TOP > 国内特許検索 > 列車位置情報発生装置

列車位置情報発生装置

国内特許コード P07A012095
整理番号 /NO30457
掲載日 2007年12月14日
出願番号 特願平10-223756
公開番号 特開2000-038135
登録番号 特許第3676581号
出願日 平成10年7月24日(1998.7.24)
公開日 平成12年2月8日(2000.2.8)
登録日 平成17年5月13日(2005.5.13)
発明者
  • 佐々木 達也
  • 西堀 典幸
  • 平尾 裕司
出願人
  • (財)鉄道総合技術研究所
発明の名称 列車位置情報発生装置
従来技術、競合技術の概要 検知区間の線路上に列車が在線しているか否かを検知する在線検知は、分岐部分の線路や隣接する線路との間で列車が在線したときの接触事故の防止、分岐部分に列車が在線したときの転てつ器の鎖錠、列車の進入と方向の管理、或いは踏切制御等を行うために不可欠なものである。検知区間の線路上に列車が在線しているか否かを検知して、列車位置情報を発生する列車位置情報発生装置には、正確な在線検知と確実なフェールセーフが要求される。鉄道における一般的な在線検知方式は、電源、レール、軌道リレーで構成された軌道回路検出方式である。この軌道回路検出方式は、検知区間に進入してきた列車の車輪でレールが短絡されてリレーへの電源の供給が遮断され、従ってリレー動作が復旧して列車の在線を検知するものであるが、大容量の電源設備が必要であり電力消費量が多いこと、交流電化区間や直流電化区間により軌道回路電流の種別を設定する必要があること、更にはレールの腐食による短絡不良で車両の検知ができないことなどの問題がある。軌道回路を用いない在線検知方式としては、質問器と応答器を用いた通信方式の列車位置検出装置がある。特開平5-32166号公報には通信方式の列車位置検出装置の一例が開示されている。この列車位置検出装置は、線路を挟んだ地上の一方側に設けられた質問器と、前記質問器と対向する前記線路の他方側に設けられたチェック用応答器と、前記線路上を通過する列車の前記質問器側の側面に所定の間隔を保って設けられた複数の応答器群と、前記質問器から前記チェック用応答器へ送出された質問信号に基づくそのチェック用応答器からの応答信号の代わりに前記応答器群の各応答器との交信に基づいてその応答器群を搭載した列車の位置を検知するものであり、列車位置の精密な検出ができる装置である。また特開平6-166374号公報には前記列車位置検出装置を構成するのに適した質問器と応答器からなるトランスポンダであって、スペクトラム拡散通信を採用したものが開示されている。即ち、ここに開示されているトランスポンダにおいて、質問器は所定の周波数、例えば2.45GHzのマイクロ波の質問信号を応答器に向けて送出する。応答器は応答すべき情報(データ)を第1と第2のPN符号で変調した信号で質問信号を180°移相して応答信号を生成し、これを質問器へ送出する。質問器は受信した応答信号を、質問信号を各90°移相させた2つの信号を用いて復調し、第1と第2のPN符号を抽出する。そして抽出されたPN符号と予め用意されたPN符号との相関値から、応答器が応答したデータを再現する。上述した地上質問器と地上応答器とからなる列車検知器と、複数の車上応答器とで構成された従来の通信方式の列車位置検出装置、特にスペクトラム拡散通信方式の列車位置検出装置は軌道回路検出方式の列車位置検出装置が有するいくつもの問題を解決したものであるが、まだ問題がある。複数の列車検知器を接近して設置すると地上応答器が隣接する地上質問器に応答する可能性があるため、分岐部分における列車の在線検知や、列車の進入の方向管理が難しく踏切制御に適用できないという問題である。地上質問器、地上応答器の故障検出は送受信情報器に基づいて、また車上応答器の故障は他の車上応答器や地上応答器からの情報に基づいて、制御装置或いはその上位装置で情報処理して検知するので、単なる応答信号では、非常に高い安全性が要求される列車運行管理上からは安全性に未だ問題がある。
産業上の利用分野 本発明は、列車間の接触事故防止、転てつ器の鎖錠、列車の進入と方向の管理、或いは踏切制御等に用いられる列車位置情報を発生する列車位置情報発生装置に関し、特に質問器と応答器を用いた通信方式の列車位置情報発生装置に関する。
特許請求の範囲 【請求項1】軌道を走行する列車の一方の側面に接近して設けられた少なくとも一対の車上応答器、前記軌道を挟み前記車上応答器と対向する側に設けられた地上質問器と他方側に設けられた地上応答器とからなる列車検知器、及び前記地上質問器の送受信を制御すると共に前記地上質問器が受信した応答信号に基づいて列車位置情報を発生させる制御装置とから構成された通信方式の列車位置情報発生装置であって、前記地上質問器には予め割り当てられた第1質問器識別情報を含む質問信号と第2質問器識別情報を含む質問信号とを送信する手段及び応答器からの応答信号を受信する手段とを具備させ、且つ前記各応答器には質問信号を受信する手段、受信した質問信号を識別する手段及び識別した質問信号にそれぞれに予め割り当てられた応答器識別情報を付加して応答信号を生成する手段とを具備させたことを特徴とする列車位置情報発生装置。
【請求項2】軌道を走行する列車の一方の側面に接近して設けられた少なくとも一対の車上応答器、前記軌道を挟み前記車上応答器と対向する側に設けられた第1地上質問器と他方側に設けられた第1地上応答器とからなり検知区間の入口地点に設置された第1列車検知器、前記軌道を挟み前記車上応答器と対向する側に設けられた第2地上質問器と他方側に設けられた第2地上応答器とからなり前記検知区間の出口地点に設置された第2列車検知器、及び前記地上質問器の送受信を制御すると共に前記地上質問器が受信した応答信号に基づいて列車位置情報を発生させる制御装置とから構成された通信方式の列車位置情報発生装置であって、前記各地上質問器には予め割り当てられた第1質問器識別情報を含む質問信号と第2質問器識別情報を含む質問信号とを送信する手段及び応答器からの応答信号を受信する手段とを具備させ、且つ前記各応答器には質問信号を受信する手段、受信した質問信号を識別する手段及び識別した質問信号にそれぞれに予め割り当てられた応答器識別情報を付加して応答信号を生成する手段とを具備させたことを特徴とする列車位置情報発生装置。
【請求項3】軌道を走行する列車の一方の側面に接近して設けられた少なくとも一対の車上応答器、分岐点に設備される転てつ器のトングレールより外側の位置に軌道を挟み前記車上応答器と対向する側に設けられた第1地上質問器と他方側に設けられた第1地上応答器とからなる第1列車検知器、車両接触限界の外側の位置で上り側分岐軌道を挟み前記車上応答器と対向する側に設けられた第2地上質問器と他方側に設けられた第2地上応答器とからなる第2列車検知器、分岐点の近くの車両接触限界の外側で下り側分岐軌道を挟み前記車上応答器と対向する側に設けられた第3地上質問器と他方側に設けられた第3地上応答器とからなる第3列車検知器、及び前記地上質問器の送受信を制御すると共に前記地上質問器が受信した応答信号に基づいて列車位置情報を発生させる制御装置とから構成された通信方式の列車位置情報発生装置であって、前記各地上質問器には予め割り当てられた第1質問器識別情報を含む質問信号と第2質問器識別情報を含む質問信号とを送信する手段及び応答器からの応答信号を受信する手段とを具備させ、且つ前記各応答器には質問信号を受信する手段、受信した質問信号を識別する手段及び識別した質問信号にそれぞれに予め割り当てられた応答器識別情報を付加して応答信号を生成する手段とを具備させたことを特徴とする列車位置情報発生装置。
【請求項4】前記車上応答器は、軌道を走行する列車の一方の側面の先頭側と後尾側にそれぞれ接近して設けられた各一対の車上応答器であることを特徴とする請求項1、請求項2若しくは請求項3の列車位置情報発生装置。
産業区分
  • その他通信
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 権利存続中
ライセンスをご希望の方、特許の内容に興味を持たれた方は、下記「問合せ先」まで直接お問い合わせください。


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close