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土木用遮水シート 新技術説明会

国内特許コード P07A011642
整理番号 /NO33165
掲載日 2007年11月22日
出願番号 特願2001-103267
公開番号 特開2002-294015
登録番号 特許第4511758号
出願日 平成13年4月2日(2001.4.2)
公開日 平成14年10月9日(2002.10.9)
登録日 平成22年5月14日(2010.5.14)
発明者
  • 矢口 直幸
  • 舘山 勝
  • 伊勢 智一
  • 花森 一郎
出願人
  • 株式会社クラレ
  • 公益財団法人鉄道総合技術研究所
発明の名称 土木用遮水シート 新技術説明会
発明の概要 【課題】 低温から高温までの広い温度領域で、コンクリート、セメント、モルタル等の水硬物との接着性に優れ、トンネル壁面などの遮水を良好に行うことのできる土木用遮水シート、及び該シートそれを用いるトンネル壁面の遮水工法の提供。
【解決手段】 酢酸ビニル含有量80~99質量%のエチレン-酢酸ビニル共重合体(A)と酢酸ビニル含有量50~70質量%のエチレン-酢酸ビニル共重合体(B)を、(A)/(B)=0.2~5の質量比で含有する組成物、場合によりポリビニルアルコールを特定量で該エチレン-酢酸ビニル共重合体にグラフト重合してなるか含有されている前記組成物、又は場合により無機充填剤を特定の量でする前記組成物よりなる表面を有する土木用遮水シート、該土木用遮水シートを用いる遮水工法。
従来技術、競合技術の概要


従来、トンネル建設などの土木工事の際の遮水シートとしては、ベントナイトシート、ゴムアスファルトシート、酢酸ビニル含有率の低いエチレン-酢酸ビニル共重合体シートなどが使用されている。例えば、特開平6-32950号公報には、酢酸ビニル含有率が10~25重量%のエチレン-酢酸ビニル共重合体、または該エチレン-酢酸ビニル共重合体70重量%以上と低密度ポリエチレン30重量%以下の樹脂組成物を用いた止水シートが記載されている。



しかしながら、上記した従来の遮水シートは、コンクリートと接着しないか又は接着性に劣っており、コンクリートの硬化後に遮水シートとコンクリートとの間に隙間ができ易い。そして、コンクリートと遮水シートとの間に隙間ができた場合は、地盤や岩盤から湧出水があると、図1に示すように、湧出水が遮水シートのひび割れ部分、接合部、取り付け用穴などから滲み出してコンクリートとの間にできた隙間を伝ってコンクリートのひび割れ部などに到達し、漏水する。



かかる点から、本発明者らは、酢酸ビニル含有率が30~90重量%のエチレン-酢酸ビニル共重合体シートが、コンクリートなどの水硬性材料との密着性が高く、トンネル構築などの土木工事などに用いる遮水シートとして適していることを見出して先に出願した(特開平12-80895号公報)。
この遮水シートでは、遮水シートを構成するエチレン-酢酸ビニル共重合体中の酢酸ビニル含有率が高くなるほど、一般に高温領域では水硬性材料との接着性が向上する。しかし、本発明者らが更に検討した結果、低温領域では水硬性材料との接着性が未だ十分ではなく、改良の余地があることが判明した。トンネルなどに用いられる遮水シートは、低温から高温まで広い温度領域に曝されることが多く、そのため該広い温度領域でコンクリートなどの水硬性材料と高い接着性を有する土木用遮水シートが求められている。

産業上の利用分野


本発明は、土木用遮水シートおよびそれを用いる遮水工法に関する。より詳細には、本発明は、コンクリート、セメント、モルタルなどの水硬性材料との接着性に優れる土木用遮水シートおよびそれを用いる遮水工法に関する。
本発明の土木用遮水シートは、水硬性材料に対する優れた接着性により、各種土木工事における遮水シートとして有効に用いることができ、特に地下鉄などを建設する際の地下構造物および道路・鉄道用トンネルの地盤や岩盤などからの湧出水が水硬物のひび割れ部などから地下構造物およびトンネル構内に漏れ出るのを防ぐための遮水シートとして有用である。

特許請求の範囲 【請求項1】
酢酸ビニル含有量が80~99質量%のエチレン-酢酸ビニル共重合体(A)および酢酸ビニル含有量が50~70質量%のエチレン-酢酸ビニル共重合体(B)を、(A)/(B)=0.2~5の質量比で含有し、且つエチレン-酢酸ビニル共重合体(A)およびエチレン-酢酸ビニル共重合体(B)の合計質量に対して0.1~10質量%のポリビニルアルコール系重合体をグラフト重合および/または混合してなるエチレン-酢酸ビニル共重合体組成物よりなる表面を有することを特徴とする土木用遮水シート。

【請求項2】
表面を構成する前記エチレン-酢酸ビニル共重合体組成物が、該組成物中のエチレン-酢酸ビニル共重合体の合計質量に対して1~50質量%の無機充填剤を含有するエチレン-酢酸ビニル共重合体組成物である請求項に記載の土木用遮水シート。

【請求項3】
基材シート上に、前記エチレン-酢酸ビニル共重合体組成物よりなる塗膜、フィルムまたはシートが表面層として積層されている請求項1または2に記載の土木用遮水シート。

【請求項4】
基材シートが、繊維で補強されているかまたは補強されていないエチレン-酢酸ビニル共重合体シートである請求項1~のいずれか1項に記載の土木用遮水シート。

【請求項5】
土留め壁を構築した後にまたは構築しないで、地盤および/または岩盤よりなる掘削面および頂部に、請求項1~のいずれか1項に記載の土木用遮水シートをそのエチレン-酢酸ビニル共重合体組成物よりなる表面を最表面に向けて敷設し、該土木用遮水シートの最表面に水硬性材料を施すことを特徴とする遮水工法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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出願権利状態 登録
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