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鉄道保安システム

国内特許コード P07A011435
整理番号 /NO33228
掲載日 2007年11月9日
出願番号 特願2002-034286
公開番号 特開2003-237581
登録番号 特許第3810002号
出願日 平成14年2月12日(2002.2.12)
公開日 平成15年8月27日(2003.8.27)
登録日 平成18年6月2日(2006.6.2)
発明者
  • 佐藤 和敏
  • 宗方 江一郎
  • 加納 政貴
出願人
  • (財)鉄道総合技術研究所
  • 大同信号(株)
発明の名称 鉄道保安システム
従来技術、競合技術の概要 多くの鉄道10の路線に対して(図5参照)、軌道11を走行する車両12のデッドロックや冒進を防止するために、電子閉そく装置20や自動列車停止装置30が付設されるが、従来の鉄道保安システムでは、両装置20,30が共に付設されていても、地上側装置と車上側装置との交信がそれぞれ別個に行われていた。自動列車停止装置30の改良が進み、自動列車停止装置30でも伝文(電文)が交わされるようになっても、伝文の送受は別個に行われている。すなわち(特開平9-309436号公報、特開2000-318611号公報など参照)、自動列車停止装置30のうち地上側に設置される装置部分には、軌道11に設けられて車上子35との磁気結合や電磁結合による非接触伝送を可能とするループコイル等の地上子31と、この地上子31を介してFSK変調等のデジタル変調方式にて伝文(磁気伝文、電文)の送受を行う接続箱32及び送受信装置33(送受信手段、検知部、インターフェイス部)と、地上側に設けられ上記伝文を受理するとそれに基づいて自動列車停止の判定処理を行うとともにその判定結果に応じて停止制御の処理を行うべく指令伝文を生成しそれを送受信装置33に送出するATS制御装置34(自動列車停止制御装置、情報処理設備)とが具わっている。また、自動列車停止装置30のうち車上側の作動装置部分には、鉄道車両12の車体等に装着されて地上子31との非接触伝送を可能とする車上子35と、車両12の運転室内に設置されるATS車上装置36とが具わっている。ATS車上装置36には、車上子35を介して伝文の送受を行う電子回路である送受信回路や、その伝文に基づいて自動列車停止の作動を行う電子回路であるATS回路が設けられていて、列車識別番号等を含ませた伝文を作成して送出したり、受けた伝文に基づいて警報器から警報を発したりするようになっている。電子閉そく装置20も、地上側の制御装置部分と車上側の作動装置とからなる。地上側装置は各駅A,B毎に設けられ、それぞれに、軌道11脇の空中等に張られたアンテナ21(地上子)と、それに接続された地上無線機22(送受信装置)と、それを介して車上側の作動装置との伝文(電文)の送受を行うとともに閉そく回線24を介して他の閉そく駅装置23とも交信して自動閉そく処理を行う閉そく駅装置23とが具わっている。また、電子閉そく装置20の車上側装置には、アンテナ25(車上子)と、これを介して閉そく駅装置23と伝文を送受しながら作動する閉そく車載器26とが具わっている。そして、車両12が駅に進入するときには、該当駅の閉そく駅装置23からのポーリングに閉そく車載器26が応答して、進入状況の把握が可能となる。車両12を駅から出発させるときには、閉そく車載器26の出発ボタンを押下操作等すると、それに応じて閉そく車載器26から閉そく駅装置23に出発要求の伝文が送られ、それから、その要求と閉そく条件との照査および照査結果に基づく応答伝文の生成が閉そく駅装置23によって行われるとともに、その応答伝文が閉そく駅装置23から閉そく車載器26に返送される。このような電子閉そく装置20では、無線にて電子地上側装置と車上側装置とが伝文を送受することで、閉そくの制御および作動が自動で行われる。なお、一部の電子閉そく装置20では、アンテナ21,25に代えて発光手段および受光手段が地上側にも車上側にも設けられ、その送受光にて伝文を交わすようになっている。
産業上の利用分野 この発明は、電子閉そく装置と自動列車停止装置とを備えた鉄道保安システムに関し、詳しくは、車上側の作動装置すなわち鉄道車両に搭載される装置部分と地上側の装置部分とで伝文を送受する技術に関する。
特許請求の範囲 【請求項1】 鉄道車両に搭載されて軌道側の地上子との非接触伝送を可能とする車上子と、この車上子を介して伝文の送受を行う送受信手段と、前記車両に搭載され前記伝文に基づいて自動列車停止の作動を行う自動列車停止作動手段と、前記車両に搭載され伝文の送受を伴って自動閉そくの作動を行う閉そく車載器とを備えた鉄道保安システムにおいて、前記閉そく車載器の直近の伝文送受先が、前記送受信手段および前記自動列車停止作動手段を有する自動列車停止車上装置にされ、前記自動列車停止作動手段からの伝文および前記電子閉そく車載器からの伝文を前記送受信手段に転送するとともに前記送受信手段からの伝文を伝文種別に応じて前記自動列車停止作動手段と前記電子閉そく車載器との何れかに振り分けて転送する伝文経路切替手段が、前記自動列車停止作動手段と前記送受信手段との伝文伝達経路に介挿して設けられ、さらに、前記電子閉そく車載器から前記自動列車停止作動手段へ直に情報を伝える手段が設けられ、前記自動列車停止作動手段が自動列車停止の作動を行うに際し前記送受信手段および前記伝文経路切替手段を介して得た伝文に加えて前記電子閉そく車載器から直に得た情報にも応動するものであることを特徴とする鉄道保安システム。
【請求項2】 鉄道の軌道に付設されて車上子との非接触伝送を可能とする地上子と、この地上子を介して伝文の送受を行う地上側送受信手段と、地上側に設けられ前記伝文の生成および処理を伴って自動列車停止の判定および制御を行う自動列車停止制御装置と、地上側に設けられ車上側の作動装置と送受する伝文の生成および処理を伴って自動閉そく処理を行う電子閉そく駅装置と、前記地上側送受信手段と前記自動列車停止制御装置との伝文伝達経路に介挿して設けられ且つ前記電子閉そく駅装置と伝文送受可能に接続されて前記自動列車停止制御装置からの伝文および前記電子閉そく駅装置からの伝文を前記地上側送受信手段に転送するとともに前記地上側送受信手段からの伝文を伝文種別に応じて前記自動列車停止制御装置と前記電子閉そく駅装置との何れかに振り分けて転送する地上側伝文経路切替手段と、鉄道車両に搭載されて軌道側の地上子との非接触伝送を可能とする車上子と、この車上子を介して伝文の送受を行う車上側送受信手段と、前記車両に搭載され前記伝文に基づいて自動列車停止の作動を行う自動列車停止作動手段と、前記車両に搭載され伝文の送受を伴って自動閉そくの作動を行う閉そく車載器とを備えた鉄道保安システムであって、前記閉そく車載器の直近の伝文送受先が、前記車上側送受信手段および前記自動列車停止作動手段を有する自動列車停止車上装置にされ、前記自動列車停止作動手段からの伝文および前記電子閉そく車載器からの伝文を前記車上側送受信手段に転送するとともに前記車上側送受信手段からの伝文を伝文種別に応じて前記自動列車停止作動手段と前記電子閉そく車載器との何れかに振り分けて転送する車上側伝文経路切替手段が、前記自動列車停止作動手段と前記車上側送受信手段との伝文伝達経路に介挿して設けられ、さらに、前記電子閉そく車載器から前記自動列車停止作動手段へ直に情報を伝える手段が設けられ、前記自動列車停止作動手段が自動列車停止の作動を行うに際し前記車上側送受信手段および前記車上側伝文経路切替手段を介して得た伝文に加えて前記電子閉そく車載器から直に得た情報にも応動するものであることを特徴とする鉄道保安システム。
産業区分
  • その他通信
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 権利存続中
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