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鉄道軌道用急硬性注入材とその製造方法

国内特許コード P07A012116
整理番号 /NO32921
掲載日 2007年12月14日
出願番号 特願平10-292111
公開番号 特開2000-119056
登録番号 特許第4606526号
出願日 平成10年10月14日(1998.10.14)
公開日 平成12年4月25日(2000.4.25)
登録日 平成22年10月15日(2010.10.15)
発明者
  • 鳥取 誠一
  • 佐伯 俊之
  • 桜井 秀昭
  • 小林 克己
  • 渡沼 毅好
  • 佐藤 勝俊
  • 山本 孝洋
  • 中垣 克彦
  • 宮沢 和裕
出願人
  • 公益財団法人鉄道総合技術研究所
  • 太平洋マテリアル株式会社
  • ニチレキ株式会社
発明の名称 鉄道軌道用急硬性注入材とその製造方法
発明の概要 【課題】 浸透性並びに初期強度の発現に優れた鉄道軌道用急硬性注入材とその製造方法を提供することを課題とする。
【解決手段】 セメント100重量部に対し、急硬性セメント混和材40~120重量部、膨張材5~25重量部、アスファルト乳剤120~300重量部、フィラー150~250重量部、及び、添加水100~300重量部を含む鉄道軌道用急硬性注入材、並びに、所定量のセメント、急硬性セメント混和材、膨張材、アスファルト乳剤、フィラー、及び、添加水と、必要に応じて、所定量の保水剤、減水剤、発泡剤、凝結調整剤を混合する工程を含む鉄道軌道用急硬性注入材の製造方法を提供することによって上記課題を解決する。
従来技術、競合技術の概要
これまで、バラスト軌道やスラブ軌道等の鉄道軌道用の注入材としては、セメントアスファルトグラウトが使用されてきた。セメントアスファルトグラウトは、セメントとアスファルト乳剤を主成分とする混合物であって、セメントによってもたらされる硬さとアスファルトによってもたらされる弾性との両方の性質を兼ね備え、例えば、スラブ軌道における軌道スラブとコンクリート路盤との間に注入されて粘弾性を備えたてん充層を形成し、列車走行時の荷重、衝撃、振動等を有効に吸収する。
【0003】
しかしながら、そのようにして構築されたスラブ軌道も、経年変化と共に、てん充層を構成するセメントアスファルトグラウトの硬化物の体積変化などが原因で、軌道スラブとてん充層との間に空隙を生じたり、てん充層自体にひび割れが発生したりして新たな注入・補修を必要とするようになる。ところが、これらの軌道スラブとてん充層間に発生する空隙やてん充層自体のひび割れは、一般に、その間隙幅が1~3mm程度と極めて狭く、従来のセメントアスファルトグラウトでは、浸透性に劣り、自然流下方式でこのような極少幅の間隙に良好な注入・補修を行うのは困難であった。
【0004】
また、補修作業は、一般に、列車などの運行ダイヤを変更せずに維持したまま行う必要があり、最終列車から始発列車までの間の極めて限られた短時間内に完了して、補修された軌道を列車の通行に供しなければならず、使用される注入材には短時間で所定の初期強度を発現することが要求されるが、従来のセメントアスファルトグラウトでは、初期強度の発現に時間を要し、補修用注入材として使用するのには問題があった。
産業上の利用分野
本発明は、バラスト軌道やスラブ軌道等の鉄道軌道用急硬性注入材とその製造方法に関し、更に詳しくは、道床バラストの空隙部に充填して道床バラストを安定化したり、軌道スラブとてん充層との間に発生する微細な空隙やてん充層内に発生するひび割れ等の微細な空隙に充填して軌道を補修・安定化するのに使用される、浸透性と初期強度の発現性に優れた鉄道軌道用急硬性注入材とその製造方法に関するものである。
特許請求の範囲 【請求項1】 セメント100重量部に対し、急硬性セメント混和材40~120重量部、膨張材5~25重量部、アスファルト乳剤120~300重量部、フィラー150~250重量部、及び、添加水100~300重量部を含み、フィラーの粉末度が比表面積で4000~15000cm/gであり、急硬性セメント混和材が、アルミン酸塩と無水石膏とを、重量比で、(2.1~4.1):1の割合で含むものである、鉄道軌道用急硬性注入材。
【請求項2】 膨張材が、Ca0を主成分とする石灰系膨張材である請求項記載の鉄道軌道用急硬性注入材。
【請求項3】 アスファルト乳剤がノニオン系アスファルト乳剤である請求項1又は2記載の鉄道軌道用急硬性注入材。
【請求項4】 アスファルト乳剤が、5~25重量%のスチレンブタジエン共重合体エマルジョンを含む請求項記載の鉄道軌道用急硬性注入材。
【請求項5】 更に、保水剤、減水剤、発泡剤、又は、凝結調整剤から選ばれるいずれか1又は2以上を含む請求項1、2、3又は4記載の鉄道軌道用急硬性注入材。
【請求項6】 発泡剤がアルミニウム粉末である請求項記載の鉄道軌道用急硬性注入材。
【請求項7】 所定量のセメント、急硬性セメント混和材、膨張材、アスファルト乳剤、フィラー、及び添加水を混合する工程を含む請求項1、2、3又は4記載の鉄道軌道用急硬性注入材の製造方法。
【請求項8】 セメント、急硬性セメント混和材、膨張材、及びフィラーを、予め混合しておく請求項記載の鉄道軌道用急硬性注入材の製造方法。
産業区分
  • 窯業
  • 高分子化合物
  • 鉄道
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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出願権利状態 権利存続中
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