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速度センサレス制御を用いた電気車制御装置

国内特許コード P07A011943
整理番号 /NO32947
掲載日 2007年12月7日
出願番号 特願平11-047985
公開番号 特開2000-253506
登録番号 特許第3538057号
出願日 平成11年2月25日(1999.2.25)
公開日 平成12年9月14日(2000.9.14)
登録日 平成16年3月26日(2004.3.26)
発明者
  • 近藤 圭一郎
  • 松岡 孝一
  • 結城 和明
  • 氏家 昭彦
出願人
  • (財)鉄道総合技術研究所
  • (株)東芝
発明の名称 速度センサレス制御を用いた電気車制御装置
従来技術、競合技術の概要 図37は、従来の電気車制御装置の構成例を示す概略図である。なお、図37は、直流電気車1編成の中の3両分を模擬しているものである。図37において、架線1は、パンタグラフ2、直流フィルタリアクトル3を介して、直流フィルタコンデンサ4の正側電位点に接続される。直流フィルタコンデンサ4の負側電位点は、車輪7を介してレール8に接地される。直流フィルタコンデンサ4には、VVVFインバータ5が接続されており、VVVFインバータ5は、誘導電動機6を駆動する。このVVVFインバータ5は、制御ユニット34により制御される。図38は、図37における車両45をより詳細に示した構成図である。なお、図38では、車輪7と誘導電動機6とは独立した構成となっているが、これは便宜的な図であり、実際には、ギアを介して車輪7と誘導電動機6のロータとは機械的に結合されている。図38において、制御ユニット34に関してより詳細に説明する。図38に示す制御系は、dq軸回転座標系上にて、誘導電動機6の電流、電圧、磁束を制御するベクトル制御方式である。制御ユニット34は、電流指令演算部10、出力電圧指令演算部11、座標系変換器12、出力周波数指令演算部48、ゲート制御部13からなっている。電流指令演算部10では、dq軸座標系上での電流指令値Id * ,Iq * を演算する。出力電圧指令演算部11では、電流指令値Id * ,Iq * とに基づいて、電流指令値に一致する電流が流れるようにVVVFインバータ5が出力すべきd軸出力電圧指令Vd * とq軸出力電圧Vq * とを演算出力する。座標系変換器12では、d軸出力電圧指令値Vd * とq軸出力電圧指令値Vq * とに基づいて、d軸を基準軸とする極座標へと変換する。例えば、次式によりdq軸電圧指令Vd * ,Vq * の大きさを演算し、出力電圧指令の大きさV* として出力する。
【数1】
また、次式によりd軸から出力電圧指令ベクトルまでの位相角をθv * として演算し、出力する。
【数2】
座標系変換器12からの出力V* ,θv * と、後述する出力周波数指令演算部48からの出力である出力周波数指令値FINV* は、ゲート制御部13に入力される。FINV* の積分値をθabとすると、θabはa軸あるいはu軸からd軸までの位相角となる。従って、θをθv * とθabとの加算値とすれば、基準となるa軸から出力電圧指令ベクトルまでの位相差はθとなる。ゲート制御部13では、ab軸静止座標系上の出力電圧指令ベクトルを3相電圧指令値に変換し、さらに出力電圧が3相出力電圧指令値に一致するように、VVVFインバータ5のゲートを制御するが、この詳細に関しては既存技術であるので、ここではその説明を省略する。出力周波数指令演算部48では、VVVFインバータ5が出力すべき周波数指令値FINV* を演算出力する。出力周波数指令演算部48には、速度検出器42により検出された誘導電動機6のロータ回転周波数FRが入力される。出力周波数指令演算部48では、次式のように、出力周波数指令FINV* を演算し、出力する。
【数3】
ただし、R2:2次抵抗値、L2:2次インダクタンスである。以上のように構成された電気車制御装置では、ある速度まで加速した後、惰性にまかせて走行する惰行状態が存在する。この惰行状態では、VVVFインバータ5は停止しており、損失を低減している。そして、この惰行の間、誘導電動機6は荷電されていないため、磁束あるいは電流といった電気的状態量は、零である。このような惰行状態からVVVFインバータ5を再起動する場合、従来の電気車制御装置では、誘導電動機6に設置された速度検出器42の情報から、誘導電動機6のロータの回転周波数を検出し、制御ユニット34へ入力する。この従来の電気車制御装置では、速度検出器42により検出された誘導電動機6のロータ回転周波数FRに基づいて再起動、すなわち磁束の立ち上げを行なうため、何ら問題となることはなく、安定かつ確実な再起動を行なうことが可能である。
産業上の利用分野 本発明は、速度検出器を用いずに電気車の動力源である誘導電動機を駆動制御する速度センサレス制御を用いた電気車制御装置に係り、特に誘導電動機を駆動する可変電圧可変周波数(以下、VVVFと称する)インバータが動作を停止した惰行状態から再起動する場合に不可欠である、誘導電動機のロータ回転周波数を安定かつ迅速に推定できるようにした速度センサレス制御を用いた電気車制御装置に関するものである。
特許請求の範囲 【請求項1】 直流を任意の周波数の交流に変換する可変電圧可変周波数インバータ(VVVFインバータ)と、当該VVVFインバータの直流側に接続されたフィルタコンデンサと、前記VVVFインバータの交流側に接続されて駆動される誘導電動機とから主回路を構成し、電流指令値を演算する電流指令演算手段と、前記電流指令値に一致する電流が得られるように出力電圧の指令値を演算する出力電圧指令演算手段と、出力周波数指令を演算する出力周波数指令演算手段と、前記出力電圧指令演算手段からの出力と前記出力周波数指令演算手段からの出力とを入力とし、前記VVVFインバータの出力電圧が一致するようにVVVFインバータのゲート制御を行なうゲート制御手段とを備えて構成される速度センサレス制御を用いた電気車制御装置において、前記出力周波数指令演算手段として、前記誘導電動機が惰行状態から再起動を行なう場合に、第1の所定値から第2の所定値に出力周波数指令を漸増あるいは漸減させる手段を備え、前記誘導電動機に流れる電流を検出する電流検出手段と、前記電流検出手段からの出力である電流検出値と、前記電流指令演算手段からの出力である電流指令値と、前記出力電圧指令演算手段からの出力である出力電圧指令値の少なくとも一つに基づいて、前記誘導電動機のロータ回転周波数を推定するロータ回転周波数検知手段と、を備え、前記出力電圧指令演算手段としては、前記電流指令値に基づいて前記誘導電動機の1次インピーダンスによる電圧降下分を演算出力する手段からなり、前記ロータ回転周波数検知手段としては、前記電流検出手段により検出された電流値を入力とし、電流の大きさを演算する電流ベクトル長演算手段と、前記電流ベクトル長演算手段からの出力である電流の大きさを入力とし、当該電流の大きさが所定の検知レベル値よりも減少した時の出力周波数指令の値をロータ回転周波数推定値として設定するロータ回転周波数推定値設定手段と、から成ることを特徴とする速度センサレス制御を用いた電気車制御装置。
【請求項2】 請求項1記載の速度センサレス制御を用いた電気車制御装置において、前記ロータ回転周波数検知手段における所定の検知レベル値を得る手段としては、前記出力周波数指令値を入力とし、その絶対値を演算する絶対値演算手段と、前記絶対値演算手段からの出力を入力とし、出力周波数指令値の絶対値が小さい場合には、前記電流の大きさを判定する検知レベル値を大きく設定する検知レベル設定手段と、から成ることを特徴とする速度センサレス制御を用いた電気車制御装置。
【請求項3】 請求項1記載の速度センサレス制御を用いた電気車制御装置において、前記出力電圧指令演算手段としては、前記電流指令値に基づいて誘導電動機の1次インピーダンスによる電圧降下分を演算出力する手段の代わりに、前記電流指令値に基づいて誘導電動機の漏れインダクタンスによる電圧降下分を出力電圧指令として出力する手段から成ることを特徴とする速度センサレス制御を用いた電気車制御装置。
【請求項4】 請求項1記載の速度センサレス制御を用いた電気車制御装置において、前記ロータ回転周波数検知手段としては、前記電流検出手段により検出された電流値を入力とし、電流の大きさを演算する電流ベクトル長演算手段と、前記出力周波数指令値が第1の所定値から第2の所定値へと漸増あるいは漸減する間に前記電流ベクトル長演算手段からの出力である電流の大きさの最小値となる時点での出力周波数指令値をロータ回転周波数推定値として設定するロータ回転周波数推定手段と、から成ることを特徴とする速度センサレス制御を用いた電気車制御装置。
【請求項5】 直流を任意の周波数の交流に変換する可変電圧可変周波数インバータ(VVVFインバータ)と、当該VVVFインバータの直流側に接続されたフィルタコンデンサと、前記VVVFインバータの交流側に接続されて駆動される誘導電動機とから主回路を構成し、電流指令値を演算する電流指令演算手段と、前記電流指令値に一致する電流が得られるように出力電圧の指令値を演算する出力電圧指令演算手段と、出力周波数指令を演算する出力周波数指令演算手段と、前記出力電圧指令演算手段からの出力と前記出力周波数指令演算手段からの出力とを入力とし、前記VVVFインバータの出力電圧が一致するようにVVVFインバータのゲート制御を行なうゲート制御手段とを備えて構成される速度センサレス制御を用いた電気車制御装置において、前記出力周波数指令演算手段として、前記誘導電動機が惰行状態から再起動を行なう場合に、第1の所定値から第2の所定値に出力周波数指令を漸増あるいは漸減させる手段を備え、前記誘導電動機に流れる電流を検出する電流検出手段と、前記電流検出手段からの出力である電流検出値と、前記電流指令演算手段からの出力である電流指令値と、前記出力電圧指令演算手段からの出力である出力電圧指令値の少なくとも一つに基づいて、前記誘導電動機のロータ回転周波数を推定するロータ回転周波数検知手段と、を備え、前記出力周波数指令演算手段としては、前記出力周波数指令値を入力とし、出力周波数指令の絶対値を演算出力する絶対値演算手段と、前記絶対値演算手段からの出力である出力周波数指令の絶対値が小さい場合には、前記出力周波数指令値が漸増あるいは漸減する周波数の変化率を小さくする手段と、から成ることを特徴とする速度センサレス制御を用いた電気車制御装置。
【請求項6】 請求項5記載の速度センサレス制御を用いた電気車制御装置において、前記出力周波数指令演算手段としては、第1の所定値の絶対値が第2の所定値の絶対値よりも大きいことを特徴とする速度センサレス制御を用いた電気車制御装置。
【請求項7】 直流を任意の周波数の交流に変換する可変電圧可変周波数インバータ(VVVFインバータ)と、当該VVVFインバータの直流側に接続されたフィルタコンデンサと、前記VVVFインバータの交流側に接続されて駆動される誘導電動機とから主回路を構成し、電流指令値を演算する電流指令演算手段と、前記電流指令値に一致する電流が得られるように出力電圧の指令値を演算する出力電圧指令演算手段と、出力周波数指令を演算する出力周波数指令演算手段と、前記出力電圧指令演算手段からの出力と前記出力周波数指令演算手段からの出力とを入力とし、前記VVVFインバータの出力電圧が一致するようにVVVFインバータのゲート制御を行なうゲート制御手段とを備えて構成される速度センサレス制御を用いた電気車制御装置において、前記出力周波数指令演算手段として、前記誘導電動機が惰行状態から再起動を行なう場合に、第1の所定値から第2の所定値に出力周波数指令を漸増あるいは漸減させる手段を備え、前記誘導電動機に流れる電流を検出する電流検出手段と、前記電流検出手段からの出力である電流検出値と、前記電流指令演算手段からの出力である電流指令値と、前記出力電圧指令演算手段からの出力である出力電圧指令値の少なくとも一つに基づいて、前記誘導電動機のロータ回転周波数を推定するロータ回転周波数検知手段と、を備え、前記出力周波数指令手段としては、前記誘導電動機が惰行状態から再起動を行なう場合に、ある所定の時間経過するまでは出力周波数指令値を一定とする手段を付加して成ることを特徴とする速度センサレス制御を用いた電気車制御装置。
【請求項8】 請求項7記載の速度センサレス制御を用いた電気車制御装置において、前記出力周波数指令手段により、ある所定時間経過するまでの出力周波数指令値が一定である状態において、前記電流検出手段により検出された電流値を入力とし、前記電流指令値の座標系へ座標系変換を行なう座標系変換手段と、前記座標系変換された電流値と前記電流指令値との偏差を演算する減算手段と、前記減算手段により演算された電流偏差が零となるように、前記出力電圧指令演算手段への出力を補正する量を演算する電流制御手段と、前記電流制御手段により演算された出力電圧指令への補正量と前記出力電圧指令手段からの出力とを加算することで補正する加算手段と、を付加して成ることを特徴とする速度センサレス制御を用いた電気車制御装置。
【請求項9】 請求項7記載の速度センサレス制御を用いた電気車制御装置において、前記出力周波数指令値の初期値である第1の所定値は、前記誘導電動機のロータ回転周波数の可能性の範囲外に設定するようにしたことを特徴とする速度センサレス制御を用いた電気車制御装置。
【請求項10】 直流を任意の周波数の交流に変換する可変電圧可変周波数インバータ(VVVFインバータ)と、当該VVVFインバータの直流側に接続されたフィルタコンデンサと、前記VVVFインバータの交流側に接続されて駆動される誘導電動機とから主回路を構成し、電流指令値を演算する電流指令演算手段と、前記電流指令値に一致する電流が得られるように出力電圧の指令値を演算する出力電圧指令演算手段と、出力周波数指令を演算する出力周波数指令演算手段と、前記出力電圧指令演算手段からの出力と前記出力周波数指令演算手段からの出力とを入力とし、前記VVVFインバータの出力電圧が一致するようにVVVFインバータのゲート制御を行なうゲート制御手段とを備えて構成される速度センサレス制御を用いた電気車制御装置において、前記出力周波数指令演算手段として、前記誘導電動機が惰行状態から再起動を行なう場合に、第1の所定値から第2の所定値に出力周波数指令を漸増あるいは漸減させる手段を備え、前記誘導電動機に流れる電流を検出する電流検出手段と、前記電流検出手段からの出力である電流検出値と、前記電流指令演算手段からの出力である電流指令値と、前記出力電圧指令演算手段からの出力である出力電圧指令値の少なくとも一つに基づいて、前記誘導電動機のロータ回転周波数を推定するロータ回転周波数検知手段と、を備え、前記誘導電動機のロータ回転周波数の概略値を知り得る場合、前記出力周波数指令演算手段の第1の所定値は、前記ロータ回転周波数の概略値に応じて、当該ロータ回転周波数の概略値の近傍に設定するようにしたことを特徴とする速度センサレス制御を用いた電気車制御装置。
【請求項11】 請求項10記載の速度センサレス制御を用いた電気車制御装置において、前記誘導電動機のロータ回転周波数の概略値を得る手段としては、電気車の編成に1つ以上設けられる車輪あるいは誘導電動機の回転周波数を検出する速度検出手段と、前記速度検出手段により検出された速度に基づいて、前記誘導電動機のロータ回転周波数の概略値を設定する手段と、から成ることを特徴とする速度センサレス制御を用いた電気車制御装置。
【請求項12】 直流を任意の周波数の交流に変換する可変電圧可変周波数インバータ(VVVFインバータ)と、当該VVVFインバータの直流側に接続されたフィルタコンデンサと、前記VVVFインバータの交流側に接続されて駆動される誘導電動機とから主回路を構成し、電流指令値を演算する電流指令演算手段と、前記電流指令値に一致する電流が得られるように出力電圧の指令値を演算する出力電圧指令演算手段と、出力周波数指令を演算する出力周波数指令演算手段と、前記出力電圧指令演算手段からの出力と前記出力周波数指令演算手段からの出力とを入力とし、前記VVVFインバータの出力電圧が一致するようにVVVFインバータのゲート制御を行なうゲート制御手段とを備えて構成される速度センサレス制御を用いた電気車制御装置において、前記出力周波数指令演算手段として、前記誘導電動機が惰行状態から再起動を行なう場合に、第1の所定値から第2の所定値に出力周波数指令を漸増あるいは漸減させる手段を備え、前記誘導電動機に流れる電流を検出する電流検出手段と、前記電流検出手段からの出力である電流検出値と、前記電流指令演算手段からの出力である電流指令値と、前記出力電圧指令演算手段からの出力である出力電圧指令値の少なくとも一つに基づいて、前記誘導電動機のロータ回転周波数を推定するロータ回転周波数検知手段と、を備え、前記ロータ回転周波数検知手段としては、前記電流検出手段により検出された電流値を入力とし、電流の大きさを演算する電流ベクトル長演算手段と、前記出力電圧指令演算手段からの出力である出力電圧指令の大きさと、前記電流ベクトル長演算手段からの出力とに基づいて、前記誘導電動機のインピーダンスを推定するインピーダンス推定手段と、前記出力周波数指令値に基づいてインピーダンス基準を演算するインピーダンス基準演算手段と、前記インピーダンス推定手段からの出力である誘導電動機のインピーダンス推定値と前記インピーダンス基準演算手段からの出力であるインピーダンス基準とを入力とし、前記インピーダンス推定値がインピーダンス基準を超過した時の出力周波数指令値をロータ回転周波数推定値として設定するロータ回転周波数推定値設定手段と、から成ることを特徴とする速度センサレス制御を用いた電気車制御装置。
【請求項13】 直流を任意の周波数の交流に変換する可変電圧可変周波数インバータ(VVVFインバータ)と、当該VVVFインバータの直流側に接続されたフィルタコンデンサと、前記VVVFインバータの交流側に接続されて駆動される誘導電動機とから主回路を構成し、電流指令値を演算する電流指令演算手段と、前記電流指令値に一致する電流が得られるように出力電圧の指令値を演算する出力電圧指令演算手段と、出力周波数指令を演算する出力周波数指令演算手段と、前記出力電圧指令演算手段からの出力と前記出力周波数指令演算手段からの出力とを入力とし、前記VVVFインバータの出力電圧が一致するようにVVVFインバータのゲート制御を行なうゲート制御手段とを備えて構成される速度センサレス制御を用いた電気車制御装置において、前記出力周波数指令演算手段として、前記誘導電動機が惰行状態から再起動を行なう場合に、第1の所定値から第2の所定値に出力周波数指令を漸増あるいは漸減させる手段を備え、前記誘導電動機に流れる電流を検出する電流検出手段と、前記電流検出手段からの出力である電流検出値と、前記電流指令演算手段からの出力である電流指令値と、前記出力電圧指令演算手段からの出力である出力電圧指令値の少なくとも一つに基づいて、前記誘導電動機のロータ回転周波数を推定するロータ回転周波数検知手段と、を備え、前記電流検出手段により検出された電流値を入力とし、前記電流指令値の座標系へ座標系変換を行なう座標系変換手段と、前記座標系変換された電流値と電流指令値との偏差を演算する減算手段と、前記減算手段により演算された電流偏差が零となるように、前記出力電圧指令演算手段への出力を補正する量を演算する電流制御手段と、前記電流制御手段により演算された出力電圧指令への補正量と、前記出力電圧指令手段からの出力とを加算する加算手段とを付加し、前記ロータ回転周波数検知手段としては、前記出力電圧指令演算手段からの出力である出力電圧指令の大きさを演算する手段と、前記出力周波数指令演算手段からの出力である出力周波数指令値により、前記出力電圧指令値の大きさを除算する除算手段と、前記除算手段からの出力を入力とし、絶対値を演算する絶対値演算手段と、前記絶対値演算手段からの出力が所定値よりも増加した時の出力周波数指令の値をロータ回転周波数推定値として設定するロータ回転周波数推定値設定手段と、から成ることを特徴とする速度センサレス制御を用いた電気車制御装置。
【請求項14】 直流を任意の周波数の交流に変換する可変電圧可変周波数インバータ(VVVFインバータ)と、当該VVVFインバータの直流側に接続されたフィルタコンデンサと、前記VVVFインバータの交流側に接続されて駆動される誘導電動機とから主回路を構成し、電流指令値を演算する電流指令演算手段と、前記電流指令値に一致する電流が得られるように出力電圧の指令値を演算する出力電圧指令演算手段と、出力周波数指令を演算する出力周波数指令演算手段と、前記出力電圧指令演算手段からの出力と前記出力周波数指令演算手段からの出力とを入力とし、前記VVVFインバータの出力電圧が一致するようにVVVFインバータのゲート制御を行なうゲート制御手段とを備えて構成される速度センサレス制御を用いた電気車制御装置において、前記出力周波数指令演算手段として、前記誘導電動機が惰行状態から再起動を行なう場合に、第1の所定値から第2の所定値に出力周波数指令を漸増あるいは漸減させる手段を備え、前記誘導電動機に流れる電流を検出する電流検出手段と、前記電流検出手段からの出力である電流検出値と、前記電流指令演算手段からの出力である電流指令値と、前記出力電圧指令演算手段からの出力である出力電圧指令値の少なくとも一つに基づいて、前記誘導電動機のロータ回転周波数を推定するロータ回転周波数検知手段と、を備え、前記ロータ回転周波数検知手段としては、前記誘導電動機の出力電力を演算する出力電力演算手段と、前記出力電力演算手段からの出力である誘導電動機の出力電力演算値が、所定値よりも増加あるいは低下した時点での出力周波数指令の値をロータ回転周波数推定値として設定するロータ回転周波数推定値設定手段と、から成ることを特徴とする速度センサレス制御を用いた電気者制御装置。
【請求項15】 直流を任意の周波数の交流に変換する可変電圧可変周波数インバータ(VVVFインバータ)と、当該VVVFインバータの直流側に接続されたフィルタコンデンサと、前記VVVFインバータの交流側に接続されて駆動される誘導電動機とから主回路を構成し、電流指令値を演算する電流指令演算手段と、前記電流指令値に一致する電流が得られるように出力電圧の指令値を演算する出力電圧指令演算手段と、出力周波数指令を演算する出力周波数指令演算手段と、前記出力電圧指令演算手段からの出力と前記出力周波数指令演算手段からの出力とを入力とし、前記VVVFインバータの出力電圧が一致するようにVVVFインバータのゲート制御を行なうゲート制御手段とを備えて構成される速度センサレス制御を用いた電気車制御装置において、前記出力周波数指令演算手段として、前記誘導電動機が惰行状態から再起動を行なう場合に、第1の所定値から第2の所定値に出力周波数指令を漸増あるいは漸減させる手段を備え、前記誘導電動機に流れる電流を検出する電流検出手段と、前記電流検出手段からの出力である電流検出値と、前記電流指令演算手段からの出力である電流指令値と、前記出力電圧指令演算手段からの出力である出力電圧指令値の少なくとも一つに基づいて、前記誘導電動機のロータ回転周波数を推定するロータ回転周波数検知手段と、を備え、前記ロータ回転周波数検知手段としては、前記電流検出手段により検出された電流値を、前記電流指令演算手段からの出力である電流指令値に一致した成分と電流指令値に直交した成分とに変換する座標系変換手段と、前記座標系変換手段からの出力である電流指令値に一致した電流成分を入力とし、当該電流成分が所定の検知レベル値よりも減少した時の出力周波数指令の値をロータ回転周波数推定値として設定するロータ回転周波数推定値設定手段と、から成ることを特徴とする速度センサレス制御を用いた電気車制御装置。
【請求項16】 直流を任意の周波数の交流に変換する可変電圧可変周波数インバータ(VVVFインバータ)と、当該VVVFインバータの直流側に接続されたフィルタコンデンサと、前記VVVFインバータの交流側に接続されて駆動される誘導電動機とから主回路を構成し、電流指令値を演算する電流指令演算手段と、前記電流指令値に一致する電流が得られるように出力電圧の指令値を演算する出力電圧指令演算手段と、出力周波数指令を演算する出力周波数指令演算手段と、前記出力電圧指令演算手段からの出力と前記出力周波数指令演算手段からの出力とを入力とし、前記VVVFインバータの出力電圧が一致するようにVVVFインバータのゲート制御を行なうゲート制御手段とを備えて構成される速度センサレス制御を用いた電気車制御装置において、前記出力周波数指令演算手段として、前記誘導電動機が惰行状態から再起動を行なう場合に、第1の所定値から第2の所定値に出力周波数指令を漸増あるいは漸減させる手段を備え、前記誘導電動機に流れる電流を検出する電流検出手段と、前記電流検出手段からの出力である電流検出値と、前記電流指令演算手段からの出力である電流指令値と、前記出力電圧指令演算手段からの出力である出力電圧指令値の少なくとも一つに基づいて、前記誘導電動機のロータ回転周波数を推定するロータ回転周波数検知手段と、を備え、前記ロータ回転周波数検知手段としては、前記電流検出手段により検出された電流値を、前記電流指令演算手段からの出力である電流指令値に一致した成分と電流指令値に直交した成分とに変換する座標系変換手段と、前記座標系変換手段からの出力である電流指令値に直交した電流成分を入力とし、当該電流成分が所定の検知レベル値よりも減少あるいは増加した時の出力周波数指令の値をロータ回転周波数推定値として設定するロータ回転周波数推定値設定手段と、から成ることを特徴とする速度センサレス制御を用いた電気車制御装置。
産業区分
  • 鉄道
  • 発電、電動
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 権利存続中
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