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地下構造物先防水のセパレータ部の処理方法及びその構造物 UPDATE 新技術説明会

国内特許コード P07A011654
整理番号 /NO33175
掲載日 2007年11月22日
出願番号 特願2001-175425
公開番号 特開2002-364298
登録番号 特許第3854099号
出願日 平成13年6月11日(2001.6.11)
公開日 平成14年12月18日(2002.12.18)
登録日 平成18年9月15日(2006.9.15)
発明者
  • 矢口 直幸
  • 舘山 勝
  • 小山 幸則
  • 清水 満
  • 藤本 英己
  • 西澤 政晃
  • 花森 一郎
  • 出水 俊介
  • 田村 幸彦
  • 池田 幸雄
出願人
  • 公益財団法人鉄道総合技術研究所
  • 東日本旅客鉄道株式会社
  • 株式会社クラレ
  • 株式会社複合技術研究所
  • 株式会社大阪防水建設社
発明の名称 地下構造物先防水のセパレータ部の処理方法及びその構造物 UPDATE 新技術説明会
発明の概要 【課題】 簡単で容易な施工性と優れた止水を施工することができる地下構造物先防水のセパレータ部の処理方法及びその構造物を提供する。
【解決手段】 敷設された防水シート4に対して防水布5を当て布し、前記防水シート4と前記防水布5がボルト3、ナット8により固定され、かつ、前記防水シート4と前記防水布5間の応力伝搬力(kN)が前記防水シート4の破断強さ(kN)×0.5以下であり、かつ、前記防水布5と前記ボルト3間に生じる空隙を水密性材料9で処理する。
従来技術、競合技術の概要


例えば、開削トンネルにおける先防水シート工法は、図3に示すように、一般的にH鋼等で補強されたソイルセメント壁(例えば、SMW)からなる土留壁が、まず形成され、そのH鋼に後工程で打設するコンクリート型枠を支持するためのセパレータと称される金属製棒が溶接等で接続される。開削トンネル先防水を目的として敷設される防水シートは、セパレータ貫通部で開穴された後に、土留壁に釘等で取り付けられる。



さらに、セパレータを介して、土留壁の反対側に型枠を組み、防水シートと型枠に形成される空間部にコンクリートを打設し、コンクリート養生後に型枠を脱型し、コンクリート躯体をセパレータで保持・固定する。このセパレータ部は、打設されるコンクリートとの密着性が弱くなるために、セパレータとコンクリート躯体間に連続する隙間が形成されやすく、結果的に土留壁から浸入する水がセパレータ部を通じてトンネル内等の地下構造物内へ漏水するという問題を有している。



一方、かかるセパレータ部からの漏水を防止する従来技術は、セパレータ部で開穴されたシート部をゴムアスファルト系、シリコン系、ウレタン系等のコーキング剤で密閉処理する方法がごく一般的に採用されている。



図2はかかる従来のセパレータ周りの防水処理方法の説明図である。



この図において、101はソイルセメント壁(例えば、SMW)、102は空隙、103はボルト、104は防水シート、105はコーキング剤で処理されたシーリング部である。



この方法は、シート敷設後もシートに張力が付加されることなく、コーキング剤で処理された部位(シーリング部)の形状変化がなければ有効な止水法である。しかし、実際にシート敷設される土留壁は、凹凸の大きな不陸部である場合が一般的であるために、コンクリート打設に伴う流体圧によりシートが引っ張られ、セパレータが貫通しているシート部の穴寸法、形状を大きく変化させ、せっかく塞いだ穴が大きく開口することになり、結果的には、止水の目的をほとんど確保し得ないのが現状である。



かかる不都合を回避する方法に関する従来技術としては、
(1)特公平3-295978号、実公昭59-16441号、特開平5-30432号、特開平7-279265号(特許第3029766号)等で提案されている、棒状のセパレータの一部を水膨潤性止水材を用いて、浸入した水に接触して該部が膨張するのを利用して、隙間を埋め、止水を確保する方法、あるいは、特開平9-217485号(特許第3081783号)で提案されている膨張セメントモルタルを施す方法、
(2)さらには、特開平11-293918号(第2976292号)で提案されている、防水シートの開穴部の周りの縁部をナットとフランジ部で締め付け固定する方法が挙げられる。

産業上の利用分野


本発明は、地下構造物を施工する際に、仮土留め壁に予め防水シートなどを設置し、その後躯体コンクリートを打設する先防水工における、コンクリート型枠の固定に適用使用されるセパレータ部の処理方法及びその構造物に係り、特に、そのセパレータ本来の機能であるコンクリート躯体の固定力を保有しながら、そのセパレータ部に高度な遮水性をも兼備し得る地下構造物に対する先防水のセパレータ部の処理方法及びその構造物に関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
敷設された防水シートに対して防水布を当て布し、前記防水シートと前記防水布がボルト、ナットにより固定され、かつ、前記防水シートと前記防水布間の応力伝搬力(kN)が前記防水シートの破断強さ(kN)×0.5以下であり、かつ、前記防水布と前記ボルト間に生じる空隙を、水密性材料で処理することを特徴とする地下構造物先防水のセパレータ部の処理方法。

【請求項2】
請求項1記載の地下構造物先防水のセパレータ部の処理方法において、前記防水シートおよび防水布は、その少なくともシート片面の表層樹脂が、酢酸ビニル80~99質量%のエチレン-酢酸ビニル共重合樹脂(A)及び酢酸ビニル含有量50~75質量%のエチレン-酢酸ビニル共重合樹脂(B)からなり、その配合比(質量比)A/Bを0.2~5とすることを特徴とする地下構造物先防水のセパレータ部の処理方法。

【請求項3】
請求項1記載の地下構造物先防水のセパレータ部の処理方法において、前記防水布が繊維布帛で補強されていることを特徴とする地下構造物先防水のセパレータ部処理方法。

【請求項4】
(a)地下構造物の側壁に突設されるボルトと、
(b)前記側壁のボルト回りの前記側壁の表面に敷設される防水シートと、
(c)前記側壁のボルト回りの前記防水シート上に増張りされる防水布と、
(d)前記ボルトに螺合して前記防水シートと防水布とを締結するナットと、
(e)前記防水シートと前記防水布間の応力伝搬力(kN)が、前記防水シートの破断強さ(kN)×0.5以下であり、かつ、前記防水布と前記ボルト間に生じる空隙を処理する水密性材料とを具備することを特徴とする地下構造物先防水のセパレータ部の構造物。

【請求項5】
請求項4記載の地下構造物先防水のセパレータ部の構造物において、前記防水布と前記ナット間にゴムパッキンと座金とを備えることを特徴とする地下構造物先防水のセパレータ部の構造物。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2001175425thum.jpg
出願権利状態 登録
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