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整理ケース及び整理方法

国内特許コード P07P004617
整理番号 TOYAMA-P2006004
掲載日 2007年12月7日
出願番号 特願2006-076577
公開番号 特開2007-255896
登録番号 特許第4797169号
出願日 平成18年3月20日(2006.3.20)
公開日 平成19年10月4日(2007.10.4)
登録日 平成23年8月12日(2011.8.12)
発明者
  • 福岡 順也
出願人
  • 国立大学法人富山大学
発明の名称 整理ケース及び整理方法
発明の概要

【課題】生物組織が表面に露出する状態で固化剤中に埋められた多数の包埋ブロックと、包埋ブロックから切り出した組織片が載せてあるスライドガラス6との対応関係の把握に役立つ整理ケース及び整理方法を提供することである。
【解決手段】多数の包埋ブロック4を平面視して縦横に区画して収容する包埋ブロック収納部13と、スライドガラス6を収容するスライドガラス収納部14と、を備え、包埋ブロック4とスライドガラス6の配列を対応させる。また、包埋ブロック収納部とスライドガラス収納部は、包埋ブロック及びスライドガラスを上向きに収容する。スライドガラス収納部は、複数枚のファイルシート27を横に位置をずらして部分的に重なり合う状態でプレートに止める。
【選択図】 図1

従来技術、競合技術の概要


生物組織、例えば病理組織の検査は、患者の患部より切除した組織をホルマリン液等に漬けた後、図5に示すように、俗にカセットと呼ばれる孔あき台1の上に生物組織2を載せ、生物組織2が表面に露出する状態でパラフィン(固化剤:ろう)3で固めて直方体状包埋ブロック4とし、包埋ブロック4の上面を薄切りし、図4に示すように切り出した組織片5をスライドガラス6に載せ、色々な染色をしてカバーガラス7を被せ、染色された組織片5を顕微鏡で観察する手法が用いられている(非特許文献1)。

【非特許文献1】平澤浩、病理染色画像館、標本作成法、[online]、[平成18年3月3日検索]、インターネット<URL:http://info.fujita-hu.ac.jp/~hirasawa/>



上述した包埋ブロック及びスライドガラスは、次の機会に利用できるように、整理ケースに収納して保管しておく。そして、病理組織を再度、観察したい場合には、整理ケースからスライドガラスを取り出し、また、病理組織を所望の試薬等で検査したい場合には、整理ケースから包埋ブロックを取り出して薄切りし、試薬で染色等して使用する。



従来の整理ケースの大半は、引き出しの中が左右に複数列に仕切られており、包埋ブロックやスライドガラスを立てて多数個収容するものが知られている(非特許文献2)。包埋ブロックとスライドガラスは寸法が異なるので、各々の寸法に対応する間仕切りの付いた整理ケースに分けて収容し、各整理ケースに見出しを付け、見出しに包埋ブロック等に関連する情報を記載することが一般的に行われている。

【非特許文献2】株式会社ハギテック、はぎてんネット、実験室大型器具汎用実験器具、ブロビオカセット、[online]、[平成18年3月3日検索]、インターネット<URL:http://www.hagitec.co.jp/hagiten/048-02.htm>

産業上の利用分野


本発明は、主に生物組織が埋められた多数の包埋ブロックと、各包埋ブロックから切り出した組織片を載せたスライドガラスとを、収納する際に、これらの対応関係を把握するのに役立つ整理ケース、整理方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
生物組織(2)が表面に露出する状態で固化剤(3)中に埋められた多数の包埋ブロック(4)と、包埋ブロック(4)から切り出した組織片(5)が載せてあるスライドガラス(6)と、を収容する整理ケース(11)であって、
多数の包埋ブロック(4)を平面視して縦横に区画して収容する包埋ブロック収納部(13)と、スライドガラス(6)を収容するスライドガラス収納部(14)と、を備え、
包埋ブロック収納部(13)による包埋ブロック(4)の配列に、スライドガラス収納部(14)によるスライドガラス(6)の配列を対応させてあり、
包埋ブロック収納部(13)は、その縦横に区画された各領域(24)には包埋ブロック(4)を、その生物組織(2)が上向きとなる状態で収容するものであって、
スライドガラス収納部(14)は、柔軟性を有する複数枚のファイルシート(27)を横に位置をずらして部分的に重なり合う状態でプレート(25)に止めたものであって、
各ファイルシート(27)は、包埋ブロック(4)よりも幅広のスライドガラス(6)を収容する透明なポケット(32)を、包埋ブロック収納部(13)の縦一列分の配列に対応させて設け、ポケット(32)越しにスライドガラス(6)の組織片(5)を視認可能に設けてあることを特徴とする整理ケース。

【請求項2】
ケース本体(12)を上下二段に仕切り、下段に包埋ブロック収納部(13)とスライドガラス収納部(14)の一方を引き出しとして出し入れ可能に収容し、上段に包埋ブロック収納部(13)とスライドガラス収納部(14)の他方を収容し、ケース本体(12)の上蓋(15)を開閉可能に設けてあることを特徴とする請求項1記載の整理ケース。

【請求項3】
包埋ブロック(4)から局部的に抽出した柱状組織(9)を多数、縦横に配列して固化剤(3)中に埋めてグループ(G)を形成すると共に複数のグループ(G)を離して搭載してある高集積アレイブロック(10)に対し、グループ(G)に対応する包埋ブロック(4)及びスライドガラス(6)を収納する整理方法であって、
グループ(G)に対応する包埋ブロック(4)及びスライドガラス(6)を、請求項1又は2記載の整理ケース(11)を用いて収納し、整理ケース(11)内の包埋ブロック(4)及びスライドガラス(6)の配列を、グループ(G)内の柱状組織(9)の配列に対応させることを特徴とする整理方法。

【請求項4】
包埋ブロック(4)から局部的に抽出した柱状組織(9)を多数、縦横に配列して固化剤(3)中に埋めてグループ(G)を形成すると共に複数のグループ(G)を離して搭載してある高集積アレイブロック(10)に対し、グループ(G)に対応する包埋ブロック(4)及びスライドガラス(6)を収納する整理方法であって、
生物組織(2)が表面に露出する状態で固化剤(3)中に埋められた多数の包埋ブロック(4)と、包埋ブロック(4)から切り出した組織片(5)が載せてあるスライドガラス(6)と、を収容する整理ケース(11)であって、多数の包埋ブロック(4)を平面視して縦横に区画して収容する包埋ブロック収納部(13)と、スライドガラス(6)を収容するスライドガラス収納部(14)と、を備え、包埋ブロック収納部(13)による包埋ブロック(4)の配列に、スライドガラス収納部(14)によるスライドガラス(6)の配列を対応させてある整理ケース(11)を用いるものとし、
グループ(G)に対応する包埋ブロック(4)及びスライドガラス(6)を、整理ケース(11)を用いて収納し、整理ケース(11)内の包埋ブロック(4)及びスライドガラス(6)の配列を、グループ(G)内の柱状組織(9)の配列に対応させることを特徴とする整理方法。
産業区分
  • 試験、検査
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2006076577thum.jpg
出願権利状態 権利存続中
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