TOP > 国内特許検索 > 車体傾斜装置及び車体傾斜方法

車体傾斜装置及び車体傾斜方法

国内特許コード P07A012299
整理番号 /NO32831
掲載日 2007年12月21日
出願番号 特願平09-205514
公開番号 特開平11-034868
登録番号 特許第3534152号
出願日 平成9年7月16日(1997.7.16)
公開日 平成11年2月9日(1999.2.9)
登録日 平成16年3月19日(2004.3.19)
発明者
  • 岡本 勲
  • 大塚 泰衛
  • 加藤 明俊
出願人
  • 公益財団法人鉄道総合技術研究所
  • 新潟トランシス株式会社
発明の名称 車体傾斜装置及び車体傾斜方法
従来技術、競合技術の概要 鉄道の軌道のカーブを車両が走行する際に、車体(中の旅客含む)にかかる遠心力と重力の合力が車体床面に垂直に働くようにして乗客が遠心力を感じない方向に車体を傾斜させる振子台車が、JRなどの高速鉄道車両用として多用されるようになっている。このような振子台車では、急カーブの軌道を高速走行する際の旅客の乗り心地を改善でき、かつ車両のスピードアップができる。上述の振子台車では、台車枠と車体の間に、振子はりと、この振子はりを左右(軌道幅方向)に揺動する機構(例えば、コロ装置やベアリングガイド、リンク装置)を設け、この振子はりをサーボシリンダーで、軌道の傾斜や車両の速度に応じた任意の角だけ傾ける。しかし、この振子台車は、車体傾斜機構が複雑になり、最適の車体傾斜角に制御するためのサーボアクチュエータや制御システムも必要である。そのため、車両製作コストが大幅に高くなる。一方、特開昭64-47672号には、台車と車体間に介在する左右一対の空気バネ(マクラバネ)内のエア量を左右で移動させて空気バネの高さを変えることにより、車体を意図的に曲線内側に傾斜させる車体傾斜装置が開示されている。なお、同号の発明の名称は「高速車両用空気ばね台車の車体傾斜防止装置」となっているが、車体を意図的に曲線内側に傾斜させるものであることに変りはない。同号の車体傾斜装置は、エア移動の手段としてルーツ型の空気ポンプを用い、曲線の位置情報と曲率半径及び車両の速度に応じてポンプの回転方向と回転数を制御して車体の傾斜角を制御している。同号の車体傾斜装置は、上述の振子台車の振子はりのような大型の機械構造物はないが、依然としてエアサーボポンプとその制御系が高価なものとなる。特開平7-81558号には、左右の空気バネのいずれか一方に給気していずれかの空気バネの高さを高くすることにより車体を傾斜させる車体傾斜装置が開示されている。同号の車体傾斜装置は複雑な機械的機構は有してはいないが、曲線の位置情報と車両速度から超過遠心加速度を算出して、それを打ち消すための給気量を算出する高度な空圧制御系を有している。また、給気したエア(空圧)は、車体の傾斜を戻す時に排気せざるを得ないので、曲線ごとに相当量のエアを消費することとなりエネルギーロスが生じる。
産業上の利用分野 本発明は、鉄道軌道の曲線区間において車体を曲線の内側に傾斜させる車体傾斜装置及び車体傾斜方法に関する。特には、装置構成を簡略化させ低コストで乗り心地の向上に効果のある車体傾斜を実現できる車体傾斜装置及び車体傾斜方法に関する。
特許請求の範囲 【請求項1】 台車上に左右一対の空気バネを介して車体を支持した鉄道車両用の車体傾斜装置であって;左右の空気バネ間で一定容積のエアを移動させる容積移動シリンダーを有し、一定以上の車速で車両が曲線区間に入る際に、該容積移動シリンダーを作動させることにより、左右の空気バネ間で一定容積のエアを移動させて車体を曲線内側に傾斜させ、次に曲線区間から出る際に、該一定容積のエアを元に戻し、移動させる空気の容積は常に一定とし、この一定の容積は、その車両が走行する区間の代表的な車両速度と軌道曲率半径に応じて、車両設計時あるいは調整時に決定されていることを特徴とする車体傾斜装置。
【請求項2】 車速が所定値を越えており、かつ台車の車体に対する回動角が所定値以上となった場合に上記容積移動シリンダーを作動させる請求項1記載の車体傾斜装置。
【請求項3】 台車上に左右一対の空気バネを介して車体を支持した鉄道車両の車体傾斜方法であって;一定以上の車速で車両が曲線区間に入る際に、左右の空気バネ間で一定容積のエアを移動させて車体を曲線内側に傾斜させ、次に曲線区間から出る際に、該一定容積のエアを元に戻し、移動させる空気の容積は常に一定とし、この一定の容積は、その車両が走行する区間の代表的な車両速度と軌道曲率半径に応じて、車両設計時あるいは調整時に決定することを特徴とする車体傾斜方法。
産業区分
  • 鉄道
国際特許分類(IPC)
出願権利状態 権利存続中
ライセンスをご希望の方、特許の内容に興味を持たれた方は、下記「問合せ先」まで直接お問い合わせください。


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close