TOP > 国内特許検索 > 鉄道車両における車輪の踏面清掃装置

鉄道車両における車輪の踏面清掃装置

国内特許コード P07A012055
整理番号 /NO33030
掲載日 2007年12月7日
出願番号 特願平11-370400
公開番号 特開2001-180487
登録番号 特許第4130286号
出願日 平成11年12月27日(1999.12.27)
公開日 平成13年7月3日(2001.7.3)
登録日 平成20年5月30日(2008.5.30)
発明者
  • 鈴木 努
  • 内田 清五
  • 中野 敏
出願人
  • KYB株式会社
  • 公益財団法人鉄道総合技術研究所
発明の名称 鉄道車両における車輪の踏面清掃装置
発明の概要 【課題】 車輪速度に応じて、研摩子を切り換えることにより、すべての速度域で効果的な清掃を得ることができる車輪の踏面清掃装置を提供する。
【解決手段】 シリンダ1内に第1のトルク受ロッド2と第2のトルク受ロッド3が移動自在に挿入され、第1のトルク受ロッド2の外端及び第2のトルク受ロッド3の外端にはそれぞれ特性の異なる研摩子が研摩子受け5,7を介して着脱自在に結合され、上記第1のトルク受ロッド2と第2のトルク受ロッド3の一側には切換弁8を介してエアー圧源が選択的に接続されると共に他側にはそれぞれロッド復帰用のスプリング9,10が設けられていることを特徴とする。
従来技術、競合技術の概要


一般に、軌道上を走行する鉄道車両は走行中に車輪の踏面に錆,ゴミ,砂利等が付着し、これらのゴミ等が踏面と軌道間に介在することによって軌道を損傷して、異音を発生する等の問題点があった。



又、車輪の踏面にゴミ等が付着することにより、軌道間との摩擦係数が変動して、ブレーキ動作にも悪影響を及ぼす場合、たとえば、ブレーキ制動距離が延びてしまう等もある。



このような問題点に対しては、従来から、踏面清掃装置が使用されるとしており、踏面に付着したゴミ等を取り除くことに関しては、ある程度の効果を発揮していた。



この踏面清掃装置としては、例えば、図6,図7に示すものある。



この踏面清掃装置は、シリンダ40と、シリンダ40内に移動自在に挿入したトルク受ロッド41と、トルク受ロッド41の外端に設けた研摩子受け42と、研摩子受け42の端部に着脱自在に取付けた研摩子43と、研摩子受け42の下端がボルトBを介して回転自在に枢着されるときに上端を台車側に結合した吊りアーム44とを有している。



更にトルク受ロッド41の外周にはトルク受ロッド41の復帰用スプリング48を設けている。



上記の踏面清掃装置によれば、トルク受ロッド41の内端側にエアー圧を供給するとトルク受ロッド41と研摩子受け42と研摩子43が図6において左方向に伸長し、研摩子43の弯曲面43aが走行中の車輪の踏面に摺接し、当該踏面の外面に付着しているゴミ.砂利等を取り除く。



エアー圧の供給を停止するとトルク受ロッド41は復帰スプリング48のばね力で元の位置に戻り、研摩子43も車輪の踏面から離れる。



研摩子43が車輪の踏面に当接している時、フリクションにより、又は踏面に付着したゴミ等の大きさに応じて研摩子43には車輪の接線方向の力を受け、この時研摩子43はボルトBを中心にして揺動すると共に接線方向の力がトルク受ロッド41に作用しないように吊りアーム44で担持する。

産業上の利用分野


本発明は、鉄道車両における車輪の踏面清掃装置に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
鉄道車両の車輪に対向して配置した研摩子を走行中の上記車輪の踏面に摺接して当該踏面を清掃する鉄道車両における踏面清掃装置において、シリンダ内に筒状の第1のトルク受ロッドを移動自在に挿入し、第1のトルク受けロッド内に筒状の第2のトルク受ロッドが移動自在に挿入され、第1のトルク受ロッドの外端第2のトルク受ロッドの外端にはそれぞれ研摩特性の異なる研摩子が研摩子受けを介して着脱自在に結合され、上記第1のトルク受ロッドと第2のトルク受ロッドはそれぞれ上記シリンダ内に設けた復帰用のスプリングで上記研摩子を上記車輪の踏面から離す方向に常時附勢されると共に当該第1のトルク受けロッドと第2のトルク受けロッドの上記研摩子と反対側の一側には切換弁を介し上記復帰用のスプリグに対向してエアー圧源が選択的に接続されることを特徴とする鉄道車両における車輪の踏面清掃装置。

【請求項2】
シリンダがそれぞれキャップを備えたアウターシリンダとインナーシリンダとで構成され、アウターシリンダとインナーシリンダとの間に第1のピストンを介して第1の中空なトルク受ロッドが移動自在に挿入され、インナーシリンダ内に第2のピストンを介して第2の中空なトルク受ロッドが移動自在に挿入され、キャップにはそれぞれ第1,第2のピストンにエアー圧を供給するポートを設け、第1のピストンとインナーシリンダの外周との間に第1のトルク受ロッド復帰用のスプリングを介在させ、更にキャップに第2のトルク受ロッド内に侵入する支持桿を取付け、第2のピストンの内周に設けたシートと支持桿の端部に設けたシートとの間に第2のトルク受ロッド復帰用のスプリングを介在させている請求項1の鉄道車両における車両における車輪の踏面清掃装置。

【請求項3】
鉄道車両の車輪に対向して配置した研摩子を走行中の上記車輪の踏面に摺接して当該踏面を清掃する鉄道車両における踏面清掃装置において、ハウジングとハウジングの一端中央に連設したシリンダとを備え、ハウジング内には相対向する一対の第1のトルク受ロッドと第2のトルク受ロッドを移動自在に挿入し、第1のトルク受ロッドの外端第2のトルク受ロッドの外端にはそれぞれ研摩特性の異なる研摩子が研摩子受けを介して着脱自在に結合され、上記第1のトルク受ロッドと第2のトルク受ロッドはそれぞれ上記ハウジング内に設けた復帰用のスプリングで上記研摩子を上記車輪の踏面から離す方向に常時附勢され、シリンダはアウターシリンダとインナーシリンダとからなり、アウターシリンダとインナーシリンダとの間には中空ロッドを軸方向及び回転方向移動自在に挿入し、当該中空ロッドの端部には上記第1のトルク受ロッドと第2のトルク受ロッドに選択的に当接する係止片を設け、上記係止片とハウジングとの間に係止片復帰用のスプリングを介在させ、更にインナーシリンダ内に上記係止片と対向するピストンロッドを移動自在に挿入し、ピストンロッドの背面には上記係止片復帰用のスプリングに対向してエアー源を接続していることを特徴とする鉄道車両における車輪の踏面清掃装置。

【請求項4】
第1,第2のトルク受ロッドを中空に形成し、ハウジングに第1,第2のトルク受ロッド内に侵入する支持桿を挿入し、各トルク受ロッドの内周に設けたシートと支持桿の端部に設けたシートとの間に各トルク受ロッド復帰用のスプリングを介在させている請求項3の鉄道車両における車輪の踏面清掃装置。

【請求項5】
アウターシリンダに円周方向に沿う長孔を形成し、中空ロッドには上記長孔に対向する軸方向の係止孔を設け、長孔から差し込んだピンを係止孔に嵌合させ、ピンを回転方向に移動して中空ロッドと係止片を回転駆動し、又中空ロッドはピンに案内されて軸方向に移動する請求項3又は4の鉄道車両における車輪の踏面清掃装置。

【請求項6】
鉄道車両の車輪に対向して配置した研摩子を走行中の上記車輪の踏面に摺接して当該踏面を清掃する鉄道車両における踏面清掃装置において、研摩特性の異なる研摩子をそれぞれ備えた二つの清掃装置がブラケットを介して並列に接続され、各清掃装置はシリンダと、シリンダ内に摺動自在に挿入したトルク受ロッドと、シリンダ内に設けられて上記研摩子を上記車輪の踏面から離す方向に常時トルク受ロッドを附勢する復帰用スプリングと、トルク受ロッドの外端に着脱自在に結合した研摩子受けと、研摩子受けに着脱自在に取り付けた研摩子と、トルク受ロッドの端部に上記復帰用スプリングに対向してエアー圧を供給する供給ポートとを備え、切換弁を介して、どちらか一方の供給ポートに選択的にエアを供給することによりいずれか一方の清掃装置における研摩子を選択的に作動させることを特徴とする鉄道車両における車輪の踏面清掃装置。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

※ 画像をクリックすると拡大します。

JP1999370400thum.jpg
出願権利状態 登録
ライセンスをご希望の方、特許の内容に興味を持たれた方は、下記「問合せ先」まで直接お問い合わせください。


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close