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固着装置及び転てつ機類据付装置

国内特許コード P07A011599
整理番号 /NO30647
掲載日 2007年11月22日
出願番号 特願2001-019893
公開番号 特開2002-227810
登録番号 特許第4116259号
出願日 平成13年1月29日(2001.1.29)
公開日 平成14年8月14日(2002.8.14)
登録日 平成20年4月25日(2008.4.25)
発明者
  • 櫻井 育雄
出願人
  • (財)鉄道総合技術研究所
発明の名称 固着装置及び転てつ機類据付装置
発明の概要 【課題】 ねじ又はボルトを用いる固着装置において、孔開け位置の誤差に関係なく、横圧などで締結力の低下や位置ずれなどを生じないようにする。
【解決手段】 被固定部材2にねじ又はボルトの軸部の径よりも大きい孔を少なくとも2個、隔てて設け、各孔に回転可能に緊密に嵌合する嵌合部と被係合部とねじ又はボルトの軸部の径と等しい径を有して軸方向に貫通する偏心孔とを有する緊締用スリーブ4を前記嵌合部において被固定部材2の各孔に嵌合し、偏心孔にねじ又はボルトの軸部を通してねじ締め又はボルトナットにより被固定部材と固定部材とを仮締着し、緊締用スリーブの少なくとも一つを回すことにより、被固定部材の孔とねじ又はボルトの軸部との間の緩みを解消するようにした。
従来技術、競合技術の概要 鉄道の分岐点に敷設される分岐器に、これを転換・鎖錠する電気転てつ機やクランク(以下、転てつ機類という)を取付けるために据付装置が用いられる。図15は、従来の転てつ機類据付装置を用いて電気転てつ機を取付けた状態を示す平面図である。図15において、101a,101b,101cは枕木、102は基本レール、103はトングレール、104は電動モータ105を用いる電気転てつ機、106はその電気転てつ機を支持する敷板、107は動作かん、108はスイッチアジャスタ、109は転てつ棒、110は鎖錠かん、111は接続かん、112はフロントロッドである。従来の転てつ機類据付装置は、分岐器に転てつ機を取り付けるには、敷板106を枕木101b,101cに跨がって敷き、その敷板上に転てつ機104を置いて、動作かん107及び鎖錠かん110を既に設置されている接続かん111及びスイッチアジャスタ108に適正な状態で接続できるように、転てつ機のきょう(筐)体104aの取付け孔の位置を決め、転てつ機104を孔開け作業時の振動から保護するため敷板上から外して、敷板106と枕木101にボルト貫通孔を開けた後、転てつ機104を再び敷板上に置いて前記取付け孔を用いて敷板にボルトナット等の既知の固定手段により固定し、枕木101の下からボルト113を前記ボルト貫通孔に貫通し、その先端にナット114をねじ締めして、締結していた。ところが、現地で枕木101と敷板106に対する孔開けをするので、開けられる孔は孔開けの際に多少のずれを生じることがあり、そのずれが大きいと、敷板の孔と枕木の孔とが位置的に合致しないこととなり、例えば敷板106を4本のボルト113で固定する場合、1本のボルトでも孔の位置が合わないと、ボルト4本で締めることができなくなる。ボルト4本で締めるためには、孔を埋め戻して再び孔を開け直す必要が出てくる。そのため、敷板106の孔はボルト113の直径よりも数mm程度大き目に開けている。
産業上の利用分野 本発明は、ねじ又はボルトナットを用いて被固定部材を固定部材に固着する固着装置及びその固着装置を応用して転てつ機類を枕木に据付ける据付装置に関する。
特許請求の範囲 【請求項1】 被固定部材に予め設けてある孔に貫通したねじを固定部材に予め設けてある孔にねじ込むことにより、又は、前記被固定部材に予め設けてある孔と前記固定部材に予め設けてある孔にボルトを貫通するとともに、前記ボルトの軸部の先端にナットをねじ締めすることにより、前記被固定部材を前記固定部材に固着する固着装置において、 (a) ねじ又はボルトの軸部の径よりも大きい孔径を有する少なくとも2個の孔が設けられた被固定部材と、 (b) 前記被固定部材の各孔に回転可能に緊密に嵌合し得る嵌合部及びその嵌合部の一端にスパナその他の回転工具を係合して回転させるための水平断面形状が多角形に形成された被係合部を有し、かつ、前記ねじ又はボルトの軸部の径とほぼ等しい孔径を有して軸方向に貫通する偏心孔を備えた、前記被固定部材の孔の数と等しい複数の緊締用スリーブとからなり、 (c1)前記緊締用スリーブは、それぞれ、前記嵌合部を前記被固定部材の各孔に嵌合し、その緊締用スリーブの偏心孔に貫通された前記ねじ又はボルトとこれに締め付けられるナットにより前記被固定部材と固定部材とを締結し、前記緊締用スリーブの少なくとも一つを前記被係合部を介して回転不能になるまで回転させることにより、前記被固定部材を前記緊締用スリーブの前記偏心孔の偏心距離内で前記固定部材に対して面方向に移動させて、前記被固定部材と前記ねじ又はボルトの軸部との間の弛緩を無くするものであるか、又は、 (c2)前記被固定部材の各孔に前記緊締用スリーブの嵌合部を嵌合し、前記緊締用スリーブの偏心孔に前記ねじ又はボルトの軸部を通し、そのねじ又は前記ボルトナットにより前記被固定部材と前記固定部材とを仮締結し、前記緊締用スリーブの少なくとも一つを前記被係合部を介して回転不能になるまで回転させることにより、前記被固定部材を前記緊締用スリーブの前記偏心孔の偏心距離内で前記固定部材に対して面方向に移動させて、前記被固定部材と前記ねじ又はボルトの軸部との間の弛緩を無くし、最後に、前記ねじ又はボルトナットにより前記被固定部材と前記固定部材とを完全に締結するものである、ことを特徴とする固着装置。
【請求項2】 被固定部材の孔を頭截円錐状に連続するように形成するとともに、緊締用スリーブの嵌合部も頭截円錐状に形成したことを特徴とする請求項1に記載された固着装置。
【請求項3】 被固定部材の孔を円柱状に形成するとともに、緊締用スリーブの嵌合部も円柱状に形成したことを特徴とする請求項1に記載された固着装置。
【請求項4】 緊締用スリーブの被係合部は、ねじ又はボルトの頭部と相似形であることを特徴とする請求項1,2又は3に記載された固着装置。
【請求項5】 設置現場において転てつ機類の枕木に対する据え付け位置の位置合わせをした後、前記枕木に、前記転てつ機類据付用敷板を前記枕木に固着するためのねじ釘をねじ込む孔又はボルトを貫通する孔を設け、前記敷板に設けてある孔に貫通した前記ねじ釘を前記枕木の孔にねじ込むことにより、又は前記ボルトを前記敷板の孔と前記枕木の孔に貫通するとともに、前記ボルトの軸部の先端にナットをねじ締めすることにより、前記敷板に固定される転てつ機類を前記枕木に据え付ける転てつ機類据付装置において、 前記敷板に1本の枕木に付き少なくとも1対の前記ねじ釘又はボルトの軸部の径よりも大きい孔径を有する第1の孔を前記枕木の長手方向に隔てた位置に設けるとともに、前記敷板に第2の孔を有するブロックを各孔の軸心を一致させた状態で接合し又は一体に形成し、 前記ブロックの第2の孔の中に回転可能に緊密に嵌合し得る嵌合部と、その嵌合部の一端にスパナその他の回転工具を係合して回転させるための水平断面形状が多角形に形成された被係合部とを有し、かつ、前記ねじ又はボルトの軸部とほぼ等しい孔径を有して軸方向に貫通する偏心孔を備えた緊締用スリーブを前記ブロック及び敷板の一致させた孔の数と等しい数だけ用意し、 前記緊締用スリーブを、それぞれ、前記各ブロックの第2の孔に嵌合し、前記緊締用スリーブの偏心孔及び前記敷板の第1の孔に貫通した前記ねじ釘を前記枕木の孔にねじ込み、又は前記緊締用スリーブの偏心孔及び前記敷板の第1の孔に貫通したボルトにナットをねじ締めして、前記敷板と前記枕木とを締着し、 前記緊締用スリーブの少なくとも一つを前記被係合部を介して回転不能になるまで回転させることにより、前記ブロック及び敷板を前記緊締用スリーブの前記偏心孔の偏心距離内で前記枕木に対して面方向に移動させて、前記ブロック及び敷板と前記ねじ又はボルトの軸部との間の弛緩を無くするようにしたことを特徴とする転てつ機類据付装置。
産業区分
  • 機械要素
  • 鉄道
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 権利存続中
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