージング装置(以下「MRI装置」ともいう。」)および撮像方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
均一な静磁場領域を形成する磁石と、
該磁石により形成される均一な静磁場内に配置され、該均一な静磁場領域内に均一な勾配磁場を発生する勾配磁場コイルと、
該勾配磁場コイルの内部に配置され、円筒形の形状を有しており、該円筒形の内部に配置された撮像対象である被撮像者の指の領域に均一な高周波磁場を発生させ前記指から発生するNMR信号を受信する高周波コイルと、
前記高周波コイルに高周波パルスシーケンスを印加するとともに、当該高周波パルスシーケンスの印加に基づき前記高周波コイルにて受信されたNMR信号に基づいて前記指の海綿骨を三次元的に表示する画像を構成する画像形成部と
前記高周波コイルおよび前記指を含む被撮像者の手部を電磁シールドする電磁シールド材と、を備え、
前記電磁シールド材は、円筒形である前記高周波コイルの外周部を電磁シールドする高周波シールドボックスと前記指を含む被撮像者の手部を局所的に電磁シールドするシールドカバーで構成されており、
前記高周波パルスシーケンスが、複数のスピンエコーを発生させた後に、縦磁化の強制回復高周波パルスを印加するパルスシーケンスであることを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。

【請求項2】
前記高周波コイルは前記高周波シールドボックス内に収容されており、被撮像者の前記指は、前記高周波シールドボックスが有する開口部を介してその内部の前記高周波コイル内に挿入され、
前記高周波シールドボックスの開口部の幅は、被撮像者の手部の指1本のみを挿入可能である大きさに設定されていることを特徴とする請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。

【請求項3】
均一な静磁場領域を形成する磁石と、該磁石により形成される均一な静磁場内に配置され、該均一な静磁場領域内に均一な勾配磁場を発生する勾配磁場コイルと、該勾配磁場コイルの内部に配置され、円筒形の形状を有しており、該円筒形の内部に配置された撮像対象である指の領域に均一な高周波磁場を発生させ前記指から発生するNMR信号を受信する高周波コイルと前記高周波コイルに高周波パルスシーケンスを印加するとともに、当該高周波パルスシーケンスの印加に基づき前記高周波コイルにて受信されたNMR信号に基づいて前記指の海綿骨を三次元的に表示する画像を構成する画像形成部と前記高周波コイルおよび前記指を含む被撮像者の手部を電磁シールドする電磁シールド材と、を備える磁気共鳴イメージング装置を使用して行う磁気共鳴イメージング撮像方法であって、
前記電磁シールド材は、前記円筒形の高周波コイルの外周部を電磁シールドする高周波シールドボックスと被検者の指および手の部分を局所的に電磁シールドするシールドカバーで構成されており、
前記高周波パルスシーケンスが、複数のスピンエコーを発生させた後に、縦磁化の強制回復高周波パルスを印加するパルスシーケンスであることを特徴とする磁気共鳴イメージング撮像方法。

【請求項4】
前記高周波コイルは、前記高周波シールドボックス内に収容されており、被撮像者の前記指は、前記高周波シールドボックスの開口部を介してその内部の前記高周波コイル内に挿入され、
前記高周波シールドボックスの開口部の幅は、被撮像者の手部の指1本のみを挿入可能である大きさに設定されていることを特徴とする請求項に記載の磁気共鳴イメージング撮像方法。
産業区分
  • 治療衛生
  • 測定
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2006086897thum.jpg
出願権利状態 権利存続中
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