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ラダー軌道用防振台

国内特許コード P07A011789
整理番号 /NO33035
掲載日 2007年11月30日
出願番号 特願2000-032747
公開番号 特開2001-220702
登録番号 特許第3818490号
出願日 平成12年2月4日(2000.2.4)
公開日 平成13年8月17日(2001.8.17)
登録日 平成18年6月23日(2006.6.23)
発明者
  • 涌井 一
  • 松本 信之
  • 奥田 広之
  • 浅沼 潔
  • 玉川 輝久
  • 島崎 俊也
出願人
  • 公益財団法人鉄道総合技術研究所
  • 昭和電線ケーブルシステム株式会社
発明の名称 ラダー軌道用防振台
発明の概要 【解決手段】 下ブロック10は、鉄道のレールの長手方向(X方向)に平行な溝を持つ。上ブロック11は、下ブロック10の溝に収容される。ゴム状弾性体12は、下ブロック10の溝内壁と上ブロック11の外壁との間に存在する空隙を満たす。
【効果】 線路の伸縮力が及ぶ方向(X方向)に対しては、柔軟に変形して、レールの熱伸縮等による変位に追従する。また、防振台自体およびマクラギ縦梁に対する負荷を軽減できる。一方、車両が横揺れする方向、即ち、車両の進行方向と直交する方向(Y方向)に対しては、ゴム状弾性体による所定の弾力が作用する。
従来技術、競合技術の概要


コンクリート路盤の上にラダー軌道用防振台を敷設する場合には、従来、次のような工法が採用されている。
図2は従来の工法を説明する図で、(a)はコンクリート路盤上のフローティング・ラダー軌道の分解斜視図、(b)は防振台のゴムパッド部分の変形時の平面図、(c)は(a)や(b)とは別の構造の防振台の断面図である。
図2(a)に示すように、マクラギ1は、レール2の長手方向に平行な板状のマクラギ本体3を鋼管製継材4で連結した梯子状をしている。このマクラギ1は、図示しないコンクリート路盤の上に防振台5で浮かせて据えつけられる。多数の防振台5が、コンクリート路盤上でこのマクラギ1を支える。



防振台5は、図2(b)の円柱状のゴムパッドを備え、ゴム弾性により水平方向の応力に対して容易に変形するようになっている。車両の加減速動作によって進行方向即ちX方向に応力が加わると、ゴムパッドが図のように変形する。また、車両が横揺れすると図のY方向に同様に変形する。このため、X方向およびY方向の変位を量を制限するのに、別途ストッパーが必要になる。
図2(c)の構造の防振台の場合は、車両の加減速動作によって進行方向即ち図の(a)のX方向に応力が加わると、防振台5のゴム部分6が変形して振動を吸収する。ゴム部分6以外は金属から成り、適度に変位量を制限する。車両が横揺れした場合も同様に機能する。これにより、マクラギ1上を車両が通過するときの振動や衝撃を緩和して騒音を防止することができる。これらの工法は、高架や地下鉄等において、バラストを必要としない工法として広く採用されている。



ところで、本発明者等がフローティング・ラダー軌道の線路方向拘束解析を行った結果、フローティング・ラダー軌道においては、防振装置の線路方向ばね定数を小さくすることによって防振装置およびマクラギ(縦梁)に対する負荷を軽減できることを見い出した。

産業上の利用分野


本発明は、コンクリート路盤や鋼桁上を走行する鉄道の騒音防止等のために利用されるラダー軌道用防振台に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】コンクリート路盤とラダー軌道との間に介設されるラダー軌道用防振台において、前記ラダー軌道の長手方向に平行な溝を持つ下ブロックと、上面に取り付け孔を有し、前記下ブロックの溝に全部または一部を収容した上ブロックと、少なくとも前記下ブロックの溝内壁と前記上ブロックの外壁との間に存在する空隙を満たすように配置されたゴム状弾性体から成る防振本体と、
前記下ブロックの側板内壁であって、前記上ブロックの側板外壁と対向しない部分に、ゴム状弾性体が所定の厚さだけ覆うようにして設けられたゴム壁とを備えたことを特徴とするラダー軌道用防振台。
【請求項2】請求項1に記載のラダー軌道用防振台において、
下ブロックは、下板とこの下板の側縁から上方に立ち上がる側板とを有する断面コの字形の部材から成り、
上ブロックは、上板とこの上板の側縁から下方に下がる側板とを有する断面コの字形の部材から成り、
ゴム状弾性体は、少なくとも前記上ブロックの側板外壁と前記下ブロックの側板内壁の間を満たすことを特徴とするラダー軌道用防振台。
【請求項3】請求項2に記載のラダー軌道用防振台において、
ゴム状弾性体は、前記上ブロックの上板下壁と前記下ブロックの下板上壁の間を満たすことを特徴とするラダー軌道用防振台。
【請求項4】請求項2に記載のラダー軌道用防振台において、
前記下ブロックの側板内壁であって、前記上ブロックの側板外壁と対向しない部分を所定の厚さだけ覆うように、ゴム壁が形成されていることを特徴とするラダー軌道用防振台。
【請求項5】請求項1に記載のラダー軌道用防振台において、
下ブロックは、ラダー軌道のレールの長手方向に平行な複数の溝を持ち、
上ブロックは、前記下ブロックの溝に収容した脚部を備え、
前記下ブロックの溝内壁と前記上ブロックの脚部外壁との間に存在する空隙を満たすようにゴム状弾性体が配置されていることを特徴とするラダー軌道用防振台。
【請求項6】請求項1に記載のラダー軌道用防振台において、
下ブロックの溝内壁と上ブロックの外壁との間に存在する空隙を満たすように配置されたゴム状弾性体の下ブロックの溝内壁に接する面のうち、垂直面に平行な面は、下ブロックの溝内壁と非接着とされ、他の面は下ブロックの溝内壁に接着されていることを特徴とするラダー軌道用防振台。
【請求項7】請求項6に記載のラダー軌道用防振台において、
ゴム状弾性体の下ブロックの溝内壁と非接着とされた部分には、下ブロックの溝内壁との間に滑材が挟み込まれていることを特徴とするラダー軌道用防振台。
【請求項8】請求項1または6に記載のラダー軌道用防振台において、
下ブロックの溝内壁と上ブロックの外壁との間に存在する空隙を満たすように配置されたゴム状弾性体中に、ラダー軌道の長手方向に平行な面を持つスペーサ板を埋設したことを特徴とするラダー軌道用防振台。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2000032747thum.jpg
出願権利状態 登録
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